糖尿病だと団信に加入できず住宅ローン審査に通らない?

糖尿病でも団信の問題をクリアして住宅ローンを借りる方法

食生活や生活習慣の問題で糖尿病になった場合、ある程度はご自身にも責任があるので仕方がない面があります。

一方で、遺伝などのやむを得ない事情による糖尿病が原因で住宅ローンの団信に加入できず、住宅ローンを借りられないのはとても辛いことです。

そこで、この記事では住宅ローンの審査に欠かせない団信の加入審査と糖尿病との関係と糖尿病でも団信の問題を解決して住宅ローン審査に通る方法を解説したいと思います。

糖尿病がある程度進行している場合でも住宅ローンの借り入れのチャンスは十分にありますので参考にしてもらえればと思います。

糖尿病の症状が一定にある場合
インスリンなどの投薬を行っている人でも症状が安定していれば、加入条件を緩和したワイド団信を用意している住宅ローンを利用できる可能性は十分あります。ワイド団信取扱銀行の中で、特に注目&おすすめしたいのはauじぶん銀行の住宅ローンで、「住宅ローンそのものの魅力の高さ」に「一般団信→ワイド団信と自動で加入審査してくれる」という手続き面の魅力もあります。

auじぶん銀行の住宅ローン・ワイド団信の詳細はこちら

また、団信に加入しなくても借りられるフラット35、それも貸出し実績・店舗網が豊富で、独自のフラット35(保証型フラット35・ARUHIスーパーフラット)を提供しているARUHIは最有力候補です。

ARUHIの魅力は豊富な貸出実と経験をもとに専門スタッフに相談しながら手続きを進められる点です。

ARUHIの店舗一覧・最新情報はこちら

糖尿病は団信の告知書にどう影響するのか?

住宅ローンの団信(団体信用生命保険)は、保険会社が用意した告知書にご自分の症状や治療歴を記入・提出し、保険会社は告知書の内容をもとに加入審査を行っています。

まずこの”告知書”にどのようなことを記入しなければならないのか、そして、糖尿病という病気が記入内容にどのように影響するのかを確認しておきましょう。

以下は一般的な団信の告知内容です。

簡単に言えば、現在・過去の病気と治療状況を教えなさい、ということです。

  1. 最近3ヶ月以内に医師の診察・投薬・治療・指示(要経過観察を含む)・指導を受けたことがありますか?
  2. 過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上に渡り医師の治療・投薬を受けたことがありますか?
    1.  狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、先天性心臓病、心筋症、高血圧症
    2. 脳卒中(脳出血・脳梗塞、くも膜下出血)、脳動脈硬化症
    3. 精神病、ノイローゼ、てんかん、自律神経失調症、アルコール中毒
    4. ぜんそく、慢性気管支炎、肺結核
    5. 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、すい臓炎
    6. 肝炎、肝硬変、肝機能障害
    7. 腎炎、ネフローゼ、腎不全
    8. 緑内障、網膜の病気、角膜の病気
    9. ガン、血腫、白血病、腫瘍、ポリープ
    10. 糖尿病、リウマチ、膠原病、貧血症、紫斑病
    11. 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、乳腺症
  3. 手・足の欠損または機能の障害はありますか?または、背骨(脊柱)・視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害がありますか?

もし、最近も糖尿病の治療しているようであれば1番目の項目に該当します。

2番目の病気の名称候補にも”糖尿病”としっかりと記載されています。3か月以内に糖尿病の治療を受けた場合はもちろん、3年以内に手術していたり、2週間以上糖尿病の治療を受けた場合は、その旨を告知する必要があります。

ここでいう”2週間の治療”とは、1回病院に行って2週間分の薬をもらっただけでも告知要件を満たしていると考える必要があります。

逆に、下記のような場合は例え糖尿病と診断されていても告知する必要がありません。

  • 糖尿病と診断を受けただけで薬をもらっていなかったり、もらった薬が1週間分でそれ以降病院へ行っていない
  • 最近3年間、糖尿病を理由に病院に行っていない

それでは、糖尿病だということを告知をしなければならない人が、住宅ローンを利用するにはどうすればいいか、4つの方法を解説していきます。

糖尿病の人が団信の問題をクリアして住宅ローンを借りる4つの方法

方法1:告知書だけではなく医師の診断書を提出する

団信の告知書に糖尿病であることを書いて提出するだけでなく、症状が安定している人は、HbA1Cと空腹時血糖の数値、さらに医師に症状が安定していると診断書を出してもらい、告知書と一緒に提出することで団信に加入できる場合があります。

何も提出しないと保険会社は団信の告知書に書かれた情報だけを見て加入できるかどうかの判断をしてしまいます。基本的には、保険会社から糖尿病の症状をヒアリングしてきたり、面談を求めてくることはほとんどありません。

