この特集記事では1億円以上借りることができる住宅ローンのうち、住宅ローンの金利や事務手数料や保証料が魅力的でおすすめの住宅ローンについて解説しています。特に、1億円以上の高額の住宅ローンの場合、少しの金利差が大きな返済額の違いにつながります。また、「事務手数料」や「保証料」のような住宅ローンの借り入れ時に必要な諸費用も数百万円単位の大きな金額になります。
1億円以上の住宅ローンの借り入れの時こそ、「安価な事務手数料」「保証料無料」「低い金利」にこだわって住宅ローンを選ぶことが大切です。
目次
1億円以上の借り入れに対応したおすすめ住宅ローン
最初に1億円以上借り入れできる住宅ローンの中からおすすめの住宅ローンをいくつか紹介したいと思います。
住宅ローンの借り入れ金額が多いと金利差による利息が大きく違ってきます。つまり、借入金額が多い人ほど住宅ローンの金利の低さに注目する必要がある、ということです。
金利が低い住宅ローンとしておすすめしたいのは、変動金利タイプから固定金利タイプまで幅広い金利タイプが魅力的なauじぶん銀行の住宅ローンです。

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※審査査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。それぞれの金利プランの詳細はこちらから確認してください。
<【お借換え】変動金利引下げキャンペーンに関する注意事項>
※キャンペーン期間は2023年4月14日(金)~2023年6月30日(金)です。2023年6月現在の金利に借換え金利引下げキャンペーンの金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。審査の結果によっては、本金利プランおよび本キャンペーンをご利用いただけない場合がございます。
SBI新生銀行の住宅ローンは、2021年3月29日に3億円まで借り入れ可能金額金額を引き上げています。SBI新生銀行の住宅ローンは、初期費用(事務手数料+保証料の合計がわずか55,000円(税込)~)と非常に安く抑えられるのが特徴で、1億円かりた場合でも、3億円借りた場合でも事務手数料が55,000円(税込)~で、保証料が無料で借りられるのは驚異的です。初期費用の安さはもちろん、金利上昇リスクを抑えることができる10年固定~20年固定金利タイプの金利も魅力的です。
ソニー銀行の住宅ローンは事務手数料がわずか44,000円(税込)~で、保証料も無料です。SBI新生銀行と同じように事務手数料が定額で、保証料もかからないので、1億円借りても2億円借りても、事務手数料と保証料の合計を44,000円(税込)に抑えることができます。
1億円以上の融資に対応する住宅ローンは多くありますが、事務手数料が2.20%(税込)かかったり、高額な保証料の支払いが求められる住宅ローンが大半です。そのため、2億円の借り入れの場合、初期費用だけで500万円以上かかることがあります。
初期費用があまりかからない住宅ローンで、1億円以上の融資に対応しているケースは珍しく、事務手数料44,000円(税込)~ + 保証料無料のソニー銀行の住宅ローンは、1億円以上の住宅ローンはSBI新生銀行と並んで有力候補の住宅ローンです。
高額融資に対応する住宅ローンが増えている背景
新型コロナウイルスやロシア・ウクライナ問題、急激な円安と資源・物価高などの影響で、首都圏のマンションを中心に日本でも不動産価格の上昇が続いています。
物価上昇が毎日ニュースで取り上げられていますが、物価上昇の最大のシンボルが不動産、つまり、マンションなどのマイホームです。特に都心部のタワーマンションや一戸建てなどの高額化が進んでして、1億円を簡単に超える高級物件が増えています。
もはや、1億円を超えるマイホームは当たり前のように目にするようになってきていますが、一般的な銀行の住宅ローンの場合、高額物件を購入しようと思った時に住宅ローンの借入可能額の上限金額が問題になるケースがあります。一般的な住宅ローンの限度額は1億円ですし、フラット35は8,000万円が融資金額の上限となっているためです。
なお、住宅ローンの金利は低いままなので、年収800万円でも8,000万円ぐらいの住宅ローンを借りることができたりもしますし、年収1,000万円を超える人や夫婦で1,000万円を超える世帯年収があれば、1億円以上のマイホームの購入を検討できる時代です。
通常の金融機関で1億円以上の高額の住宅ローンを利用する場合、金融機関に個別に相談して解決する必要があります。普段から取引が深い金融機関がある人は相談しやすいかもしれませんが、金融機関の中で特別な手続きが必要だったり、住宅ローン審査にも通常よりも時間がかかります。
また、金利などの条件は決して良いものではありません。
こうした背景もあって、最近の住宅ローン業界で「融資限度額を1億円以上に引き上げる」という動きが目立つようになっています。
1億円以上借りられる住宅ローン一覧
SMBC信託銀行(旧シティバンクジャパン)など、富裕層向けの銀行サービスに力を入れている一部の銀行に限って、1億円超えの住宅ローンが存在していましたが、2018年7月に住信SBIネット銀行のミスター住宅ローンREAL(今の商品名は住宅ローン(対面))、2018年12月にauじぶん銀行、2019年5月に千葉銀行、2020年1月ソニー銀行、2021年3月にSBI新生銀行にそれぞれ1億円以上に上限金額を引き上げたことで、ネット銀行の住宅ローンを中心に高額の住宅ローンへの対応が進んでいます。
