この特集記事では、1億円以上の高額な借り入れが可能な住宅ローンの中でも、金利や事務手数料、保証料といったコスト面で優れているおすすめの住宅ローン商品について詳しく解説しています。住宅ローンの借入額が1億円を超えるようなケースでは、わずかな金利差でも数十万円〜数百万円単位で総返済額が変わってくるため、特に金利の水準には細心の注意を払う必要があります。
多くの方が住宅ローンを検討する際には金利に目が行きがちですが、それと同じくらい重要なのが、借入時に発生する「事務手数料」や「保証料」などの諸費用です。これらの初期費用も借入額が大きくなるほど比例して増加し、数百万円規模の負担になることもあります。特に、事務手数料が「借入金額×2.2%(税込)」などと設定されている場合、1億円の借り入れなら200万円以上になる可能性もあり、軽視できないコストです。
そのため、1億円以上の住宅ローンを利用する場合には、「金利の低さ」だけでなく、「事務手数料が安い」「保証料が不要もしくは低額である」といった点にも注目して、総返済額を抑えられる住宅ローンを選ぶことが極めて重要です。特にネット銀行では、これらの費用を抑えた住宅ローン商品を展開しているケースが多く、借入金額が大きい方にとっては非常に有利な条件が揃っていると言えるでしょう。
高額の住宅ローンを組むということは、家計へのインパクトも大きくなります。だからこそ、細かな条件までしっかり比較・検討し、自分にとって最適な住宅ローンを選ぶことが、後悔のない資金計画につながります。
今月、注目したい住宅ローンはSBI新生銀行の住宅ローンです。今月も変動金利タイプはもちろん10年固定金利タイプなどの固定金利タイプまで幅広い金利タイプで魅力的な金利を提示しています。
また、SBI新生銀行では、住宅ローンのキャンペーンを積極的に行っています。”請求コード”というキャンペーンコード/紹介番号を配布していることもありますので、最新の情報は必ず>こちらのページで確認しておくようにしてください。
SBI新生銀行の住宅ローンは、ミックスローンにも対応していますので、変動金利+固定金利を好きな割合で構成して借り入れすることもできます。もちろんペアローン・収入合算にも対応しています。借入可能額は最大で3億円。転職直後でも利用できるなど、独自の審査基準で審査している点も魅力です。
SBI新生銀行の住宅ローンは、金利水準・審査基準・疾病保障などのバランスに優れているので、すでにネット銀行とメガバンク・地方銀行の住宅ローンにしようと思っている人の第二候補の住宅ローンとしても非常におすすめです。
目次
1億円以上の借り入れに対応したおすすめ住宅ローン
最初に1億円以上借り入れできる住宅ローンの中からおすすめの住宅ローンをいくつか紹介したいと思います。
金利上昇リスクを抑えることができる10年固定~20年固定金利タイプの金利も魅力的です。
今月、注目したい住宅ローンはSBI新生銀行の住宅ローンです。今月も変動金利タイプはもちろん10年固定金利タイプなどの固定金利タイプまで幅広い金利タイプで魅力的な金利を提示しています。
また、SBI新生銀行では、住宅ローンのキャンペーンを積極的に行っています。”請求コード”というキャンペーンコード/紹介番号を配布していることもありますので、最新の情報は必ず>こちらのページで確認しておくようにしてください。
SBI新生銀行の住宅ローンは、ミックスローンにも対応していますので、変動金利+固定金利を好きな割合で構成して借り入れすることもできます。もちろんペアローン・収入合算にも対応しています。借入可能額は最大で3億円。転職直後でも利用できるなど、独自の審査基準で審査している点も魅力です。
SBI新生銀行の住宅ローンは、金利水準・審査基準・疾病保障などのバランスに優れているので、すでにネット銀行とメガバンク・地方銀行の住宅ローンにしようと思っている人の第二候補の住宅ローンとしても非常におすすめです。
ソニー銀行の住宅ローンは事務手数料がわずか44,000円(税込)~で、保証料も無料です。SBI新生銀行と同じように事務手数料が定額で、保証料もかからないので、1億円借りても2億円借りても、事務手数料と保証料の合計を44,000円(税込)に抑えることができます。
