※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。
auじぶん銀行は今月も非常に魅力的な低金利で住宅ローンを提供しています。また、auじぶん銀行の住宅ローンの魅力は金利だけでなく、充実した疾病保障です。疾病保障の内容についても事前にこちらのページなどで確認しておくようにしてください。
※審査の結果、保証会社を利用することになる場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払いが必要になる保証料はありません。
auじぶん銀行の住宅ローンは、金利の低さだけが魅力な住宅ローンではありません。一部繰り上げ返済手数料も無料ですし、住宅ローンの返済資金をメインバンク口座から自動的に移すサービスもあります。auじぶん銀行ならではの、au通信サービスとの連携サービスなど、多くの魅力的な特徴やメリットがあります。
それらのメリットの中でも、特に注目して欲しいのが疾病保障付きの団体信用生命保険(団信)の豊富な商品ラインナップです。近年、ネット銀行を中心に住宅ローンの疾病保障サービスの改善が目立っていますが、その流れを作った銀行の1つがauじぶん銀行で、商品性の改善を重ね今でもその魅力を維持しています。
まず、注目したいのはがんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になる疾病保障が無料でついている点です。
さらに充実した疾病保障を利用したいと考える人は、さらに保障内容が手厚くなっている疾病保障サービスを利用することもできます。他にもワイド団信も提供していますし、自分の環境や考え方に合った団信や疾病保障を選ぶことができるようになっています。
マイホームは人生最大の買い物と言われます。大富豪でないかぎりマイホームを買うために住宅ローンを利用します。カードローンやクレジットカードのキャッシングと比べると”借金”という感覚が低くなりがちな住宅ローンですが、住宅ローンは間違いなく借金です。しかも、何十年も返済を続けていく必要がある多額の”借金”です。病気やケガになっても返済義務は残ります。
今でも医療は発展していますし、日本は世界の中でも長寿・高齢化が進んでいる国の1つです。一方で、どんなに医療が発展しても病気やケガがなくなるわけではありませんし、大きな病気になったら収入も減ってしまうことが大半です。
医療の発展で、命が助かる可能性が高まってきた結果、将来の病気やケガに備えられる団信や疾病保障に加入して、病気や事故・ケガに備えておくことが大切な時代になってきているという点が今の住宅ローン選びの1つのポイントです。
その為、ネット銀行を中心に多くの銀行が住宅ローンの疾病保障サービスを強化していて、それらのサービス内容の比較が大切になってきています。
この特集記事では、auじぶん銀行の住宅ローンの団信について、加入条件(審査)、保険料、生命保険との比較などさまざまな角度から解説しています。auじぶん銀行の住宅ローンを検討中でセットする疾病保障を迷っている人は、この記事を参考にしていただければと思います。
なお、この記事ではauじぶん銀行の住宅ローンの特徴や最新の金利・キャンペーン情報は紹介していませんので、ぜひ、最新のキャンペーン情報や最新金利についてはこちらから事前に確認しておくようにしてください。
目次
団体信用生命保険(団信)とは?
団信の正式名称は「団体信用生命保険」で、いわゆる生命保険の1種です。団信という名前は住宅ローンを利用する人だけが利用する専用の生命保険で、”その銀行の住宅ローン利用者の人たち”を1つの団体として保険会社に申し込む仕組みであることから団体信用生命保険と呼ばれるようになりました。それを略した言葉が団信です。
一般的な生命保険の場合、加入時に「保険金3,000万円」のように保険金を決定しますが、住宅ローンの団信の保険金は住宅ローンの残高で決まります。住宅ローンは毎月返済していくことになるので、実態としては受け取れる保険金の金額が減っていくことになります。
なお、保険金が支払われる条件は、原則として一般的な生命保険と変わりません。住宅ローン契約者が住宅ローン返済期間中に死亡したり、高度障害状態になった場合に、生命保険会社から金融機関に対して住宅ローンの残高分の保険金が支払われるような仕組みになっています。
住宅ローンを利用しようと思った場合、一般的には団信への加入は原則として必須とされています。(フラット35を除く)
(引用)りそな銀行公式ホームページ
団信の加入条件・審査について
