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車が必須の地域に住まれていると、マイホーム購入と車の購入の関係が問題になることもありますよね。

例えば、マイホームは欲しいけど、車のローンが残っているから住宅ローンの審査に通らないのではないか?もしくは、車がボロボロになってきているので買い換えたいがマイホームも欲しい。こんな時は車を先に買っても大丈夫なのか?それとも住宅ローンを借りた後にすべきなのか?というような問題があります。

そこでこの記事では車の購入とマイホーム購入、車のローンと住宅ローンの関係を徹底解説し、欲しい車もマイホームも両方手に入れることができるようになってもらいたいと思います。

あなたはどれだけ正解できますか?

車のローンがあると住宅ローンの審査は通らないのか?

まず車のローンと住宅ローンとの関係から出てくる問題で多いのはこれです。

「車のローンがあると住宅ローンの審査に通らないのか?」

というものです。

普通に車を買っても100万200万円とするので、車のローンを利用して購入される方も多いでしょう。車を買ってローンを返し終わる前にマイホーム購入を考えるということも大いにあると思います。

そこで、まずは車のローンが残っていると住宅ローンの審査にどんな影響があるのか見て行きましょう。

車のローンがある場合とない場合の借入可能額の比較

車のローンが残っていると住宅ローンの借入可能額、つまり借りられる金額が減ってしまいます。仮に、あなたが住宅ローンを3000万円借りたいとしても車のローンが残っているので2500万円までしか貸せませんとなると、希望通り住宅ローン審査には通らないということになります。

では、車のローンがあるとどれくらい住宅ローンの借入可能額が減ってしまうのかを、見てみます。

車のローンの年間返済額が住宅ローンの借入可能額に与える影響

住宅ローンはフラット35で計算してみます。条件は以下のとおりです。

  • 年収は500万円
  • 金利は1.58%
  • 返済年数は35年
  • 返済方法は元利均等返済

この状態で車のローンがなければフラット35の借入可能額は4,702万円です。

車のローン 住宅ローン

ちなみに、年収からフラット35をいくら借りられるのかを計算する方法はこちらの記事に詳しく書いていますので、参考にしてください。(自営業者向けの記事ですが、年収がいくらならフラット35をいくら借りられるのかについて詳しく書いています)

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車のローンが残っている場合の住宅ローン審査への影響は各金融機関によって違うと思いますが、フラット35の場合は車のローンの残高がいくらかということではなく、「車のローンの年間返済額がいくらか?」ということを考慮します。

車のローンの残高が100万円でも500万円でも年間50万円返しているなら、住宅ローンの借入額に与える影響は同じです。

それでは、車のローンの年間返済額が住宅ローンの借入可能額に与える影響を一覧表にまとめたのでご覧ください。

車のローン年間返済額12万円24万円36万円48万円60万円72万円
住宅ローン借入可能額4,380万円4,057万円3,725万円3,412万円3,090万円2,767万円
差額-322万円-645万円-977万円-1,290万円-1,612万円-1,935万円

この表を見ると年間12万円ごとに320万円ずつくらい住宅ローンの借入額が減る計算になりますね。

毎月1万円余分に住宅ローンを支払えるようになると、借り入れできる住宅ローンの金額が300万円増えますが、それとリンクしているように思います。

家計に1万円余裕を作って住宅ローンの借入額を300万円増やす方法についてはこちらに書かれています。

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車のローンがある状態で住宅ローンを通す方法

上記の結果からすると、毎月3万円ほど車のローンを返していたら住宅ローンの借入可能額が1,000万円も減ってしまいます。そうなると、車のローンを抱えたままなら希望の土地や家を建てられない、もしくはそもそも住宅ローン審査に通らないということも出てきます。

そこで、車のローンを抱えたままで希望額通り住宅ローンを通す方法について紹介します。

車のローン分住宅ローンを水増しして借りる

まずは、有名で多くの人が実践している「車のローンの残高分住宅ローンを水増しして借りること」です。車のローンの残高分も住宅ローンから借り入れしてしまい、そのお金で車のローンを返してしまうという方法です。

例えば、車のローンが200万円残っています。土地と家を買うのに必要な住宅ローンの借入額は2500万円とします。この場合、2500万円ではなく住宅ローンを2700万円として借入をし、差額の200万円で車のローンを返してしまいます。

こうすることで、月々の負担が大きな車のローンを終わらせることができ、住宅ローンを借りたとしても家計に余裕を作ることができます。

車のローンと住宅ローン、両方返済するのがムリなら住宅ローンに混ぜてしまおう

住宅ローンと車のローンですが、同じ金額を借りても住宅ローンのほうが返済年数がはるかに長いので毎月の返済額が少ないです。

車のローンを300万円、金利3.9%、5年返済で借りたとすると毎月の返済額は55,114円になります。

一方、300万円を住宅ローンで金利1.58%、35年返済で借りたとすると毎月の返済額は9,303円になります。

毎月約45,000円の差額が出るので家計の負担はずいぶん楽になります。

車のローンを借りるのと住宅ローンを水増しするのとどちらが得なのか?

