• 家がほしいけど頭金がない。
  • このまま家を買っても新しい家具や家電を買う余裕がない。
  • 車のローンが残っているけれども住宅ローンの審査に通るだろうか

夢のマイホームはほしいけど・・・・、こんな悩みを抱えている人は多いと思います。こんな悩みを抱えていると、ふと「家具や家電を買うお金や車のローンを住宅ローンに組み込めないか?」とよぎることがあると思います。

この記事では住宅ローンに車のローンや家具を購入するお金を混ぜる方法を紹介したいと思います。もちろん、違法行為などではなく、金融機関が正式に提供している商品を使いながら解決していく方法を紹介していきたいと思います。

結論としては・・・・・・・

全部は無理でも住宅ローンを借りる先を選ぶことである程度可能です。カードローンやクレジットカード・自動車ローンを何でもかんでも住宅ローンに組み入れることはできませんが、専用商品が提供されていたり、住宅購入に関連する費用を借りることができる住宅ローンは確実に増えてきています。

諸費用を借りられる住宅ローンとは?

最近は住宅の価格以上の金額を貸してくれる住宅ローンが増えていますので、住宅価格以上の融資をしてくれる住宅ローンで低金利でおすすめの住宅ローンを紹介しておきたいと思います。

auじぶん銀行ソニー銀行新生銀行
印紙税
登録免許税
司法書士報酬
土地家屋調査士報酬
住宅ローン事務手数料
不動産仲介手数料
火災保険料
地震保険料
借換時の経過利息・違約金
引越し費用
修繕積立金(初期分)など
※「?」としているものはホームページ上で明記されていない(当サイトでは確認できなかった)費用です。どの金融機関も「など」と書いているので、対応してもらえる可能性があります。まずは審査に通る必要がありますが、審査通過後に各金融機関に相談するようにしてください。

例えば、auじぶん銀行は引っ越し費用まで住宅ローンに含むことができたり、かなり幅広い資金使途に対応していることをアピールしています。ソニー銀行は借り換え前の住宅ローンに関連する費用まで貸してくれます。(各社の条件は変わっている可能性があるので必ず公式サイトや商品説明書を確認するようにしてください)

住宅ローンは「マイホーム代金しか借りられない」という時代ではなく、「マイホームを買い、そこで生活するために必要なお金を借りられる」時代になってきています。

ここで紹介したauじぶん銀行・ソニー銀行・新生銀行はいずれも諸費用を借りられる住宅ローンの中でも特に魅力的な住宅ローンです。最新金利・最新キャンペーン情報など各社の公式サイトから確認しておくようにしてください。

auじぶん銀行の最新情報はこちら

新生銀行の最新情報はこちら

注意点
住宅ローンを利用すると税金が一定額控除される住宅ローン控除を利用できますが、諸費用分の借入金額は住宅ローン控除計算の対象外です。

クルマのローンやカードローンに対応する商品が登場

フラット35を日本で一番貸し出している金融機関「アルヒ」が2018年から取扱いを開始しているのが、自動車ローンやカードローンをまとめたうえで、35年返済にすることができる「諸費用ローンワイド」という商品です。

クルマのローンに対応するローン

正式にはアルヒと提携している新生銀行グループのアプラスという信販会社が提供する商品ですが、上記の「3」に記載されている通り、他のローンからの借り換えができるという点が特徴です。カードローンや自動車ローンを最長で35年返済(限度額は300万円まで)に借り換えることができるので、合法なのはもちろん、まっとうな商品を利用することで、マイホーム購入にまつわる様々な悩みを解決できる可能性があります。

ただし、この商品は住宅ローンの金利が適用されるわけではなく、この商品特有の金利が適用されます(長期プライムレートという金利に連動することになっていて、2%~3%ぐらいだと思っておくと良さそうでした)ので、住宅ローンにまとめるよりは利息が高くなってしまう点には注意しましょう。

金融機関からバレルかもしれない、あとで調べられるかもしれない・・・なんて不安を抱えるよりはこの商品を利用した方が精神的にも法律的にも良いのは言うまでもないと思います。

この商品はアルヒでフラット35を借りる人でなければ利用できませんので、興味がある人はお近くのアルヒの店舗に来店予約して相談してみると良いでしょう。アルヒは一応全国展開している金融機関ですが、行ける範囲に店舗があるか確認してみてください。