団信の加入審査は、住宅ローンを申し込んだあとに、団信の加入申し込み書兼告知書を引受保険会社に提出することで開始されます。
団信の加入審査はそれほど複雑ではありません。純粋に告知書に記載されている内容が保険会社の定める基準をクリアしているか、という判断が行われます。
なお、保険会社の加入審査の基準は公表されているわけではありません。保険会社も加入審査に落としたその理由を明確に教えてくれません。団信の審査に落ちてしまうと住宅ローンを借りられないので大変ですが、書面でしか審査されませんので、告知することが無ければ、基本的にはすんなり審査に通ります。
なお、告知書には
- 過去3ヶ月以内の治療
- 過去3年以内に手術を受けたことがあるか
- 過去3年以内に継続で2週間以上の治療を受けたか
などを記入して提出することになります。上記に該当することが何もなければ団信に加入することは可能でしょう。
住宅ローン(銀行)によって、団信を提供している保険会社は違っていますが、auじぶん銀行の場合、ライフネット生命を引き受け保険会社に採用しています。ライフネット生命はKDDIと資本業務提携を行っている大手ネット生命保険です。
auじぶん銀行(ライフネット生命)の団信について詳しくはこちら
auじぶん銀行の取り扱う団信・疾病保障について
auじぶん銀行では多くの団信・疾病保障を取り扱っています。まず、それぞれの団信・疾病保障の保障内容、特徴、保険料などについて解説します。
団信・疾病保障の種類 | 保障内容 | 保険料(完済までの総計) | 注意点 |
一般団信 | 死亡と高度障害 | 無料 | |
ワイド団信 | 死亡と高度障害 | 年0.3% | うつ病、糖尿病、肝炎などの持病があっても加入できる場合がある |
がん50%保障団信(+4疾病保障、全疾病長期入院保障)※ | がんと診断されたときに住宅ローン残高が半分に減免される(一般団信と同様に死亡と高度障害も保障) | 無料 | 過去にがんと診断されたときがある際には加入できない |
がん100%保障団信(+全疾病長期入院保障)※ | がんと診断されたときに住宅ローン残高がゼロになる(一般団信と同様に死亡と高度障害も保障) | 年0.05% | 過去にがんと診断されたときがある際には加入できない |
※満50歳までの方が加入可能。
※保険料は2024年11月現在
上記の通り、auじぶん銀行では一般団信を含めると5種類の団信(疾病保障)を取り扱っています。
通常、「一般団信」の保険料のみが銀行負担ですが、auじぶん銀行の場合は「がん50%保障」、「4疾病保障」、「全疾病長期入院保障」※も無料(保険料銀行負担)で加入することができます。
※満50歳までの方が加入可能。
これは言うまでもなく大きなメリットで、auじぶん銀行の住宅ローンが金利が低いだけではないと言われている理由です。
このがん50%保障団信とは、がんと診断されるだけで住宅ローン残高の半分に相当する保険金が支払われ、住宅ローン残高が半分になるもので、2019年3月から、この保障に180日以上の入院(精神疾患をのぞく)で住宅ローン残高がゼロになる全疾病保障も無料でついてくるようになっています。さらに2023年7月からは4疾病保障(心筋梗塞、脳梗塞、肝疾患、腎疾患)も追加されるようになっています。
※満50歳までの方が加入可能。
auじぶん銀行のがん保障付き団信でがん保険は不要?
がん保障付き団信付きの住宅ローンを組めたことでがん保険は不要になるの確認しましょう。
がん保険に加入している方の割合は?
まず、国内でどの程度の方ががん保険に加入しているのかを確認をしましょう。
一般社団法人 生命保険協会の「生命保険の動向」によると、2022年度の生命保険の契約件数は2,530万件となっています。国内の成人(20歳から64歳)の人口数7,412万から計算すると3人に1人しかがん保険に加入していない計算です。日本人の2人に1人ががんになるといわれている時代を考えると契約件数が少なく感じます。世帯主以外はがん保険に入っていない可能性もありそうです。
本題に戻ります。auじぶん銀行のがん保障付き団信付きの住宅ローンを利用することで、がんになった時に住宅ローン残高が半分もしくはゼロになりますが、収入が増えるわけではありません。実は、がんの治療を開始するとともに収入が減少するご家庭が大半で、東京都が調査した「がん患者の就労等に関する実態調査」によると56.8%の方が収入が減ったと回答しています。
住宅ローン残高が減ることで月々の支出が減ることになりますが、がんになると治療費などの支出が増えてしまう点にも注意が必要です。
がん保険の保障内容は?
