この記事では、auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準について解説しています。

auじぶん銀行の住宅ローン

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。


auじぶん銀行は今月も非常に魅力的な低金利で住宅ローンを提供しています。また、auじぶん銀行の住宅ローンの魅力は金利だけでなく、充実した疾病保障です。疾病保障の内容についても事前にこちらのページなどで確認しておくようにしてください。


auじぶん銀行の住宅ローンの詳細はこちら


auじぶん銀行の住宅ローンは人気がある住宅ローンですが、金利が低い分、「審査が厳しい」と言われることもあります。

※なお、この記事にはauじぶん銀行の最新金利や新たに始まったキャンペーンなどの情報は掲載していませんので、事前にこちらのページなどで最新の情報をチェックしておくようにしてください。

住宅ローンの審査の結果はインターネット上にも情報があふれています。SNSや口コミサイト・掲示板などにも「あっさりと審査に落とされた」「審査には通ったけど希望する金額が借りられなかった」「メガバンクの審査に通ったのにauじぶん銀行は落ちた」というような審査に落ちた人たちのクチコミを見かけることは多くあります。

この記事では、本当にauじぶん銀行の住宅ローンの審査は厳しいのか、また、審査が厳しいのであれば、どのような点に注意して申し込みすべきかといった、auじぶん銀行の住宅ローンに申し込む時に注意したいポイントについて解説していきたいと思います。

なお、auじぶん銀行の住宅ローンは、低金利と充実した疾病保障で人気を集める住宅ローンです。すでに3兆5,000億円を超える住宅ローンの貸し出し行ってきた実績が示す通り、住宅ローンの審査基準がむやみに厳しいわけではありません。(厳しすぎる審査基準の住宅ローンが短期間で3兆円も貸すことはできません。)

なお、auじぶん銀行では2021年1月29日から保証会社の保証付の住宅ローンの取り扱いを開始しています。保証会社の保証が付いた住宅ローンは商品性が異なりますが、保証会社との提携でこれまで以上に多くの方がauじぶん銀行の住宅ローンを使えるようになったということになります。

※保証会社の保証が付いた住宅ローンは、通常の保証なしの住宅ローンより保証料相当額などが上乗せされますので、少し高い金利で住宅ローンを借りることになります。通常の住宅ローンより借入条件は悪化してしまいます。もちろん、審査に通ったからと言ってその住宅ローンを必ず利用しなければならないわけではありませんので、「審査に落とされるよりは、選択肢が残った方が良い」と前向きにとらえるようにしましょう。

auじぶん銀行の住宅ローン

※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。


auじぶん銀行は今月も非常に魅力的な低金利で住宅ローンを提供しています。また、auじぶん銀行の住宅ローンの魅力は金利だけでなく、充実した疾病保障です。疾病保障の内容についても事前にこちらのページなどで確認しておくようにしてください。


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auじぶん銀行の住宅ローンの特徴について

”住宅ローン審査の厳しさ”は、その住宅ローンの商品内容・サービス内容と表裏一体です。審査基準の話に入る前に、auじぶん銀行の住宅ローンの特徴を解説していきます。

(どんなローンも「利息と元本を返してくれた人から発生した利益」と「途中で返してくれなくなった人から発生した損失」の差額でビジネスを成立させています。基本的に審査が厳しい住宅ローンは条件が良い住宅ローンと言えます。)

auじぶん銀行の住宅ローンは、特に変動金利と10年固定金利の金利が低く、幅広い利用者の人気を集めています。単純に住宅ローンの金利が低いだけでなく、がん50%保障、4疾病保障、全疾病長期入院保障※を無料で付帯することも人気を集めている理由です。

※満50歳までの方が加入可能。

このように付帯サービスも充実していて、金利も低いローン商品は、「審査が厳しくて当たり前」と思っておくのが原則です。

auじぶん銀行の住宅ローンの特徴の整理
  • 変動金利・10年固定金利は低金利で、
  • がん50%保障、4疾病保障、全疾病長期入院保障(※満50歳までの方が加入可能。)が無料で付いてくる。
  • 最近は20年固定金利や35年固定金利もかなり低金利になっているので固定期間が長めの住宅ローンを探している人の候補にもなる。
  • 「がんと診断されたら(症状によらない)」というわかりやすい条件の保障が無料なのは見逃せない
  • 事務手数料は借入金額の2.20%(税込)と高めだが一部繰上返済手数料は無料
  • 事務手数料、不動産仲介手数料、引っ越し費用などの住宅購入に関わる諸費用やリフォーム資金(借換時のみ)もまとめて借りることもできるし、
  • 頭金の有無で金利が変わることもないので手元資金が少なくてもお得にかりることができる。(複雑な金利優遇条件もない)
  • スマホで全ての手続き(借り入れ後も)ができるが、スマホやパソコンをあまり使えない人には不向きな面はある。
  • auとの連携サービスによる特典は極めて魅力的