アルヒの店舗一覧・来店の予約はこちらからできます

住宅価格を水増しして車のローンをまとめるのは違法行為

先ほどお話しした住宅価格の水増しは脱税行為というか違法と判断されます。私文書偽装などの罪に問われる可能性があります。

また、住宅ローンを借りると受けられる住宅ローン控除の金額が変わりますので、脱税行為としてみなされる可能性も排除できません。住宅ローンの残高に対して所得税や住民税が減免されたり還付されたりする制度で、この額が変わってしまうからです。

現実的には行われている・行われていたことであっても、最近は金融機関も国も厳しい目を向けていることも考えて、もし工務店や不動産会社から甘い誘惑があった場合でも、かなり慎重な判断が必要だということは気に留めておいていたほうがよいと思います。

クルマのローンと住宅ローン、得なのはどっち?

ところで、クルマのローンを住宅ローンに組み込んだ場合と、クルマのローンをそのまま払い続けた場合とでは、どちらが得なのか?という疑問もあると思います。

住宅ローンの金利のほうがクルマのローンの金利よりも低い場合がほとんどなので、クルマのr−ンを住宅ローンに混ぜたほうが得な気がします。果たして本当にそうでしょうか?

仮に、クルマのローンが200万円、5年だとします。金利は3.9%です。毎月の支払は36,742円です。そのまま払い続けた場合は利息を約20万円支払う事になります。

では、この200万円を住宅ローンに組み込んだらどうなるでしょうか?住宅ローンの条件は35年返済、金利はフラット35の1.36%(2018年3月金利)だとします。この条件だと、利息は51万円になりました。毎月の支払は5,987円になります。

 
車のローン
住宅ローン
毎月返済額
36,742円
5,987円
総返済額
2,204,545円
2,514,526円

なぜ、住宅ローンの金利のほうが低いのにクルマのローンをそのまま返すよりも、住宅ローンに組み込んだほうが余分な利息を支払うことになるかというと、期間が長いからです。クルマのローンが5年に対し、住宅ローンは35年です。金利は住宅ローンのほうが低くても、期間が長いのでクルマのローンを払うよりも多く利息を払うようになります。

実は住宅ローンに組み込んだほうが損をする

このようにクルマのローンや家具や家電を買うお金を住宅ローンに組み込むと余分なお金を支払うようになります。つまり、トータルで考えるとお金を損するということです。

それでも、なぜ住宅ローンに他の借り入れをまとめたりする人が後を絶たないのでしょうか?

なぜ?損をしても住宅ローンにまとめる理由①

1つ目はマイホームを持つという目的です。例えば、工務店などから事前に200万円を受け取って、そのお金でクルマのローンを返済。その後、実際は3,000万円の工事代金を3,200万円に水増しして住宅ローンの借り入れ書類を作成して金融機関に提出。クルマのローンは完済していることもあり、3,200万円の住宅ローンの審査も無事に通過。結果的に、クルマのローンは無くなり、住宅ローンに一本化される、というようなやり方です。

クルマのローンが無くなったことで、住宅ローンの審査が通りやすくなり、夢のマイホームを持てる確率が高まるということです。

なぜ?損をしても住宅ローンにまとめる理由②

2つ目は住宅ローン借り入れ後にゆとりある生活をおくるためです。

住宅ローンを借りるとすぐに毎月10万円の住宅ローンの返済がスタートします。そこで5万円のクルマのローンが残っていたら、家と自動車の2つで15万円の返済が必要です。先ほどのシミュレーションの通り、住宅ローンに一本化するとゆっくり返済できるので毎月の返済額が大きく増えることはありません。

つまり、月々の家計・生活には当然ゆとりが出てきます。手元資金に余裕ができれば欲しいものを買うこともできるようになるわけです。

なぜ?損をしても住宅ローンにまとめる理由③

3つ目が住宅ローンの希望金額を借りられるようにするためです。

住宅ローンの審査では「年間返済負担率」でこの人にいくら融資できるのかが計算されます。この年間返済負担率には「自動車ローン」「カードローン」「フリーローン」など住宅ローン以外の年間の返済金額も加味されます。

