メガバンクの三菱UFJ銀行と通信キャリア大手のKDDIが出資しているじぶん銀行の住宅ローンが2015年に登場して以来、じぶん銀行の住宅ローンは認知の向上とともに人気を博しています。

じぶん銀行の住宅ローンにはがん50%保障団信と精神疾患以外の全ての病気とケガを保障する全疾病保障を無料で標準付帯させているため、他行の住宅ローンと比較した際の価値は金利だけでは評価するのが難しいほどです。(ただし、じぶん銀行の住宅ローン金利は業界最低水準であるため金利だけの比較でもじぶん銀行の商品スペックは他行を圧倒しています)

しかし、どんな素晴らしい住宅ローンでは審査に通らなければ借りることができませんので、住宅ローン審査基準を把握することは極めて重要です。

本ページでは一人でも多くの方にじぶん銀行の住宅ローンの良さを知っていただき、住宅ローン審査申込みをしていただきたいので、審査基準をなるべく分かりやすく詳細に説明していきたいと思います。

じぶん銀行からは審査結果の理由の開示はされませんので、じぶん銀行の住宅ローン審査が厳しいのかもしくは甘いのか、本ページが読者の方の一助になれば幸いです。

じぶん銀行の住宅ローン

 

最初にじぶん銀行の住宅ローンの注目ポイント!

金利が安い

まず、じぶん銀行の住宅ローンの特徴としてピックアップしたいのが住宅ローン金利です。主要なネット銀行、メガバンクの住宅ローン金利をじぶん銀行と比較してみたいと思います。

金融機関名変動金利10年固定金利20年固定金利
じぶん銀行0.457%0.570%0.841%
新生銀行0.450%0.800%0.950%
ジャパンネット銀行0.415%0.580%1.240%
住信SBIネット銀行0.457%0.710%1.310%
ソニー銀行0.507%(変動セレクト)0.630%(固定セレクト)1.021%(固定セレクト)
楽天銀行のフラット351.060%
三菱UFJ銀行0.775%0.990%2.740%
三井住友銀行0.775%1.000%1.590%

赤字にしている金利が当サイトの編集部で確認できた業界最低水準の住宅ローン金利です。じぶん銀行は10年固定金利、20年固定金利で国内最低水準であり、人気の変動金利も最も金利が低いジャパンネット銀行とは0.04%というわずかな差しかなく、こちらも国内最低水準と表現しても問題ないでしょう。

じぶん銀行の最大の特徴はこの低金利にあります。

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疾病保障が充実

次の特徴は冒頭でもご紹介したがん50%保障団信と全疾病保障が無料で付帯していることでしょう。それぞれの保障内容を完結にご紹介したいと思います。

がん50%保障がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる
全疾病保障精神疾患をのぞく病気や怪我で180日以上入院すると住宅ローン残高がゼロになる

ネット銀行や地銀ではがん保障と全疾病のいずれかを付帯させるケースが多いですが、この両方の疾病保障を付帯させているは極めて稀です。

がん50%保障は金利換算で年0.1%、全疾病保障は年0.05%相当の保険料に相当します。このため、前項でご紹介した、じぶん銀行の変動金利、年0.457%はこの2つの疾病保障を除いた場合、年0.307%に相当することとなります。疾病保障の価値を考えれば、変動金利含めてじぶん銀行の住宅ローンがぶっちぎりで優秀なことが分かります。

じぶん銀行の住宅ローンに無料で付帯する全疾病保障とがん50%保障団信

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じぶん銀行の住宅ローン審査基準について

じぶん銀行に限らず、金融機関は住宅ローンを含め、ローンの審査基準や審査結果についての詳細情報を開示してくれません。

しかし、各金融機関では住宅ローンがどういった商品なのか?どういった方に向けた商品なのか?を明示した商品概要説明書というものを用意しています。この商品概要説明書は法的に交付が義務付けられており必ず見つけることが可能です。

この商品概要説明書に基本的な審査基準が掲載されいていると考えてよいでしょう。本ページではその商品概要説明書に掲載されている審査基準と細かく解説していきます。

じぶん銀行の住宅ローンを利用できる方

じぶん銀行の住宅ローン審査基準(人物像)

まず最初にじぶん銀行の住宅ローン審査基準の中で、利用できる人物についての基準を見て行きたいと思います。

年齢の基準

じぶん銀行の住宅ローンに申し込みをできる方は満20歳から満65歳までの方となります。その上で満80歳までに住宅ローンを完済する必要があります。多くの方が住宅ローンを組む際に35年ローンとすると思いますが、完済が満80歳までからを逆算すると満45歳までに住宅ローンを組まないと35年未満のローンとしなければなりません。この基準は住宅ローンとしては極めて一般的でじぶん銀行の基準は厳しいものとは言えません。