詳細はこちら

大手銀行や地銀の住宅ローンとは比べ物にならないほど、たくさんの魅力が詰めこまれている住宅ローンですが、これだけの低金利で、かつ、豊富なサービスがついている住宅ローンなので銀行としての利益率はけっして高くないでしょう。

あくまでも住宅ローンは銀行にとってビジネスの1つです。利益率の低さを考えると、甘い審査基準ではこの住宅ローンは貸せるはずはありません。

一方で、「何も考えずに、すべての審査項目を厳しくしていたら、短い期間で何兆円もの住宅ローンを貸すことはできないので、バランスをとっている」と考えることができます。

それでは、auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準の解説に入りたいと思います。

なお、auじぶん銀行では様々な新サービスやキャンペーンを行ったりしていますので、この記事の中ではほとんど触れていないので、最新情報は以下から確認しておいてください

auじぶん銀行の住宅ローンの最新情報はこちら

auじぶん銀行の住宅ローンの審査のポイント

住宅ローンの審査について

どの金融機関でも住宅ローンの審査に落ちると、簡単な手紙がやメールで「期待に添えずにすみませんでした」と連絡が来るぐらいで、審査に落ちた理由について教えてくれることはありません。

手紙やメールを受け取った後に、コールセンターや店舗のスタッフに審査に落ちた理由や審査の基準を質問しても、明確には教えてもらえないことが大半です。

商品説明書に書いてある以上に審査は厳しい?

筆者も、住宅ローンの業界関係者にヒアリングしたことがありますが、auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準は厳しめな点は多いと思います。

インターネット銀行の住宅ローンは、全体的な傾向として”金利が低い代わりに審査が厳しい”と言われますがauじぶん銀行も例外ではありません。むしろ競争の激しいインターネット銀行の中でも、auじぶん銀行の住宅ローンはひときわ低金利なので、日本でもトップクラスに審査が厳しくてもおかしくないでしょう。

なお、公表されている商品説明書などに記載されている利用基準は厳しくありませんので、実際には商品説明書よりは厳しい基準で審査されていると認識しておく必要があります。

住宅ローンに落ちた場合、すぐに再審査を申し込んでも落とされると考えておく必要があります。収入(金額・安定性)や信用情報(他の借入の整理やサービス利用解約)などを改善してからでなければ、また審査に落とされるだけです。

auじぶん銀行の住宅ローンの審査に落ちた人におすすめしたいのは、金利や住宅ローンの商品内容、審査の通りやすさを総合力を考慮すると、イオン銀行SBI新生銀行ARUHI(スーパーフラット)です。

auじぶん銀行の住宅ローンの商品説明書について

金融機関は住宅ローンの審査基準や審査結果(落ちた理由や減額した理由)についての詳細情報を開示していません。そのため、どのような点が審査で問題視されたかを正確に把握することはできませんが、様々な個所にヒントが隠されています。

たとえば、住宅ローンの商品内容や利用基準がまとめられている商品説明書をやよくある質問などのホームページです。何気ない記載をしっかりと確認することである程度の審査の基準や審査方針を把握することができます。

それでは、商品説明書を参考にしながら、auじぶん銀行の住宅ローン審査基準を解説していきます。

auじぶん銀行の住宅ローンを利用できる人

年齢基準

auじぶん銀行の住宅ローンに申し込みをできる方は満18歳から満65歳までで、満80歳までに住宅ローンを完済する必要があります。

住宅ローンの借入期間は最長で35年ですが、完済が満80歳までなので満45歳までに住宅ローンを組めば35年のローンを組むことができません。それ以降の年齢で契約する場合は、35年未満としなければなりません。

auじぶん銀行の住宅ローンの年齢基準は一般的で年齢という観点で厳しいことはありません。

なお、「がん50%保障団信」「がん100%保障団信」は満50歳までの人しか利用できないので注意しましょう。

年収基準

auじぶん銀行の住宅ローンを利用するには年収200万円以上が条件となっています。

一般的に住宅ローンを借りるためには300万円程度の年収が望ましいと言われていますので、この基準自体は比較的あまい部類にあります。

ただし、年収200万円ギリギリでauじぶん銀行の住宅ローンに申し込んでも厳しい結果になる可能性が高いと考えておいた方が良いでしょう。

年収の基準を明示しているだけで透明性は高いですが、やはりギリギリの年収では総合的な審査で落とされる可能性が高まります。

なお、年収ごとの住宅ローン借入限度額をシミュレーションツールを使って計算できるようになっているので、どの程度の借り入れが可能かを事前に把握してから申し込むようにしましょう。

