この特集記事では1億円以上借りることができる住宅ローンのなかでも、金利や事務手数料・保証料が魅力的でおすすめの住宅ローンについて解説しています。1億円以上も金額を借りる場合、少しの金利差があるだけで返済額が大きく違ってしまうので金利にこだわるようにしましょう。

また、「事務手数料」や「保証料」のような住宅ローンの借り入れ時に必要な諸費用も数百万円単位の大きな金額になるので注意が必要です。。

1億円以上の高額な住宅ローンの借り入れの時こそ、「事務手数料の安さ」「保証料無料」「低い金利」にこだわって住宅ローンを選ぶことが大切です。

1億円以上の高額の借り入れは、より住宅ローン選びが大切になってくることを意識するようにしましょう。

1億円以上の借り入れに対応したおすすめ住宅ローン

最初に1億円以上借り入れできる住宅ローンの中からおすすめの住宅ローンをいくつか紹介したいと思います。

1億円以上借りられるおすすめの住宅ローン①
高額の借り入れに対応する住宅ローンとしておすすめしたいのがSBI新生銀行の住宅ローンです。 SBI新生銀行の住宅ローンは、2021年3月29日に3億円まで借り入れ可能金額金額を引き上げています。また、22024年9月2日から、団信の上限金額が3億円まで引き上げられたことで高額の借り入れの最有力候補の住宅ローンの1つになっています。

 

金利上昇リスクを抑えることができる10年固定~20年固定金利タイプの金利も魅力的です。

 

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1億円以上借りられるおすすめの住宅ローン②
SBI新生銀行と並んで、おすすめしたいのが2020年1月に2億円までの融資に対応したソニー銀行の住宅ローンです。

ソニー銀行の住宅ローンは事務手数料がわずか44,000円(税込)~で、保証料も無料です。SBI新生銀行と同じように事務手数料が定額で、保証料もかからないので、1億円借りても2億円借りても、事務手数料と保証料の合計を44,000円(税込)に抑えることができます。

1億円以上の融資に対応する住宅ローンは多くありますが、事務手数料が2.20%(税込)かかったり、高額な保証料の支払いが求められる住宅ローンが大半です。そのため、2億円の借り入れの場合、初期費用だけで500万円以上かかることがあります。

初期費用があまりかからない住宅ローンで、1億円以上の融資に対応しているケースは珍しく、事務手数料44,000円(税込)~ + 保証料無料のソニー銀行の住宅ローンは、1億円以上の住宅ローンはSBI新生銀行と並んで有力候補の住宅ローンです。

 

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1億円以上借りられるおすすめの住宅ローン③

住宅ローンの借り入れ金額が多いと金利差による利息が大きく違ってきます。つまり、借入金額が多い人ほど住宅ローンの金利の低さに注目する必要がある、ということです。

金利が低い住宅ローンとしておすすめしたいのは、変動金利タイプから固定金利タイプまで幅広い金利タイプが魅力的なauじぶん銀行の住宅ローンです。

auじぶん銀行の住宅ローン(2024年12月)

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。


auじぶん銀行は今月も非常に魅力的な低金利で住宅ローンを提供しています。また、auじぶん銀行の住宅ローンの魅力は金利だけでなく、充実した疾病保障です。疾病保障の内容についても事前にこちらのページなどで確認しておくようにしてください。


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1億円・2億円の融資に対応する住宅ローンが増えている理由

今、世界や日本は、インフレが進んでいます。日本の場合、急激な円安と資源・物価高などで、首都圏のマンションを中心に不動産価格が高止まりしています。

物価上昇や賃金上昇は毎日ニュースで取り上げられていますが、物価上昇の影響が大きいのが不動産です。特に都心部のタワーマンションや一戸建てなどの高額化が進んでして、1億円を超える高級物件が増えています。

1億円を超えるマイホームは当たり前のようになっていますが、一般的な銀行の住宅ローンの場合、高額物件を購入しようと思った時に住宅ローンの借入可能額の上限金額が問題になるケースがあります。通常、住宅ローンの借り入れ可能限度額は1億円、フラット35は8,000万円が上限となっているためです。

なお、住宅ローンの金利は低いこともあり、年収800万円程度でも8,000万円ぐらいの住宅ローンを借りることができることも増えましたし、年収1,000万円を超える人や夫婦で1,000万円を超える世帯年収があれば、1億円以上のマイホームの購入を検討できる時代です。

通常の金融機関で1億円以上の高額の住宅ローンを利用する場合、金融機関に個別に相談して解決する必要があります。普段から取引が深い金融機関がある人は相談しやすいかもしれませんが、金融機関の中で特別な手続きが必要だったり、住宅ローン審査にも通常よりも時間がかかります。

また、金利などの条件は決して良いものではありませんでした。

こうした背景もあって、最近の住宅ローン業界で「融資限度額を1億円以上に引き上げる」という動きが目立つようになっています。

1億円以上借りられる住宅ローン一覧

SMBC信託銀行(旧シティバンクジャパン)など、富裕層向けの銀行サービスに力を入れている一部の銀行に限って、1億円超えの住宅ローンが存在していましたが、2018年7月に住信SBIネット銀行のミスター住宅ローンREAL(今の商品名は住宅ローン(対面))、2018年12月にauじぶん銀行、2019年5月に千葉銀行、2020年1月ソニー銀行、2021年3月にSBI新生銀行にそれぞれ1億円以上に上限金額を引き上げたことで、ネット銀行の住宅ローンを中心に高額の住宅ローンへの対応が進んでいます。

