この記事では、auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準について解説しています。

 

auじぶん銀行の住宅ローンは「審査が厳しい」とか「あっさりと審査に落とされた」という評判を耳にすることがある住宅ローンなのですが、本当にauじぶん銀行の住宅ローンの審査は厳しいのか、また、どのような点に注意して申し込みすべきか、といったポイントについてできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

 

まず、auじぶん銀行の住宅ローンは、低金利と充実した疾病保障で人気を集める住宅ローンです。1兆5,000億円を超える貸し出しをわずか5年半ぐらいで達成しているので、審査基準が極端に厳しいわけではありません。

(むやみに厳しい審査している銀行が住宅ローンを1兆5,000億円も貸すことはできません。)

 

また、2021年1月29日から保証会社の保証付の住宅ローンの取り扱いを開始したことで、借り入れ条件は別問題ですが、少なくともかなり審査に通りやすい住宅ローンになったと言えます。

※保証会社の保証付の住宅ローンだけに審査が通った場合、保証なしの住宅ローンより保証料相当額が上乗せされた金利で借りることになります。金利などの条件は悪化しますがが、審査に通ったからと言って困ることはないので「審査に落とされるよりは、選択肢が残る方が良い」と考えれて、最終的な契約先はそこから考えればよいだけです。

過去にauじぶん銀行の住宅ローンの審査に落ちた人も、これを機会にもう一度申し込んでみると良いでしょう。

auじぶん銀行の住宅ローンの2021年9月の金利
審査結果で保証付金利プランとなる場合があり、その場合、上記の金利とは異なる金利となります。なお、金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が 3年、5 年、10 年に限定されます。

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auじぶん銀行の住宅ローンの特徴について

審査基準の話に入る前にauじぶん銀行の住宅ローンの全体的な特徴を解説しておきます。

 

住宅ローンに限らず、”ローン商品の審査の厳しさ”というのは商品内容・サービス内容と連動します。お金を貸すローン商品は、「ちゃんと利息と元本を返してくれた人から発生した利益」と「途中で返してくれなくなった人から発生した損失」のバランスで商売(営業)しているという原理と原則があります。

auじぶん銀行は変動金利と10年固定金利が特に低い金利になっていて人気を集めていますが、金利が低いだけでなく、がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障団信と精神疾患以外の全ての病気とケガによる入院に備えることができる全疾病保障が無料でついてきます。

 

このように、付帯サービスも充実していて、金利も低いローン商品は「審査が厳しくて当たり前」と思っておくのが無難です。

auじぶん銀行の住宅ローンの特徴の整理
  • 変動金利・10年固定金利は業界最低水準の低金利で、
  • がん診断保障、全疾病保障、月次返済保障が無料で付いてくる。
  • 最近は20年固定金利や35年固定金利も低金利で維持されているので固定期間が長めの住宅ローンを探している人の候補にもなるようになった。
  • 「がんと診断されたら(症状によらない)」というわかりやすい条件の保障が無料なのは見逃せない
  • 事務手数料は借入金額の2.20%(税込)と高めだが一部繰上返済手数料は無料
  • 事務手数料や仲介手数料などの住宅購入に関わる諸費用やリフォーム資金もまとめて借りることもできるし、
  • 頭金の有無で金利が変わることもないので手元資金が少なくてもお得にかりることができる。(複雑な金利優遇条件もない)
  • スマホで全ての手続き(借り入れ後も)ができるが、スマホやパソコンをあまり使えない人には不向きな面はある。

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大手銀行や地銀の住宅ローンと並べて比較するのが失礼な気がするほど、企業努力でたくさんのメリットが詰めこまれた住宅ローンですが、これだけの低金利とサービスがついた住宅ローンを甘い審査基準で貸すことは簡単にできないのは想像できます。

 

一方で、「何も考えずに、すべての審査項目を厳しくしていたら、短い期間で1兆5,000億円も住宅ローンを貸すことはできないので、様々な審査項目のバランスを調整している」という点もポイントです。

 

では、auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準の解説に入りたいと思います。

 

なお、auじぶん銀行では様々な新サービスやキャンペーンを行ったりしていますので、この記事の中ではほとんど触れていないので、最新情報は以下から確認しておいてください

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auじぶん銀行の住宅ローンの審査のポイント

住宅ローンの審査について

住宅ローンの審査に落ちると、簡単な手紙がやメールで「期待に添えずにすみませんでした」と連絡が来るぐらいで、審査に落ちた理由については解説してもらうことはできません。

auじぶん銀行に限らず、審査に落ちた理由を具体的には教えてもらうことはできず、手紙やメールを受け取った後に、コールセンターや店舗のスタッフに審査に落ちた理由や審査の基準を質問しても、明確には教えてもらえないことが大半です。

各金融機関で基準も違いますし、住宅ローンの審査基準を断言することはできませんが、当サイトでは公開情報や口コミ情報や評判を参照すると共に、フィナンシャルプランナーなどの金融業界関係者から収集した情報をもとに、できるだけ信ぴょう性を高められるようしています。

商品説明書に書いてある以上に審査は厳しい?