健康状態の基準(団信の加入審査)

auじぶん銀行に限らず、一般的な住宅ローンでは団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。

団信は住宅ローン契約者が住宅ローン返済中に死亡や高度障害となった場合に保険金が支払われる生命保険です。保険金が住宅ローン残高の返済に充てられる仕組みで、住宅ローン契約者だけでなく住宅ローンを貸している金融機関にとってもメリットがある仕組みなので、日本では住宅ローンと団信はほぼセットとして考えられています。

auじぶん銀行のがん保障は過去にがんと診断されたことがある方はがんが完治してから3年以上経過していたとしても加入することはできません。(一度でもがんと診断されていると加入できない)

なお、auじぶん銀行では健康上の理由で一般団信に加入できない方向けに加入条件を緩和したワイド団信の取扱を行っています。ワイド団信の加入に際しては、借入金利に年0.3%の上乗せ金利が発生しますが、ネット銀行はもちろん、メガバンク・地銀でもワイド団信を取り扱っていない銀行も多いので、健康状態に関する利用基準は使いやすい設計になっていると言えます。

※団信・ワイド団信の加入審査は銀行ではなく保険会社が行います。

職業の基準

auじぶん銀行の住宅ローンは、公務員・正社員、契約社員、派遣社員、個人事業主(自営業)、会社役員、会社経営者が利用可能です。パート・アルバイトの方は利用できませんが、収入が年金だけの人も利用できるようになっていて、幅広い働き方に可能性があります。

この基準は一般的な水準(または少し利用しやすい基準)と言えますが、口コミなどを確認しているとやはり個人事業主や自営業が審査に落ちることは多いようです。

勤続年数

auじぶん銀行の住宅ローンを利用するには、3年の勤続年数が望ましいと言えます。商品概要説明書では、勤続年数に触れていませんが、「必要書類」の説明の中に以下のような記載があります。

正社員などであれば、3年未満でも利用することができますが、その場合は職務経歴書の提出が必要です。過去の勤務先情報などに自信があれば3年未満の勤続年数でも利用できます。

正社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
契約社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
派遣社員3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
個人事業主(自営業)3年(3年未満の場合には経歴書を提出すること)
会社役員3期分の決算書が提出できる事業実績
会社経営者3期分の決算書が提出できる事業実績

抵当権について

抵当権とは住宅ローンを返してもらえない状態になった時に担保として利用できる権利です。住宅ローンを借りる場合、通常は金融機関(銀行か保証会社)がマイホームに抵当権を設定します。

保証会社を利用しているメガバンク、地銀、信用金庫の住宅ローンでは保証会社による抵当権の設定が行われます。auじぶん銀行では保証会社を使っていない(※)のでauじぶん銀行が抵当権を設定することになります。

※審査の結果、保証会社を利用する場合があります。

国籍について

日本国籍もしくは日本に永住権がある方が対象となっています。

SBI新生銀行のように配偶者が日本国籍・永住権があって、配偶者がペアローンや収入合算で住宅ローンの借入をする形であれば本人が永住権がなくても借りることができる住宅ローンもありますが、auじぶん銀行のこの審査基準は厳しくも甘くもなく標準的なものです。

auじぶん銀行の住宅ローンの資金用途

対象の住宅

ご自身や家族(配偶者、扶養家族、ご両親)が住むための住宅の購入資金。中古戸建ての購入にも利用可能です。

また、住宅購入のための諸費用(印紙代、登記関連費用、司法書士や土地家屋調査士の手数料、融資事務手数料、火災・地震保険料、不動産仲介手数料、引越し費用)も住宅ローンの一部として借り入れ可能です。

なお、注文戸建て住宅の購入については一括融資のみで、分割融資・つなぎ融資には対応していませんが、auじぶん銀行がアプラスのつなぎ融資を紹介してくれるサービスを提供しています。

借り換え時の資金用途

他の金融機関からの住宅ローン借り換え資金、他行のリフォームローンの借り換え(新規のリフォームの資金貸し出しには対応していない)、また借り換えに伴う諸費用も住宅ローンへの組み込みが可能です。