なお、じぶん銀行の住宅ローンの特徴である「がん50%保障団信」を付帯させるには満50歳までの方しか借りることができません。厳しく見えるかもしれませんが、他の金融機関の疾病保障も50歳が基準となっているものが多くじぶん銀行の基準が厳しいわけではありません。3大疾病、7大疾病を含むがんを保障する疾病保障はがんになる確率が高くなる50歳を越えて加入させるのが難しいというのが実態です。国立がんセンターの調査でも50歳以降のがんになる確率が急上昇する傾向が明らかになっています。

年齢別のがん罹患率

引用;国立がん研究センター

年収の基準

じぶん銀行の住宅ローンに申し込みをするためには年収200万円以上が必要となります。年収190万円の方はじぶん銀行の住宅ローンに申し込むことはできません。この基準は金融機関の中では若干甘い(緩い)と言ってよいでしょう。一般的に住宅ローンを借りるためには300万円程度の年収が必要といわれています。また、年収の基準について開示すらしてない金融機関もある中で、じぶん銀行の住宅ローンは年収200万円以上あれば、まずは安心して申し込みができる住宅ローンの1つと言って良いでしょう。

また、じぶん銀行では年収ごとの住宅ローン借入限度額を開示しており、自身がどの程度の借り入れが可能かをシミュレーションすることが可能です。年収ごとの借入限度額を参考までに一覧化するので参考にしてください。

年収変動金利35年固定(当初引き下げプラン)
200万円1,550万円1,360万円
300万円2,320万円2,040万円
400万円3,100万円2,720万円
500万円3,880万円3,400万円
600万円4,650万円4,080万円
700万円5,430万円4,770万円
800万円6,200万円5,450万円
900万円6,980万円6,130万円
1,000万円7,660万円6,810万円

上記はあくまでもじぶん銀行の計算する借入限度額であり、実際に月々の返済がしていけるのかとは別の視点です。この点については 年収別に住宅ローン借入可能額と目安額を比較すると驚きの結果に を一読ください。

団体信用生命保険・健康状態の基準

じぶん銀行に限らずフラット35を除く、民間の住宅ローンでは団体信用生命保険(団信)への加入が必須となっています。団信は住宅ローン契約者が住宅ローン返済中に死亡や高度障害となった場合に保険金が支払われ、住宅ローン残高の返済に弁済される制度であり、住宅ローン契約者はもちろん、住宅ローン貸し出し金融機関をも守る仕組みと言ってよいでしょう。

団信は生命保険の一種であり、加入時に告知義務を負っています。団信の申し込み書兼告知書で過去3年分の健康状態を申告することになりますが、この健康状態・病歴によっては団信に加入できない可能性があります。しかし、じぶん銀行ではワイド団信と呼ばれる加入条件を緩和したクレディ・アグリコル生命の団信を扱っており、うつ秒、糖尿病、肝炎などさまざまな持病を持った方の団信を引き受けた実績があります。

なお、じぶん銀行のがん保障は過去にがんと診断されたことがある方はがんが完治してから3年以上経過していたとしても加入することはできません

団体信用生命保険(団信)とは?

職業の基準

商品概要説明書には記載がありませんが、じぶん銀行の住宅ローンは、正社員、契約社員、派遣社員、個人事業主(自営業)、会社役員、会社経営者が利用可能です。パート・アルバイトの方は利用できませんので、同じネット銀行の楽天銀行のフラット35への申し込みをオススメします。なお、収入が年金のみの方もじぶん銀行の住宅ローンには申し込みが可能です。

勤続年数

じぶん銀行の商品概要説明書には勤続年数に関する記述はありませんが、「必要書類」から勤続年数が読み取れます。

正社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
契約社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
派遣社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
個人事業主(自営業)3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
会社役員3期分の決算書が提出できる事業実績
会社経営者3期分の決算書が提出できる事業実績

抵当権の設定について

抵当権は貸したお金が返ってこない際の担保であり、住宅ローンを借りる際にはどの金融機関でも抵当権の設定が必要となります。保証会社を利用しているメガバンク、地銀、信用金庫の住宅ローンでは保証会社による抵当権の設定が行われます。

国籍について

日本国籍もしくは永住権がある方が対象となっており、標準的な基準と言えます。※新生銀行では配偶者が日本国籍・永住権を有していれば、本人が有していなくても借りれる基準となっています。