1億円以上の融資に対応する住宅ローンは多くありますが、事務手数料が2.20%(税込)かかったり、高額な保証料の支払いが求められる住宅ローンが大半です。そのため、2億円の借り入れの場合、初期費用だけで500万円以上かかることがあります。
初期費用があまりかからない住宅ローンで、1億円以上の融資に対応しているケースは珍しく、事務手数料44,000円(税込)~ + 保証料無料のソニー銀行の住宅ローンは、1億円以上の住宅ローンはSBI新生銀行と並んで有力候補の住宅ローンです。
1億円・2億円の融資に対応する住宅ローンが増えている理由
現在、世界的にインフレが進行しており、日本もその例外ではありません。特に最近では急激な円安やエネルギー価格の上昇、原材料の高騰などを背景に、物価全体がじわじわと上昇しています。その影響は不動産市場にも強く現れており、首都圏を中心にマンション価格が高止まりし、一戸建てやタワーマンションといった都心部の高額物件は1億円を超えるケースが増加しています。
テレビやニュースで連日のように報じられている物価上昇や賃金上昇の中でも、最も生活への影響が大きいもののひとつが「住宅価格」です。特に都市部では、新築マンションや注文住宅の価格が数年前と比べて明らかに高騰しており、今では**「1億円を超えるマイホーム」も決して珍しくない時代**になっています。
ただし、ここで問題になるのが「住宅ローンの借入限度額」です。一般的な金融機関の住宅ローンでは、融資可能額が1億円に設定されているケースが多く、また「フラット35」に至っては借入上限が8,000万円に制限されているため、高額な物件を購入しようとしてもローンで不足が出る可能性があります。
とはいえ、金利が引き続き低水準である現在、借入可能な金額そのものは広がってきています。たとえば、年収800万円前後の人でも8,000万円前後の住宅ローンを借りられるケースが増えており、年収1,000万円を超える個人や、夫婦合算で世帯年収が1,000万円を超える世帯であれば、1億円以上のマイホーム購入も現実的な選択肢となりつつあります。
ただし、通常の金融機関で1億円を超えるような高額の住宅ローンを組もうとする場合には、金融機関との個別相談が必要になります。普段から付き合いのある銀行であれば相談しやすいかもしれませんが、その場合でも審査に時間がかかったり、通常とは異なる手続きが必要になることも多く、柔軟な対応をしてもらえるとは限りません。さらに、金利や手数料の条件面でも、必ずしも有利な内容とは限らないのが現状です。
こうした背景を踏まえ、住宅ローン業界では「借入限度額を1億円以上に引き上げる動き」が加速しています。ネット銀行や一部の先進的な金融機関では、上限を2億円やそれ以上に設定している住宅ローン商品も登場しており、高額物件を検討する人にとっては選択肢が広がっています。
これから住宅購入を考える人にとっては、「自分が購入したい物件価格に対して、どこまで住宅ローンが組めるか」をしっかり確認したうえで、対応可能な金融機関を見極めることが重要になります。特に1億円を超えるようなマイホームを検討している場合は、通常の住宅ローンではなく高額対応型の住宅ローンを取り扱う金融機関を積極的に調べておくことが、失敗しない家づくりへの第一歩となります。
1億円以上借りられる住宅ローン一覧
SMBC信託銀行(旧シティバンクジャパン)など、富裕層向けの銀行サービスに力を入れている一部の銀行に限って、1億円超えの住宅ローンが存在していましたが、2018年7月に住信SBIネット銀行のミスター住宅ローンREAL(今の商品名は住宅ローン(対面))、2018年12月にauじぶん銀行、2019年5月に千葉銀行、2020年1月ソニー銀行、2021年3月にSBI新生銀行にそれぞれ1億円以上に上限金額を引き上げたことで、ネット銀行の住宅ローンを中心に高額の住宅ローンへの対応が進んでいます。
以下は、2024年12月2日時点で当サイトが確認できた1億円以上の融資に対応していることを明確に示している住宅ローンの一覧です。徐々にその数が増えてきています。