従って、こちらから告知書に書ける情報だけでなく、症状や治療状態が良好であることをアピールすることが重要になってきます。その一つが医師による診断書です。

基本的に、団信の告知に医師の診断書は不要ですが、添付しておけば保険会社は診断書に書かれている内容も考慮してくれます。その診断書の中に医師が症状は安定しているとか、今後の見込みや、きちんと治療をして症状は改善しているといった内容が記載されていれば審査にはプラスに働きます。

もちろん、糖尿病の症状がひどい場合は逆効果になりますが、改善している、安定しているなら主治医の先生に診断書を書いてもらって告知書に添付して提出してみるといいでしょう。

これは、糖尿病に限ったことではなく、他の病気でも同じことが言えます。診断書に有利な情報を書いてもらえそうなら診断書を書いてもらって告知書に添付して提出してみましょう。

方法2:糖尿病でも入れるワイド団信を利用する

方法1で紹介した方法でも団信に加入できなかった場合、団信の保険会社が違う住宅ローンに申し込んで再度挑戦するという方法もあります。ただ、保険会社により基準が大きく変わるわけではないので、保険会社を変えても審査に落ちる可能性は十分あります。

その場合、通常の団信よりも加入基準が緩いワイド団信を利用するという選択肢があります。このワイド団信の特徴と通常の団信との違いを確認しておきましょう。

ワイド団信とは?

ワイド団信とは通常の団信よりも加入時の健康状態の審査の基準が緩い団体信用生命保険のことです。

ワイド団信の告知内容は通常の団信の告知内容と同じですし、保険の内容も通常の団信と同じです。

ワイド団信は幅広く受け入れてもらえるのは間違いない団信ですが、どこまでの症状だったら団信に入れるかという明確な基準はなく、申し込んでみないと最終的な結果を断定することはできません。審査の基準も保険会社によって若干違ってきますが、少なくとも通常の団信よりも加入しやすいことは確かです。

ワイド団信を利用すると住宅ローンの金利が高くなる

通常の団体信用生命保険の保険料は銀行が負担してくれます。正確には住宅ローンの金利に団信の保険料が最初から含まれているという表現になりますが、加入基準が緩いワイド団信は通常の団信に比べて保険料が高いので、銀行が負担してくれるということはありません。通常、住宅ローンの金利が上がってしまいます。

どれくらい住宅ローンの金利が上がるかは銀行によっても違いますが、主な銀行でワイド団心を使う場合にいくら住宅ローンの金利が上がるかを紹介しておきます。だいたい0.3%の金利が上乗せされると思っておくようにしてください。

ワイド団信を使う場合の注意点

このように、ワイド団信を使う場合は住宅ローンの金利が高くなります。借入額によっては、通常の団信利用時とワイド団信利用時の住宅ローンの返済額の差額が100万円を超えることはざらにもあります。

なので、最初からあきらめてワイド団信に申し込みをするのではなく、通常の団信に申し込んでみてダメだった場合にワイド団信を使うようにしましょう。

方法3:団信に加入しなくても審査に通る住宅ローンを利用する

団信に加入しなくても審査に通るフラット35

銀行が独自で提供している住宅ローンの場合、団信に加入することがほぼ必須となっています。稀に交渉することで団信に加入しなくても済むんだり、特殊な住宅ローンで団信に加入しくてもいい住宅ローンもありますが、その数はかなり少ないです。

そこで選択肢として登場してくるのがフラット35です。フラット35であれば団信への加入は任意なので、団信に入らなくても住宅ローンを借りることができます。

なお、フラット35はもともとは団信に加入した場合に、保険料を年払いで住宅ローンの返済とは別に支払う必要がありましたが、制度改正が進んで保険料の直接負担が無くなってフラット35の金利に含まれるようになりました。

今のフラット35の制度では「団信に加入しないでフラット35を借りる場合は、通常の金利から-0.2%」というルールになっています。加入しなくても住宅ローンを利用できるだけでなく、金利を下げてもらえるというとても良心的な制度だともいます。

団信なしで住宅ローンを借りる際の注意点

フラット35を団信なしで借りるということはもし自分が亡くなった場合に、遺族に住宅ローン返済義務が残るというリスクを抱えることを意味しますので、しかりと家族に相談しておくことが重要です。

もし、あなたが亡くなった場合に一定の収入が確保できる見込みがあったり、加入している他の生命保険が高額だったりして、遺族が問題なく住宅ローン返済できるようであれば加入しなくても問題ないと思います。

また、別に住める場所があって、万が一はその家を手放せばよいというケースも問題ないかもしれません。

そうでない場合は、リスクがあることを家族も理解したうえで団信なしで住宅ローン借入をするようにしましょう。

フラット35は全国に300以上の金融機関に申し込めます。金融機関で手数料や金利を決定できるので中にはボッタくりと思えるような金融機関もあるので注意しましょう。フラット35はどこから申し込んでもフラット35です。