まず、筆者が業界関係者にヒアリングした限りですが、多くの業界関係者がauじぶん銀行の住宅ローンの審査基準は厳しめと言っています。

インターネット銀行の住宅ローンは金利が低い代わりに審査が厳しいという話はよく聞く話ですが、auじぶん銀行も例外ではありません。

公表されている商品説明書にある審査に関連する内容は、決して厳しくありませんので、審査の実態は商品説明書よりは厳しい基準で審査されていると思っておく必要があります。

auじぶん銀行の住宅ローンに落ちた場合、すぐに再審査を申し込んでも落とされる可能性が高く、収入(金額・安定性)や信用情報(他の借入の整理やサービス利用解約)などを改善しないとまた審査に落とされるだけで、簡単に改善できることはほとんどありません。

auじぶん銀行の住宅ローンの審査に落ちた人におすすめしたいのは、金利や住宅ローンの商品内容、審査の通りやすさを総合力を考慮すると、イオン銀行新生銀行ARUHI(スーパーフラット)です。

auじぶん銀行の住宅ローンの商品説明書について

金融機関は住宅ローンなどのローンの審査基準や審査結果についての詳細情報を開示していませんが、ヒントが無いわけではなく、各金融機関が定めた住宅ローンの商品内容や利用基準がまとめられている商品説明書を確認することである程度把握することができます。

この商品説明書を参照しながら、auじぶん銀行の住宅ローン審査基準を解説していきます。

auじぶん銀行の住宅ローンを利用できる人

年齢基準

auじぶん銀行の住宅ローンに申し込みをできる方は満20歳から満65歳までで、満80歳までに住宅ローンを完済する必要があります。

住宅ローンの借入期間は最長で35年ですが、完済が満80歳までなので満45歳までに住宅ローンを組めば35年のローンを組むことができません。それ以降の年齢で契約する場合は、35年未満としなければなりません。

auじぶん銀行の住宅ローンの年齢基準は一般的で年齢という観点で厳しいことはありません。

なお、「がん50%保障団信」「11疾病保障」は満50歳までの人しか利用できないので注意しましょう。

年収基準

auじぶん銀行の住宅ローンを利用するには年収200万円以上が条件となっています。

一般的に住宅ローンを借りるためには300万円程度の年収が望ましいと言われていますので、この基準自体は比較的あまい部類にあります。

ただし、年収200万円ギリギリだと厳しい結果になる可能性は高いと考えておいた方が良いでしょう。年収の基準を明示しているだけ透明性は高いですし、年収ごとの住宅ローン借入限度額をシミュレーションソフトを使って計算できるようになっているので、どの程度の借り入れが可能かを事前に把握してから申し込むようにしましょう。

状態の基準(団信の加入審査)

auじぶん銀行に限らず、一般的な住宅ローンでは団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。

団信は住宅ローン契約者が住宅ローン返済中に死亡や高度障害となった場合に保険金が支払われる生命保険です。保険金が住宅ローン残高の返済に充てられる仕組みで、住宅ローン契約者だけでなく住宅ローンを貸している金融機関にとってもメリットがある仕組みなので、日本では住宅ローンと団信はほぼセットとして考えられています。

auじぶん銀行のがん保障は過去にがんと診断されたことがある方はがんが完治してから3年以上経過していたとしても加入することはできません。(一度でもがんと診断されていると加入できない)

なお、auじぶん銀行では健康上の理由で一般団信に加入できない方向けに加入条件を緩和したワイド団信の取扱を行っています。ネット銀行はもちろん、メガバンク・地銀でもワイド団信を取り扱っていない銀行も多いので、健康状態に関する利用基準は使いやすい設計になっていると言えます。

※団信・ワイド団信の加入審査は保険会社により行われます

職業の基準

auじぶん銀行の住宅ローンは、公務員・正社員、契約社員、派遣社員、個人事業主(自営業)、会社役員、会社経営者が利用可能です。パート・アルバイトの方は利用できませんが、収入が年金だけでも利用できる可能性があります。

この基準は一般的な水準(または少し利用しやすい基準)と言えますが、個人事業主や自営業が審査に落ちることは多いようです。

勤続年数

auじぶん銀行の住宅ローンを利用するには、3年の勤続年数が望ましいと言えます。商品概要説明書では、勤続年数に触れていませんが、「必要書類」の説明の中に以下のような記載があります。

正社員などであれば、3年未満でも利用することができますが、その場合は職務経歴書の提出が必要です。過去の勤務先情報などに自信があれば3年未満の勤続年数でも利用できます。

正社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
契約社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
派遣社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
個人事業主(自営業)3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
会社役員3期分の決算書が提出できる事業実績
会社経営者3期分の決算書が提出できる事業実績

抵当権について

抵当権とは住宅ローンを返してもらえない状態になった時に担保として利用できる権利です。住宅ローンを借りる場合、どの金融機関もマイホームに抵当権を設定します。

保証会社を利用しているメガバンク、地銀、信用金庫の住宅ローンでは保証会社による抵当権の設定が行われます。auじぶん銀行では保証会社を使っていないのでauじぶん銀行が抵当権を設定することになります。