以下は、2024年12月2日時点で当サイトが確認できた1億円以上の融資に対応していることを明確に示している住宅ローンの一覧です。徐々にその数が増えてきています。

金融機関 商品名 借入限度額 申し込み
SBI新生銀行 パワースマート住宅ローン 3億円 インターネット
ソニー銀行 住宅ローン、変動セレクト、固定セレクト 2億円 インターネット、ゆうちょ銀行
auじぶん銀行 住宅ローン 2億円 インターネット
みずほ銀行 ネット住宅ローン 3億円 インターネット
住信SBIネット銀行(WEB申込コース) 住宅ローン(WEB申込コース) 2億円 インターネット
SBIマネープラザ(住信SBIネット銀行) 住宅ローン(対面) 2億円 店舗
りそな銀行 りそな住宅ローン 3億円 店舗、インターネット
みなと銀行 大型住宅ローン 2億円 店舗
千葉銀行 プレミア住宅ローン 3億円 店舗
SMBC信託銀行  住宅ローン 5億円 店舗

1億円以上の融資に対応した住宅ローンのメリット・デメリット

SBI新生銀行 住宅ローンのメリット・デメリット

SBI新生銀行の住宅ローンのメリットは、疾病保障サービスや豊富なサービスを安価に利用できる点です。

更に、一部繰上げ返済手数料も無料ですし付帯サービスも豊富で、高額融資を希望する人はSBI新生銀行の住宅ローンは候補の1つに入れておくことをおすすめします。

SBI新生銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら

ソニー銀行 住宅ローンのメリット・デメリット

ソニー銀行の住宅ローンのメリットは、何と言っても初期費用の安さです。一般的な住宅ローンで、1億円・2億円の高額を借りると、「事務手数料」と「保証料」だけで高級車1台買えるぐらいのお金がかかります。さらに、不動産仲介手数料を加えると1,000万円をこえてしまうことになります。

ソニー銀行は「保証料無料」なだけでなく、事務手数料をわずか44,000円(税込)抑えることができます。このソニー銀行の住宅ローンの初期費用の設定は借入金額が多ければ多いほどメリットが大きくなるという点は念頭においておくようにしましょう。

さらに大きなメリットは「がんになった時に住宅ローンの残高が半分になるがん疾病保障」が無料でついてくる点です。もし、2億円借りている状態で、がんと診断されたら、半額の1億円の住宅ローンが保険金で返済されます。この保障が無料でついてくるのは非常に大きなメリットです。

最新金利・最新キャンペーンの確認はこちら

auじぶん銀行 住宅ローンのメリット・デメリット

auじぶん銀行はネット銀行の中でも特に人気がある住宅ローンで、変動金利はもちろん、10年固定金利、35年固定金利など幅広い金利タイプで非常に魅力的な水準の低金利を実現しています。

金利以外のメリットとしては、がん50%保障、4疾病保障、全疾病長期入院保障※が無料で付帯する点です。高度障害と死亡を保障する一般団信に加えて、がんや精神疾患を除く全ての病気や怪我を手広く、しかも、無料で保障してくれる点は、大きなメリットと言えます。

※満50歳までの方が加入可能。

また、auじぶん銀行の住宅ローンは電子契約に対応しているため、紙で契約する場合にかかる印紙税(1億円以上の住宅ローン契約であれば10万円)が不要になるというメリットも見逃せません。

がんも保障してくれるauじぶん銀行の公式サイト

SMBC信託銀行 住宅ローンのメリット・デメリット

旧シティバンクジャパンを引き継いだSMBC信託銀行のメリット・特徴は最大5億円までの住宅ローン融資に対応している点です。

国内に住宅ローンを扱う金融機関は数多く存在しますが、5億円までの融資に対応しているのはSMBC信託銀行くらいでしょう。

デメリットとしては、SMBC信託銀行の団信の保障は1億円までしかない点と支店から1時間圏内以内の物件にしか融資をしてない点です。特に前者は高額な住宅ローンを組む上では注意が必要です。

まとめ おすすめの住宅ローンは?

ここまで1億円以上借りられる住宅ローンの紹介と、住宅ローンを組む時のポイントを解説してきました。

住宅ローンは借入金額が大きくなると少しの金利差で返済額が大きく変わります。高額の借り入れであればあるほど、低金利で全国のどこからでもで申し込みができるネット銀行はおすすめです。

もちろん、普段から取引がある地方銀行やメガバンクの住宅ローンも候補にして良いと思いますが、ネット銀行の住宅ローンも候補の1つに加えておいた方が良いでしょう。

また、高額の住宅ローンの借り入れは金融機関のスタッフに相談する機会も増えるので、SBIマネープラザで相談できる住信SBIネット銀行の住宅ローン(対面)も低金利でありながら店舗相談可能という点でかなりおすすめです。

また、SBIアルヒの直営店舗であれば1億円以上の借り入れにも対応しているソニー銀行の住宅ローンやauじぶん銀行の住宅ローンにまとめて申し込むこともできます。

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