手数料と金利をちゃんと低くしている金融機関に申し込みするようにしましょう。

なお、日本に300以上あるフラット35が申し込める金融機関で融資件数1位はダントツで「アルヒ」という住宅ローン専門の金融機関です。銀行業界での1位はネット銀行の楽天銀行です。どちらもボッタくりでないのはもちろん、実績&人気がある理由がわかる手数料・金利・付属サービスになっていますので、アルヒか楽天銀行のどちらかから選べば失敗はないでしょう。アルヒは全国に店舗があるので相談しながら手続きを進めることができます。

アルヒのフラット35の詳細・店舗一覧はこちら

方法4:糖尿病を告知しないで団信に加入する

最後の方法は、糖尿病を告知せずに団信に入って住宅ローン審査を通す方法です。

実は告知書に糖尿病であることを隠して何の病気も怪我もないと告知すれば団信に加入できますし、住宅ローンの審査にも通ります。

しかし、これは告知義務違反になります。確かにうそをつくことで団信に加入でき、他の審査項目が問題なければ好きな住宅ローンを利用できるメリットがあります。もちろんおおきなデメリットも有ります

※借入額が5000万円を超えると健康診断書の提出が必要になるので、告知せずに団信に加入する方法は借入額が5000万円未満の場合しか使えません。

告知義務違反をするとどうなるのか?

それでは、告知義務違反がバレるとどうなるか説明します。

2年以内に告知義務違反がバレると団信契約を解除されてしまう

団信に加入してから2年以内に告知義務違反がバレると団信の引受保険会社から団信契約を解除されてしまいます。つまり、団信の保障は無くなってしまうということです

加入から2年ばれないと問題ないのか?

2年以内にバレると解除されてしまう。じゃあ、2年間はばれなければ問題ないのかと思われるかもしれません。確かに、契約から2年建てば告知義務違反がバレたとしても保険会社は契約を解除できなくなります。しかし、あくまで契約を解除できなくなるだけです。ちゃんと保障をしますという意味ではありません

契約を解除されなくても糖尿病と因果関係がある病気などで死亡・高度障害になった場合は住宅ローンは無くならない

糖尿病であることを隠して団信に加入した場合、糖尿病と因果関係がある病気やケガで死亡しても団信の保険金は支払われず、住宅ローンも無くなりません。

糖尿病と因果関係のある病気を調べてみましたが、「がん」「うつ病」「歯周病」「目の病気」など、結構あるようです。

糖尿病を隠して団信に加入しても病気の場合は保障されないと思ったほうがいいでしょうね。また事故の場合でもこういう場合は因果関係があるとみなされて支払われません。

  • 糖尿病が悪化して失明→目が見えなくて事故にあう

これは糖尿病が原因で目が見えなくなっているので、事故にも糖尿病の因果関係があるとみなされて保険金が支払われないと思います。

現状入っている生命保険などで賄える場合は糖尿病を隠して団信に入っても問題ない

上記に書いたとおり、糖尿病であることをかくして団信に加入た場合、それは団信に加入していないのと同じだと思ったほうが良いわけです。

ただ、現状入っている生命保険で万が一の場合でも遺族が困らない、遺族の収入だけで住宅ローン返済が問題ないという場合は告知義務違反で団信に入って、好きな住宅ローンを利用するという方法は選択肢にはなると思います。

告知書にうそを書くことをお勧めしたいわけではありませんが、「団信は加入時は書面でチェックするだけのザル審査、保険金を払うときにしっかりと嘘をついていないかをチェックする厳密な審査」を行うという仕組みである以上は防ぐことはできないわけです。

団信に入る目的は、遺族に住宅ローン返済が残って住宅ローン返済で生活を壊さないようにするためですから、住宅ローンが残っても問題ないようであれば団信に入る必要はなかったりもします。

住宅ローンは借りないと家を買うことができませんので、住宅ローンの審査にまで落ちてしまうのは困る、ということで、中には告知義務違反を覚悟でお得な住宅ローンを利用している人は実際に存在している、というわけです。

まとめ:糖尿病でも団信に入れないかどうかチャレンジしてみよう

糖尿病だから絶対団信に入れないということはありません。程度が低かったり症状が安定しているという場合は加入することもできます。それでもダメな場合はワイド団信を使う。それもダメな場合はリスクをきちんと承知の上で団信無しや告知義務違反での団信加入でもOKだと思います。

それと金利が低くてお得な住宅ローンを選ぶ意識は忘れないようにしましょう。

auじぶん銀行の住宅ローンの詳細はこちら

アルヒのフラット35の詳細・店舗一覧はこちら