国籍について

日本国籍もしくは日本に永住権がある方が対象となっています。

新生銀行のように配偶者が日本国籍・永住権があれば、本人が永住権がなくても借りることができる住宅ローンもありますが、auじぶん銀行の基準は厳しくも甘くもなく標準的なものです。

auじぶん銀行の住宅ローンの資金用途

対象の住宅

ご自身や家族(配偶者、扶養家族、ご両親)が住むための住宅の購入資金。中古戸建ての購入にも利用可能です。

また、住宅購入のための諸費用(印紙代、登記関連費用、司法書士や土地家屋調査士の手数料、融資事務手数料、火災・地震保険料、不動産仲介手数料、引越し費用)も住宅ローンの一部として借り入れ可能です。

なお、注文戸建て住宅の購入については一括融資のみで、分割融資・つなぎ融資には対応していません。つなぎ融資を活用したい場合には別途、他社(信販大手のアプラスなど)のつなぎ融資商品に申し込みをする必要があります。

借り換え時の資金用途

他の金融機関からの住宅ローン借り換え資金、リフォーム資金の借り換え(新規のリフォームの資金貸し出しには対応していない)、また借り換えに伴う諸費用も住宅ローンへの組み込みが可能です。

対象外となる住宅について

借地物件、保留地、離島、投資・事業用、賃貸用の物件については利用不可となっています。

auじぶん銀行の住宅ローンの借り入れ金額・借り入れ期間について

借り入れ限度額・上限について

auじぶん銀行の住宅ローンは2億円まで借りることができます。ネット銀行で2億円までの融資に対応しているのは珍しく、auじぶん銀行の特徴の1つと言ってよいでしょう。

新規購入の場合には物件価格の10%を上限に諸費用を借りることができます。事務手数料が2.2%(税込み)、不動産仲介手数料が約3.3%(税込み)とそれだけで5.5%(税込み)必要となりますが、10%の枠があれば十分でしょう。

借り入れ期間について

最大35年ですが、中古住宅の場合には耐用年数により、35年のローンが組めない可能性があります。たとえば、マンションの耐用年数は47年と定められていますので、築20年の中古マンショを購入しようとした場合には、残り27年で税務上は価値が無くなる計算です。金融機関により基準が異なりますが、耐用年数については注意が必要です。

auじぶん銀行の住宅ローンについて詳しくはこちら

保証会社・保証人について

auじぶん銀行の住宅ローンに保証人は不要です。また、保証会社も利用しないため保証料もかかりません。

※審査結果で保証会社の保証がある保証付金利プランとなる場合があります。金利プランが保証付金利プランになる場合は、保証料相当額が上乗せされた金利になります。(保証料の別途の支払いはありません)

auじぶん銀行の住宅ローンの審査日数・期間

auじぶん銀行の住宅ローンはネット完結で審査を完了できる住宅ローンの代表的な存在です。

一般的な金融機関の住宅ローンは審査に必要な書類を郵送し、追加資料がされば再度郵送することになりますし、契約書を簡易書留などで郵送するなど、物理的な郵送に時間を取られますが、auじぶん銀行の住宅ローンでは必要書類を撮影し、パソコンやスマホでマイページからアップロードする仕組みなので郵送か関わる時間が一切不要になります。書類に不備があってもネットでの手続きならauじぶん銀行からの連絡を受けて即対応することが可能ですね。

auじぶん銀行の住宅ローンの審査必要書類

 正社員契約社員・派遣社員自営業・個人事業主会社役員・社長
免許証、パスポート
健康保険証
住民票
源泉徴収票 
住民税決定通知書または課税証明書 
会社の決算書3期分(勘定科目内訳明細書を含む)   
確定申告書(付表を含むすべての申告書類)  ○(確定申告をしている場合)
納税証明書
物件に関する書類
借り換えに関する書類(返済予定表)
健康診断書借り入れが5000万円を越える場合
職歴書転職3年未満の場合 就任3年未満の場合
通帳コピー(6か月分)借り換えの場合、過去6か月分の返済を確認できるページ

auじぶん銀行の住宅ローン審査基準は甘い?厳しい?

auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準をチェックしてきた限りでは、特別に審査基準が厳しいということはなさそうです。

勤続年数が3年以上で年収が200万円以上ある方は積極的に審査申し込みをする価値のある住宅ローンと言えるでしょう。また、auじぶん銀行の住宅ローンにはワイド団信の取り扱いもあるので、健康状態に不安がある方にもおすすめできます。

 

ただ、一度審査に落ちてしまった場合、審査に落ちた理由を解消する必要があります。何も対策をとらないで再審査に通過するのはかなり厳しいので、もし、auじぶん銀行の住宅ローンに落ちてしまった、再審査に申し込みをしてみたいという方は、auじぶん銀行とは審査基準が異なるフラット35、特にフラット35の実績が豊富なARUHIへの申し込みを検討してみても良いでしょう。

 

固定金利なので変動金利ほど金利が低いわけではありませんが、フラット35は審査に通りやすいとされているので、物件が基準を満たしていれば有力候補になると思います。

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