住宅ローン審査では、年収、年齢、健康状態、職業、雇用形態などさまざまな要素の審査が行われます。雇用形態も重要な審査のポイントであり、金融機関によっては、派遣社員や契約社員からの住宅ローン審査申し込み自体を受け付けていないケースもあります。

しかし、契約社員だからと言って、マイホーム購入、住宅ローン審査を諦める必要はありません。しっかりと対策を行うことで、マイホーム購入を実現する方法を考えていきましょう。

最初に結論

契約社員だからといって、住宅ローンが借りれないということはありません。不安のある方は公的な住宅ローンであるフラット35への申し込みは必ず行いましょう。楽天グループで楽天スーパーポイントも貯まり、融資事務手数料が相場の半額と楽天銀行のフラット35、全国150あまりの店舗で手厚いサポートが受けられるアルヒのフラット35。同じフラット35でも金融機関ごとに審査結果が変わることもあるので、複数の金融機関への申し込みを行いましょう。

契約社員だと住宅ローン審査が厳しい理由

契約社員だと住宅ローン審査に通らないというのはよく耳にするところですね。冒頭でも触れましたが、そもそも契約社員には住宅ローンを貸しません、審査もしませんという金融機関すら存在しています。

国土交通省がとりまとめをしている「民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」によると、75%の金融機関は雇用形態を住宅ローン審査の審査項目にあげています。

平成30年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書

こうしたことからも契約社員という雇用形態が住宅ローン審査に影響することは間違いないでしょう(しかし、マイホーム購入、住宅ローン審査を諦める必要はありません)

理由1.「安定・継続した収入」に課題があると判断される

金融機関が住宅ローン審査時に重視をするのが住宅ローン完済時まで安定・継続した収入を得ることができるのか?という点です。契約社員は「期間が定められた雇用契約」であるため、「安定・継続」した収入を得るという面で金融機関はマイナスの評価を下します。

理由2.給与水準に正社員と差がある

また、給与水準自体も正社員と比較した場合の差が大きいことも住宅ローン審査にマイナスに働きます。下記の資料は厚生労働省の調査結果からの引用ですが、正社員の場合には20万円から40万円の月収を得ている方が全体の60%を占めますが、契約社員の場合には全体の50%の方が20万円未満となっています。30万円までで全体の85%となっており、統計からも契約社員の所得水準が正社員の給与水準と差があることが明らかになっています。

契約社員の月収

参考:平成26年就業形態の多様化に関する総合実態調査の概況

 

金融機関ごとの契約社員への住宅ローン審査の対応状況

次に金融機関ごとの契約社員への住宅ローン対応状況を確認しておきましょう。具体的には契約社員として働いている場合に、住宅ローン審査をしてくれるかという点です。

金融機関名契約社員の審査対応有無審査対象となる年収審査対象となる勤続年数
楽天銀行のフラット3512万円転職直後でも可能。原則2年。
アルヒのフラット3512万円転職直後でも可能。原則2年。
ミスター住宅ローンREAL(SBIマネープラザ)非公表非公表
新生銀行の住宅ローン300万円転職直後でも可能。原則2年。
じぶん銀行の住宅ローン200万円非公表
au住宅ローン200万円非公表
イオン銀行100万円半年以上
ソニー銀行×400万円非公表
三菱UFJ銀行200万円1年
三井住友銀行非公表非公表
みずほ銀行非公表非公表
りそな銀行100万円1年

住宅ローン審査で契約社員だとばれる?ばれない?/虚偽のリスクとは?

契約社員の方が意外に気にしているのが、住宅ローン審査時に「契約社員であることがばれること」。これは正社員と比較して契約社員であることが住宅ローン審査にマイナスな影響を及ぼすとみなさんが考えるからですね。

実際、住宅ローン審査で契約社員とばれるのでしょうか?ばれないのでしょうか?結論から申し上げるとケースバイケースでしょう。それは契約社員の「雇用契約書」を確認しない限り、その方が契約社員だと分からないためです。勤務先で社会保険に加入していれば、保険証が支給されますが、もちろん保険証に「契約社員」であることが明記されているわけではありません。住宅ローン審査時には在籍確認の電話が金融機関からありますが、この際も金融機関はあなたが契約社員であるかの確認を電話口の方に確認するわけでもありません。

このため、住宅ローン審査時にうそをつき、契約社員であることを隠し通し、ばれないことも十分にありえますね。しかし、住宅ローン審査時の告知内容に虚偽があれば最悪の場合、住宅ローンの全額返済を求められる可能性があります。

そうしたリスクを考えれば、虚偽をせず、最初から契約社員として住宅ローンを借りれる金融機関に正面から審査申し込みをするほうがよいですよね。

ばれたときのリスク

 

契約社員の住宅ローン審査対策とは?