対象外となる住宅について

借地物件、保留地、離島、投資・事業用、賃貸用の物件については利用不可となっています。

auじぶん銀行の住宅ローンの借り入れ金額・借り入れ期間について

借り入れ限度額・上限について

auじぶん銀行の住宅ローンは2億円まで借りることができます。ネット銀行で2億円までの融資に対応しているのは珍しく、auじぶん銀行の特徴の1つと言ってよいでしょう。

新規購入の場合には物件価格の10%を上限に諸費用を借りることができます。事務手数料が2.2%(税込)、不動産仲介手数料が約3.3%(税込)とそれだけで5.5%(税込)必要となりますが、10%の枠があれば十分でしょう。

借り入れ期間について

最大35年ですが、中古住宅の場合には耐用年数により、35年のローンが組めない可能性があります。たとえば、マンションの耐用年数は47年と定められていますので、築20年の中古マンショを購入しようとした場合には、残り27年で税務上は価値が無くなる計算です。金融機関により基準が異なりますが、耐用年数については注意が必要です。

auじぶん銀行の住宅ローンについて詳しくはこちら

保証会社・保証人について

auじぶん銀行の住宅ローンに保証人は不要です。また、原則としては保証会社も利用しないため保証料もかかりません。

※審査結果で保証会社の保証がある保証付金利プランとなる場合があります。金利プランが保証付金利プランになる場合は、保証料相当額が上乗せされた金利になります。(保証料の別途の支払いはありません)

auじぶん銀行の住宅ローンの審査日数・期間

auじぶん銀行の住宅ローンはネット完結で審査を完了できる住宅ローンの代表的な存在です。

一般的な金融機関の住宅ローンは審査に必要な書類を郵送し、追加資料がされば再度郵送することになりますし、契約書を簡易書留などで郵送するなど、物理的な郵送に時間を取られますが、auじぶん銀行の住宅ローンでは必要書類を撮影し、パソコンやスマホでマイページからアップロードする仕組みなので郵送か関わる時間が一切不要になります。書類に不備があってもネットでの手続きならauじぶん銀行からの連絡を受けて即対応することが可能ですね。

自宅や職場への電話確認に気を付ける

auじぶん銀行の仮審査、本審査でauじぶん銀行のコールセンターから自宅や職場に電話が入ることがあります。この電話への対応が遅れると審査に遅くなる可能性があるので注意が必要です。

auじぶん銀行の住宅ローンの審査必要書類

auじぶん銀行の住宅ローンの本審査では、下記の必要書類を提出することになります。

 正社員契約社員・派遣社員自営業・個人事業主会社役員・社長
免許証、パスポート
健康保険証
住民票
源泉徴収票 
住民税決定通知書または課税証明書 
会社の決算書3期分(勘定科目内訳明細書を含む)   
確定申告書(付表を含むすべての申告書類)  ○(確定申告をしている場合)
納税証明書
物件に関する書類
借り換えに関する書類(返済予定表)
健康診断書(借入額が5,000万円以上の場合)
職歴書転職(転籍を含む)後3年未満の場合〇転職(転籍を含む)後3年未満の場合〇会社役員就任後3年未満の場合〇
借り換えの場合、通帳コピー(6か月分)

auじぶん銀行の住宅ローン審査基準は甘い?厳しい?

このように解説してきたように、auじぶん銀行の住宅ローンの審査基準は一見厳しめかと思いきや、特別に厳しいということはなさそうです。

特に勤続年数が3年以上で年収が200万円以上ある方は積極的に審査申し込みをする価値のある住宅ローンと言えるでしょう。また、auじぶん銀行の住宅ローンにはワイド団信の取り扱いもあるので、健康状態に不安がある方にもおすすめです。

一方で、自営業や個人事業主・転職したばかりの人にとっては厳しく審査されやすく利用が難しい可能性が高まります。

一度審査に落ちてしまい再審査をしようとする場合には少なくとも、審査に落ちたと考えられる理由を1つは解消する必要があります。

何も対策いないで再審査に挑んでも、通過できない可能性が高いのでauじぶん銀行とは審査基準が異なるフラット35、特にフラット35の実績が豊富なARUHIへの申し込みを検討することをおすすめします。

フラット35は固定金利なので変動金利ほど金利が低いわけではありませんが、フラット35は審査に通りやすいとされているので、物件が基準を満たしていれば有力候補になると思います。

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ARUHIのフラット35について詳しくはこちら

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