がん保険の保障内容を確認してみましょう。がん保険大手のアフラックのホームページから保障内容を転載します。
がんと診断された際の給付金は50万円程度と多くはありません。保障の内容は治療費を補うことにあるのが分かります。この保障内容はアフラックだけではなく、がん保険全般に言えるもので、がんと診断された際の給付金は多くても200万円以下です。
このためauじぶん銀行のがん保障付き団信のようにがんと診断された時に実質的に数千万円単位の保険金が受け取れるものとは性質が全く違うものです。
このように目的が違うので、がん保障付き団信が付帯している住宅ローンを組んでいるからと言って、がん保険を不要と判断するのは必ずしも正しい判断ではないでしょう。ただし、過度に充実した保障のあるがん保険に加入する必要はなくなるので、保障額を抑えたがん保険に加入するぐらいがちょうど良いと思います。これはあくまでも筆者個人の意見ですので、違う意見を持つ人もいると思います。
auじぶん銀行のがん保障団信つきの住宅ローンを組むと同時にがん保険の見直しも行うことで、保険料を節約することは可能です。
たとえば、35歳の際の保険料は入院給付金が1日10,000円のタイプであれば4,084円、半額の5,000円のタイプであれば2,153円となります。auじぶん銀行のがん保障団信付きの住宅ローンを組むことで日額5,000円の保障でよいと判断できるようであれば、月間1,931円/年間23,172円の節約につながる可能性があります。
35歳でがん保険に入ると60歳までがん保険に加入できるため、25年間では約58万円の節約ができる可能性があります。(※もちろん、がん保障団信付きの住宅ローンがあっても日額10,000円の保障がないと安心できないという方もいると思いますが)
auじぶん銀行ではうつ病、糖尿病、肝機能障害などの持病がある人も加入できるワイド団信を取り扱い
auじぶん銀行のワイド団信の引き受け保険会社である、ライフネット生命です。
なお、ワイド団信の加入是非は病気の種類だけで決まるものではなく、症状まで考慮して加入審査されるので、ワイド団信の審査に通るのかは実際に審査申し込みをしないと分かりません。
ワイド団信で引き受け実績のある病気(他保険会社事例)
病気の種類 | 病名 |
代謝異常による病気 | 糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風など |
心臓・血圧の病気 | 狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)など |
脳の病気 | 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群など |
精神・神経の病気 | うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症など |
食道・胃・腸の病気 | 潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープなど |
肝臓・胆道・膵臓の病気 | 肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープなど |
腎臓と尿路の病気 | 腎炎・糸球体腎炎、IgA腎症、腎臓機能障害、腎臓結石、蛋白尿、ネフローゼ症候群など |
呼吸器(胸部)の病気 | 喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群など |
目・耳・鼻の病気 | 緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎など |
ホルモン・免疫異常による病気 | バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデスなど |
血液・造血器の病気・異常 | 貧血、赤血球・白血球の数値異常など |
妊娠・女性特有の病気 | 妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎など |
auじぶん銀行の住宅ローンは一般団信の審査に落ちると自動的にワイド団信で審査を行ってくれるため、何度も申し込む必要はありません。(※がん保障で申し込んでいた場合には一般団信で再審査の手続きが必要です)
auじぶん銀行の団信に落ちたときの対策
auじぶん銀行の住宅ローンは、がん50%保障、4疾病保障、全疾病長期入院保障※が付いているので、団信もそれを前提に審査申込している場合が多いと思います。
※満50歳までの方が加入可能。
がん50%保障や全疾病保障の審査に落ちた場合、求められる告知内容が異なるワイド団信の自動審査はしてくれませんので、がん団信などの疾病保障付きの団信の審査に落ちた場合、がん団信無しで改めて団信の審査を進めていくことになります。
※がん50%保障、4疾病保障、全疾病長期入院保障※を付帯させない、一般団信で再審査に申し込むと一般団信での審査はもちろん、一般団信の審査に落ちた場合にはワイド団信での審査を自動的に行ってくれます。
※満50歳までの方が加入可能。
auじぶん銀行の団信に落ちた際には、auじぶん銀行から手続きの案内がありますので、案内に沿ってて団信の審査手続きを進めていくようにしましょう。
万が一、”ワイド団信”にも加入できなかった場合は、ARUHIに相談してみることをおすすめします。ARUHIが扱うフラット35は団信に加入しなくても利用することができる住宅ローンです。