金融機関 | 商品名 | 借入限度額 | 申し込み方法 |
SBI新生銀行![]() |
パワースマート住宅ローン | 3億円 | インターネット |
ソニー銀行 | 住宅ローン、変動セレクト、固定セレクト | 2億円 | インターネット、ゆうちょ銀行 |
みずほ銀行 | ネット住宅ローン | 3億円 | インターネット |
住信SBIネット銀行(WEB申込コース) | 住宅ローン(WEB申込コース) | 3億円 | インターネット |
SBIマネープラザ(住信SBIネット銀行) | 住宅ローン(対面) | 3億円 | 店舗 |
りそな銀行 | りそな住宅ローン | 3億円 | 店舗、インターネット |
みなと銀行 | 大型住宅ローン | 2億円 | 店舗 |
千葉銀行 | プレミア住宅ローン | 3億円 | 店舗 |
SMBC信託銀行 | 住宅ローン | 5億円 | 店舗 |
1億円以上の融資に対応した住宅ローンのメリット・デメリット
SBI新生銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
SBI新生銀行の住宅ローンのメリットは、疾病保障サービスや豊富なサービスを安価に利用できる点です。
更に、一部繰上げ返済手数料も無料ですし付帯サービスも豊富で、高額融資を希望する人はSBI新生銀行の住宅ローンは候補の1つに入れておくことをおすすめします。
ソニー銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
ソニー銀行の住宅ローンのメリットは、何と言っても初期費用の安さです。一般的な住宅ローンで、1億円・2億円の高額を借りると、「事務手数料」と「保証料」だけで高級車1台買えるぐらいのお金がかかります。さらに、不動産仲介手数料を加えると1,000万円をこえてしまうことになります。
ソニー銀行は「保証料無料」なだけでなく、事務手数料をわずか44,000円(税込)抑えることができます。このソニー銀行の住宅ローンの初期費用の設定は借入金額が多ければ多いほどメリットが大きくなるという点は念頭においておくようにしましょう。
さらに大きなメリットは「がんになった時に住宅ローンの残高が半分になるがん疾病保障」が無料でついてくる点です。もし、2億円借りている状態で、がんと診断されたら、半額の1億円の住宅ローンが保険金で返済されます。この保障が無料でついてくるのは非常に大きなメリットです。
SMBC信託銀行 住宅ローンのメリット・デメリット
旧シティバンクジャパンを引き継いだSMBC信託銀行のメリット・特徴は最大5億円までの住宅ローン融資に対応している点です。
国内に住宅ローンを扱う金融機関は数多く存在しますが、5億円までの融資に対応しているのはSMBC信託銀行くらいで、目にしたことはありません。
デメリットとしては、SMBC信託銀行の団信の保障は5億円全てではない点と支店から1時間圏内の物件にしか融資をしてない点です。特に前者は高額な住宅ローンを組む上では注意が必要です。
まとめ おすすめの住宅ローンは?
この記事では1億円以上借りられる住宅ローンの紹介と、住宅ローンを組む時のポイントを解説してきました。
住宅ローンは借入金額が大きくなると少しの金利差で返済額が大きく変わります。高額の借り入れであればあるほど、低金利で全国のどこからでもで申し込みができるネット銀行はおすすめです。
もちろん、普段から取引がある地方銀行やメガバンクの住宅ローンも候補にして良いと思いますが、ネット銀行の住宅ローンも候補の1つに加えておいた方が良いでしょう。
また、高額の住宅ローンの借り入れは金融機関のスタッフに相談する機会も増えるので、SBIマネープラザで相談できる住信SBIネット銀行の住宅ローン(対面)も低金利でありながら店舗相談可能という点でかなりおすすめです。
また、SBIアルヒの直営店舗であれば1億円以上の借り入れにも対応しているソニー銀行の住宅ローンやauじぶん銀行の住宅ローンにまとめて申し込むこともできます。