イオン銀行の住宅ローンには、2026年11月2日時点で受付中のキャッシュバックや金利引き下げのキャンペーンは見当たりません。11月は変動金利も動き、新規借入(物件価格の80%以内)の変動金利は前月より0.5%幅上がって年1.540%になりました。キャンペーンよりも、この金利の変化と、イオンでの買い物が割引になる特典を合わせて考えることが大切だと考えています。

イオン銀行は全国のイオンモールなどの商業施設に店舗を置いている銀行で、買い物のついでに窓口へ立ち寄れるのが特長です。車で週末にイオンへ出かけるのが習慣になっているご家庭なら、平日に銀行の窓口へ行く時間を取らなくても、対面で住宅ローンの相談ができます。

イオン銀行で住宅ローンを契約している人は、イオングループの対象店舗での買い物が割引になる特典も受けられます。日々の食費や日用品の支出が住宅ローンの契約で軽くなる点は、イオンが生活の中心にあるご家庭ほど、比べるときに外せない要素になります。

申込みは年収100万円以上からできます。建築中の物件に対応する「つなぎ融資」や、イオンモール内の店舗での対面相談にも対応しており、ネット銀行では得にくい、顔を合わせて相談できる窓口があることも選ぶ理由になります。

イオン銀行のイオンセレクトクラブ

イオン銀行の住宅ローンはオリコンランキング1位

キャンペーンの実施状況と当月の金利を、毎月はじめに調べて更新しています。商品の内容や金利の推移は、イオン銀行の住宅ローン金利推移と団信の解説の記事もご覧ください。

2026年11月のキャンペーンは?住宅ローン向けは実施なし

住宅ローンのキャンペーンには、金利を一定期間引き下げるものと、現金がもらえるキャッシュバックの2つがよく見られます。申込みの時期によっては、数十万円相当の還元を受けられることもあります。

2026年11月2日にイオン銀行の公式サイトで住宅ローンのページとキャンペーン情報を確認した範囲では、受付中の住宅ローン向けキャンペーン(キャッシュバック・金利引き下げ)は見当たりませんでした。イオン銀行の住宅ローンの契約者向けに金利を引き下げた借換ローンのキャンペーンもありましたが、すでに終了しています。

過去には当初固定3年の金利を引き下げるキャンペーン(2025年2〜4月)なども行われ、時期によって実施と終了を繰り返してきました。ネット上の情報には、受付が終わったキャンペーンがそのまま残っていることも珍しくないので、申込みの前に「いま実施中か」「借入日はいつまでか」を確認してください。

11月は変動金利が0.5%幅の引き上げ、固定も上がりました

2026年11月にお借入れの場合の金利は、次のとおりです(2026年11月2日時点・公式サイトにて確認)。

金利タイプ 2026年11月適用金利 前月からの動き
変動金利(新規・物件価格の80%以内) 年1.540%〜 引き上げ
変動金利(お借換え) 年1.630%〜 引き上げ
当初固定3年 年2.930%〜 引き上げ
当初固定5年 年3.220%〜 引き上げ
当初固定10年 年3.840%〜 引き上げ

※ローン取扱手数料を借入額の2.20%(税込)で払う場合の金利。定額の手数料を選ぶと、金利は年0.2%高くなります。変動金利(新規)は店頭表示利率(年3.72%)から最大年2.18%の引き下げを適用した金利です。金利は毎月見直されます。

イオン銀行は11月1日に住宅ローンの店頭表示利率(基準金利)を見直し、新規向けの変動金利も0.5%幅上がりました。当編集部が2026年11月2日に14の金融機関・機関の公式金利ページを集計したところ、前月と比べられた139件のうち引き上げは39件で、変動金利に限ると33件のうち10件でした。その中で、イオン銀行の0.5%幅は最も大きい引き上げです(当編集部調べ)。

3,000万円を35年・元利均等(ボーナス返済なし・諸費用別)で借りる場合、11月の変動金利(年1.540%)での毎月の返済額は92,444円です。10月の金利で借りた場合より月7,000円あまり増える計算です(金利が全期間変わらない仮定)。同じ条件で当初固定10年(年3.840%)にすると、当初10年間の毎月の返済額は129,969円になります。