以下は、2023年6月1日時点で当サイトが確認できた1億円以上の融資に対応していること明確に示している住宅ローンの一覧です。
金融機関 | 商品名 | 借入限度額 | 申し込み |
SBI新生銀行![]() | パワースマート住宅ローン | 3億円 | インターネット |
ソニー銀行 | 住宅ローン、変動セレクト、固定セレクト | 2億円 | インターネット、ゆうちょ銀行 |
auじぶん銀行 | 住宅ローン | 2億円 | インターネット |
SBIマネープラザ(住信SBIネット銀行) | 住宅ローン(対面) | 2億円 | 店舗 |
みなと銀行 | 大型住宅ローン | 2億円 | 店舗 |
千葉銀行 | プレミア住宅ローン | 3億円 | 店舗 |
SMBC信託銀行 | 住宅ローン | 5億円 | 店舗 |
1億円以上の融資に対応した住宅ローンのメリット・デメリット
SBI新生銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
SBI新生銀行の住宅ローンのメリットは初期費用の安さと、疾病保障サービスや豊富なサービスを安価に利用できる点です。SBI新生銀行の住宅ローンであれば、1億円でも2億円でも3億円でも事務手数料は55,000円(税込)~と165,000円(税込)の定額制なので、かなり安く抑えることができます。
1億円を超える借り入れの場合、「事務手数料」と「保証料」で数百万円にもなるので、SBI新生銀行の住宅ローンの借り入れ・借り換え時の初期費用の安さは驚異的です。
更に、一部繰上げ返済手数料も無料ですし、介護保障付きの団信、条件を満たすと電話1本で元金の返済を一時休止できるコントロール返済、繰上げ返済した分を一時的に借り入れできるパワーポケットなどの付帯サービスも豊富で、高額融資を希望する人はSBI新生銀行の住宅ローンは候補の1つに入れておくことをおすすめします。
ソニー銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
ソニー銀行の住宅ローンのメリットは、何と言っても初期費用の安さです。一般的な住宅ローンで、1億円・2億円の高額を借りると、「事務手数料」と「保証料」だけで高級車1台買えるぐらいのお金がかかります。さらに、不動産仲介手数料を加えると1,000万円をこえてしまうことになります。
ソニー銀行は「保証料無料」なだけでなく、事務手数料をわずか44,000円(税込)抑えることができます。このソニー銀行の住宅ローンの初期費用の設定は借入金額が多ければ多いほどメリットが大きくなるという点は念頭においておくようにしましょう。
さらに大きなメリットは「がんになった時に住宅ローンの残高が半分になるがん疾病保障」が無料でついてくる点です。もし、2億円借りている状態で、がんと診断されたら、半額の1億円の住宅ローンが保険金で返済されます。この保障が無料でついてくるのは非常に大きなメリットです。
auじぶん銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
auじぶん銀行はネット銀行の中で現在最も勢いのある住宅ローンで、変動金利はもちろん、10年固定金利、35年固定金利など幅広い金利タイプで非常に魅力的な水準の低金利を実現しています。
金利以外のメリットとしては、がん50%保障と全疾病保障が無料で付帯する点です。高度障害と死亡を保障する一般団信に加えて、がんや精神疾患を除く全ての病気や怪我を手広く、しかも、無料で保障してくれる点は、大きなメリットと言えます。
また、auじぶん銀行の住宅ローンは電子契約に対応しているため、紙で契約する場合にかかる印紙税(1億円以上の住宅ローン契約であれば10万円)が不要になるというメリットも見逃せません。
なお、融資事務手数料は2.20%(税込)になっています。
SMBC信託銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
旧シティバンクジャパンを引き継いだSMBC信託銀行のメリットしては最大5億円までの住宅ローン融資に対応している点です。国内に住宅ローンを扱う金融機関は数多く存在しますが、5億円までの融資に対応しているのはSMBC信託銀行くらいでしょう。
デメリットとしては、SMBC信託銀行の団信の保障は1億円までしかない点と支店から1時間圏内以内の物件にしか融資をしてない点。特に前者は高額な住宅ローンを組む上で致命的なデメリットと言ってよいでしょう。
まとめ おすすめの住宅ローンは?
この記事では1億円以上借りられる住宅ローンの紹介と、住宅ローンを組む時のポイントを解説してきました。
借入金額が大きくなると金利差の違いが大きな金額になりますので、低金利で全国のどこからでもで申し込みができるネット銀行はおすすめです。地方銀行やメガバンクの住宅ローンだけでなく、ネット銀行の住宅ローンは候補の1つに加えておいた方が良いでしょう。
一方で、高額の住宅ローンの借り入れは金融機関のスタッフに相談することが多いので、SBIマネープラザで相談できる住信SBIネット銀行の住宅ローン(対面)も低金利でありながら店舗相談可能という点でかなりおすすめです。
また、ARUHIの直営店舗であれば1億円以上の借り入れにも対応しているソニー銀行の住宅ローンやauじぶん銀行の住宅ローンにまとめて申し込むこともできます。