派遣社員の住宅ローン審査対策としていくつか紹介していきたいと思います。

契約社員の住宅ローン審査対策①

契約社員への住宅ローン融資を行う金融機関、複数に審査の申し込みをする。契約社員の住宅ローン申し込みを不可としているソニー銀行に住宅ローン申し込みをしても文字通り門前払いとなります。これは商品概要説明書でしっかりと契約社員には住宅ローン融資を行わないことを明記してあり、申し込み前に判断可能です。

個々の金融機関のホームページで住宅ローンの商品概要説明書を確認するのは大変ですし、記載箇所が見つけにくかったりしますので、本ページ上部の表組みを確認してみてください。

契約社員の住宅ローン審査対策②

次に頭金です。もちろん頭金がなし、もくしは10%未満でも住宅ローン審査に通ることは十分にありますが、頭金があったほうが審査に通る可能性は高くなりますし、購入できるマイホームの選択肢が広がるというメリットがあります。

契約社員の年収が低くなる傾向がありますので、頭金を溜めておくことで住宅ローン審査対策をしっかりしておきたいですね。

契約社員の住宅ローン借入限度額

続いて、契約社員が住宅ローンをいくら借りれるかを見て行きたいと思います。金融機関が定める借入限度額と実際に返済していける返済額から計算した借入可能額には差がありますので、両方を確認していきたいと思います。

物理的に借りることができる限度額

年収長期固定金利(フラット35)変動金利
150万円1,289万円融資対象外
200万円1,719万円1,550万円
250万円2,149万円1,940万円
300万円2,579万円2,320万円
350万円3,009万円2,710万円
400万円4,012万円3,100万円
450万円4,514万円3,490万円

金利が高いはずの長期固定金利(フラット35)の方が変動金利より借入限度額が大きいのはフラット35の審査基準が民間の金融機関より寛容・甘いためと考えてください。

 

月々の返済を念頭に置いた借入可能額(借りるべき金額の上限)

次に月々の返済を念頭に置いた借入可能額を算出してみましょう。年収に対し、20%の住宅ローン返済が限度として計算しています。

年収月々の住宅ローン返済額長期固定金利(フラット35)変動金利
150万円25,000円859万円融資対象外
200万円33,000円1,134万円約1,200万円
250万円41,000円1,410万円約1,600万円
300万円50,000円1,719万円約1,940万円
350万円58,000円1,994万円約2,300万円
400万円66,000円2,269万円約2,600万円
450万円75,000円2,579万円約3,000万円

ポイント

金融機関が定める借入限度額と現実的な月々の返済から逆算した借入可能額には大きな差がありますね。年収300万円の場合のフラット35で800万円もの差が出ています。、変動金利では400万円程度です。

こうして計算するとフラット35がより借りやすい商品設計になっていることが分かりますね。

なぜ、契約社員はフラット35を選ぶのか?

契約社員の方がフラット35を借りているという話をよく耳にすると思います。

フラット35は国土交通省が100%出資している、住宅金融支援機構が提供し、国内330あまりの金融機関が窓口となり、取り扱いをしているいわば「公的な住宅ローン」。住宅金融支援機構は多くの国民がマイホームを購入しやすい環境に貢献することが存在であり、「利益」を上げることが目的の民間金融機関とそもそもの存在意義が異なっています。

フラット35は長期固定型の金利を提供しているという特徴以外に、住宅ローン審査面でも大きな特徴があります。それは雇用形態に関する審査基準がないことです。フラット35はではパートやアルバイトでも住宅ローンを借りることが可能です。もちろん、契約社員・派遣社員はもちろん、住宅ローンが借りにくいとされている、会社経営者、個人事業主にとっても、もっとも利用しやすい住宅ローンと言えます。

契約社員の方は必ず、フラット35への申し込みは抑えるようにしましょう!

フラット35の仕組み

 

契約社員に必要な住宅ローン審査書類

書類入手先備考
身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど)
健康保険証勤務先勤務先名が明記されていること
源泉徴収票勤務先
住民税決定通知書市役所
住民税課税決定通知書市役所
所得税の納税証明書税務署副業をしていなかったり、確定申告をしていなければ不要
購入する住宅に関する書類不動産屋

 

 

楽天銀行のフラット35

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