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じぶん銀行の住宅ローンの資金用途

じぶん銀行の住宅ローンの資金用途

次にじぶん銀行の住宅ローンがどういった用途に利用できるか確認していきましょう。

対象の住宅について

ご自身や家族(配偶者、扶養家族、ご両親)が住むための住宅の購入資金。中古戸建ての購入にも利用可能となっています。

また、住宅購入のための諸費用(印紙代、登記関連費用、司法書士や土地家屋調査士の手数料、融資事務手数料、火災・地震保険料、不動産仲介手数料、引越し費用)も住宅ローンの一部として借り入れ可能。

なお、注文戸建て住宅の購入については一括融資となるため、つなぎ融資には対応していません。

借り換え時の資金用途

他の金融機関からの住宅ローン借り換え資金、リフォーム資金の借り換え(新規のリフォームの資金貸し出しには対応していない)、また、借り換えに伴う諸費用も住宅ローンへの組み込みが可能。

対象外となる住宅について

借地物件、保留地、離島、投資・事業用、賃貸用の物件については利用不可。

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じぶん銀行の住宅ローンの借り入れ金額・借り入れ期間について

じぶん銀行の住宅ローンの借り入れ可能額と借り入れ期間

借り入れ限度額・上限について

じぶん銀行の住宅ローンは2億円まで借りることができます。ネット銀行で2億円までの融資に対応しているのは珍しく、じぶん銀行の特徴の1つと言ってよいでしょう。

新規購入の場合には物件価格の10%を上限に諸費用を借りることができます。融資事務手数料が2%、不動産仲介手数料が3%とそれだけで5%(税込み5.5%)必要となりますが、10%の枠があれば十分でしょう。

借り入れ期間について

最大35年ですが、中古住宅の場合には耐用年数により、35年のローンが組めない可能性があります。たとえば、マンションの耐用年数は47年と定められていますので、築20年の中古マンショを購入しようとした場合には、残り27年で税務上は価値が無くなる計算です。金融機関により基準が異なりますが、耐用年数については注意が必要です。

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保証会社・保証人について

じぶん銀行の住宅ローンの保証会社・保証人

じぶん銀行の住宅ローンに保証人は不要です。また、保証会社も利用しないため保証料もかかりません。

保証料は審査結果によってはかなり高額なものとなり、借入額に対し、2%~7%必要となるのが標準的です。7%となるととてつもないコストとなりますし、保証料がいくいらになるか審査結果が出るまで分からないと言う不安がなくなるのがうれしいですね。

じぶん銀行の住宅ローンの審査日数・期間

じぶん銀行の住宅ローン審査期間

じぶん銀行の住宅ローンは最短10日で契約が完了する国内でもっとも審査が早い住宅ローンの代表格です。この驚異的なスピードを実現できるのは審査と契約がネットで完結するためです。

一般的な金融機関の住宅ローンは審査に必要な書類を郵送し、追加資料がされば再度郵送することになりますし、契約書を簡易書留などで郵送するなど、物理的な郵送に時間を取られますが、じぶん銀行の住宅ローンでは必要書類を撮影し、パソコンやスマホでマイページからアップロードする仕組みなので郵送か関わる時間が一切不要になります。書類に不備があってもネットでの手続きならじぶん銀行からの連絡を受けて即対応することが可能ですね。

契約完了後は司法書士との面談などの手続きが残っているため、10日で融資実行とはなりませんが、3週間もあれば十分に融資実行まで終えれるのではないでしょうか。(住信SBIネット銀行の住宅ローンは融資実行まで6週間程度必要です)

結論、じぶん銀行の住宅ローン審査基準は甘い?厳しい?

以上、細かく、じぶん銀行の住宅ローンの審査基準をチェックしてきましたが、特別に審査基準が厳しいということはなく、勤続年数が3年以上で年収が200万円以上ある方は積極的に審査申し込みをする価値のある住宅ローンだと思います。

じぶん銀行の住宅ローンはワイド団信の取り扱いもあるため、健康状態に不安がある方にも利用ができる点が大きいですね。

 

もし、じぶん銀行の住宅ローンに落ちてしまった、再審査に申し込みをしてみたいという方は、じぶん銀行よりも審査が甘い、楽天銀行のフラット35への申し込みも行ってみてください。固定金利なので変動金利ほどのメリットはありませんが、公的な住宅ローンであり、最も審査が甘い、寛容なフラット35の審査に通っていれば選択肢が広がることは間違いありません。

フラット35にはフラット35Sという金利優遇制度があり、当初5年間は0.25%の金利引き下げが実現しますので、2019年10月であれば、年0.860%までの引き下げが実現されます。

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