すでにイオン銀行の変動金利で借りている方は、11月1日の基準日の見直しで決まった新しい金利が12月の約定返済日の翌日から適用されます。返済額に反映されるのは2027年1月の返済日からです(同行の2026年10月15日の発表による)。5年ルールの対象なら返済額はすぐには変わらず、元金と利息の内訳が変わります。見直しの仕組みは、変動金利の仕組みと5年ルールの解説の記事でお伝えしています。

FP注目:キャッシュバックがない今こそ効く「イオンセレクトクラブ」

キャッシュバックがないなら、イオン銀行を選ぶ意味は薄いのでは、というご相談をいただくことがあります。一度きりのキャッシュバックより、完済までずっと続くイオンセレクトクラブの割引のほうが、家計への影響は大きくなりやすいと考えています。

イオンセレクトクラブは、イオン銀行で住宅ローンを契約していると、イオングループの対象店舗での買い物が毎日5%オフになる特典です(セレクトクラブカードのクレジット払いなど所定の条件があります)。

たとえば、食料品や日用品をイオンで月5万円買うご家庭なら、年間の買い物は約60万円で、その5%の年間およそ3万円、月にすると約2,500円が割引になります。11月の金利の引き上げで増える毎月の返済額のうち、3分の1ほどを買い物の割引で取り戻せる計算です。

物価の面でも、この割引の意味は大きくなっています。帝国データバンクが2026年10月30日に発表した調査によると、11月の飲食料品の値上げは1,477品目で、3か月ぶりに3,000品目を下回りました。それでも2026年の値上げは累計で2万327品目と、2年続けて2万品目を超えました。

FPからのワンポイントとして、金利の差と買い物の割引を同じ「月いくら」の単位にそろえて比べることをおすすめしています。変動金利がもっと低い銀行と比べるときは、毎月の返済額の差が、ご家庭の買い物額から計算した割引額で埋まるかどうかを見てください。イオンセレクトクラブの対象店舗と条件は、入会前に確認しておきましょう。

イオン銀行の住宅ローンの特徴

  • イオングループでの買い物が完済までいつでも毎日5%引き(イオンセレクトクラブ)
  • つなぎ融資に対応
  • 年収100万円以上の方が利用可能
  • 全国のイオンモール内のイオン銀行店舗で対面相談が可能
  • ワイド団信(年0.30%上乗せ)・8疾病保障プラス(年0.30%上乗せ・店頭受付)に対応
  • 全疾病保障(就業不能保障)付きの団信が上乗せ金利なしで選べます(借入時満50歳未満)。所定の就業不能状態が続くと毎月の返済額が保障され、さらに長く続くとローン残高が0円になる仕組みです
  • セカンドハウスの購入時にも利用可能
  • がん保障付住宅ローンは年0.100%の金利上乗せ。所定のがんと診断確定されるとローン残高が0円になります。がんによる先進医療の技術料も所定の上限まで保障。所定の上皮内がん・皮膚がんには一時金30万円(保険期間中1回)。がん関連の保障は借入日から91日目に始まります。引受保険会社は明治安田トラスト生命保険です。他行のがん団信との違いはがん団信の選び方(がん50%・100%保障の比較)の記事でくわしくお伝えしています
  • 居住不能信用費用保険が付帯可能
  • 自己資金により変動金利が優遇される
  • オンラインでも住宅ローンの相談が可能
  • フラット35も取り扱い(店舗のみ)
  • ローン取扱手数料は、借入額の2.20%(税込・最低22万円)と、110,000円(税込)の定額から選べる(定額を選ぶと金利は年0.2%高い)
  • 育児休暇中でも審査申し込み可能
  • 50年ローンに対応(35年超〜50年以内は年0.1%の上乗せ)

実際に選ぶ段階では、各金融機関の最新の条件をご自身でも確かめてから判断してください(本記事の金利・キャンペーンの内容は2026年11月2日時点)。

 

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