例えば、年収400万円の人に返済負担率30%まで貸してくれる銀行があったとします。

住宅ローン以外の借り入れが無ければ「住宅ローン:月10万円×12か月=120万円」まで借りることができるので、30年返済なら×30年で3,600万円の総返済額になるぐらいまでであれば住宅ローンを契約できる可能性があるわけです。

ところが、自動車ローンで月3万円の返済があると「自動車ローン:月3万円×12か月=36万円」+「住宅ローン:7万円×12か月=84万円」までしか借りられないので、同じ30年返済でも2,520万円の総返済額になるぐらいまでしか借りられないことになります。

この差は大きいですね。買える家の水準がかなり違ってくることが想像できます。

クルマのローンやカードローンに対応する商品(再掲)

フラット35を日本で一番貸し出している金融機関「アルヒ」が2018年から取扱いを開始しているのが、自動車ローンやカードローンをまとめたうえで、35年返済にすることができる「諸費用ローンワイド」という商品です。

クルマのローンに対応するローン

正式にはアルヒと提携している新生銀行グループのアプラスという信販会社が提供する商品ですが、上記の「3」に記載されている通り、他のローンからの借り換えができるという点が特徴です。カードローンや自動車ローンを最長で35年返済(限度額は300万円まで)に借り換えることができるので、合法なのはもちろん、まっとうな商品を利用することで、マイホーム購入にまつわる様々な悩みを解決できる可能性があります。

ただし、この商品は住宅ローンの金利が適用されるわけではなく、この商品特有の金利が適用されます(長期プライムレートという金利に連動することになっていて、2%~3%ぐらいだと思っておくと良さそうでした)ので、住宅ローンにまとめるよりは利息が高くなってしまう点には注意しましょう。

金融機関からバレルかもしれない、あとで調べられるかもしれない・・・なんて不安を抱えるよりはこの商品を利用した方が精神的にも法律的にも良いのは言うまでもないと思います。

この商品はアルヒでフラット35を借りる人でなければ利用できませんので、興味がある人はお近くのアルヒの店舗に来店予約して相談してみると良いでしょう。アルヒは一応全国展開している金融機関ですが、行ける範囲に店舗があるか確認してみてください。

アルヒの店舗一覧・来店の予約はこちらからできます

最後に甘い言葉に注意

住宅ローンを提供している銀行が認めていないのに、不動産会社や工務店が甘い言葉で誘惑する事例が後を絶ちません。

なお、車のローンやカードローン・フリーローンなどを住宅ローンにまとめるのは原則はできませんが、工務店・不動産会社の協力を得られるのであれば不可能ではありません。

いわゆる住宅ローンの水増し行為と言われるもので、例えば、本来は3,000万円の住宅の建築費用(または販売価格)を、3,200万円と言うことにして、金融機関から3,200万円の住宅ローンの融資を受けるといった方法です。

この手法は、不正融資問題として世間や金融機関厳しい目が向けられるようになった今となっては、「できました」と言った方が正しいかもしれません。

(2019年8月にフラット35を不正に水増しして利用していた人が調査されて住宅ローンの全額返済を求められる事例も公表されたことがあります)

確かに、それまでは家買う人・家を建てる人と不動産会社と結託して家を建てたり買ったりする費用を水増しした書類を作って、それを銀行の住宅ローンの審査資料として提出することで、本来あるべき家の金額以上のお金を借りるという手口が日本中で行われていました。

ところが、2019年にJR九州グループの不動産会社での不正行為が全国的なニュースになり、不正住宅ローンが発見されたことをきっかけに銀行が審査を厳しくしています。フラット35についても国が正しい融資が実行されているか総チェックしており、不正行為が行われないような審査対策が進められているのが最近の住宅ローン事情です。

どんな犯罪行為も同じですが、現実的に住宅価格の水増しを100%防ぐことは難しく、いたちごっこではあるので、工務店さんや建築会社さんのほうから住宅ローンに混ぜましょうという提案をされる可能性は残っていますが、お勧めはできません。万が一ばれたら全額返済を求められる可能性があることを忘れないようにしましょう。

そんなことをするぐらいなら、まずは幅広にお金を貸してくれる住宅ローンにチャレンジしてみてください。

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