ここでよく出てくる疑問は、「車のローンを借りる場合と住宅ローンを水増しして借りる場合と、どちらが得なのか?」というものです。

上記の例で計算してみましょう。

車のローンを300万円、金利3.9%、5年返済で借りたとすると総返済額は3,306,828円になり、利息の支払は約30万円です。

一方、同じ金額を金利1.58%、35年返済で返済したとすると総返済額は3,907,286円になり、利息の支払は約90万円です。

車のローンのほうが金利は高いですが、住宅ローンのほうが返済年数が長いので総返済額では住宅ローンのほうが多くなります。

得かどうかで考えると車のローンを借りて返した方が得ですが、月額負担で考えると住宅ローンのほうが有利になります。

借り入れする金融機関によっては先に返してしまう必要がある

だたし、借り入れする金融機関によってはつなぎ融資などなんらかの融資をする前に車のローンを返してしまわないと融資してくれない場合があります。

この場合は、車のローンを返し終わらなくても貸してくれる金融機関に切り替えるか、一時的に車のローンを終わらせる必要があります。

一時的にも車のローンを返してしまえないなら親などに一時立て替えてもらう

どうしても、つなぎ融資などの前に車のローンを終わらせてしまわなければいけないということであれば、親などに一時的に立て替えてもらい、住宅ローンの融資を受けた段階で立て替えてもらったものを返すという方法もあるでしょう。

もしくは、いらない保険を解約したお金を使うなどしてもいいと思います。お金が貯まる保険で有利な保険はないですからね。

マイホームも買いたいが車も欲しい場合はどうすべきか?

続いて、今現在車のローンはないがそろそろ車の買い替えをしたい。でも、マイホームも欲しいという場合にどうすべきかです。

これは、車を購入するだけの現金を持っているかどうかで選択肢が変わってきます。それぞれどうするか説明していきます。

車を買えるくらいの貯金がある場合

まずは、車を変えるくらいの貯金はある場合です。この場合は次の2つの選択肢があります。

  • 現金で車を買う
  • 車を買うための現金は運用に回し、住宅ローンを余分に借りて車を買う

現金があるなら、素直に現金で車を買ってしまってもいいと思います。が、私は2つ目の選択肢のほうがオススメです。

300万円余分に住宅ローンを借りて運用に回した場合どうなるか?

仮に購入する車が300万円として、その金額を支払えるお金はあるとしましょう。しかし、現金では支払わずに住宅ローンを水増しして、そのお金で支払ます。そうして残ったお金は運用に回します。

そうなると、借り入れする住宅ローンの金額が増えているので支払う住宅ローンの利息も増えます。300万円を金利1.58%、35年返済で借りた場合、支払う利息は90万円で、借入の手数料もろもろも増えるため、100万円くらい余分なお金を払う事になります。

一方、手元においた300万円を35年間年利1%ででも運用できれば約125万円の利子を受け取れます。2%なら約300万円、3%なら約540万円です。

金利が低いところからお金を仕入れてきて、金利が高いところで回したほうが得なのです。これについて詳しくはこちらの記事に書いていますので、ぜひ読んでみてください。

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車を買えるくらいの貯金がない場合

続いて、買いたい車を買うだけの貯金がない場合です。この場合の選択肢は次の2つです。

  • 素直に住宅ローン借入後に車のローンを借りて買う
  • 住宅ローンを余分に借りて車を買う

住宅ローンの本審査通過もしくは引き渡しまでは車のローンは借りないようにする

住宅ローンを余分に借りて、余ったお金で車を買う場合は何の問題もありません。しかし、素直に車のローンを借りて買う場合は住宅ローンの本審査通過後もしくは家の引き渡しが完了するまでは車のローンは借りないほうがいいです。

審査を受けた時から状況が変わっていたら住宅ローンの審査に通らなくなることがあります。審査を受けた時から車のローンが増えたなんてことになれば、借り入れできる金額を減額されたり、最悪審査に通らないということもありえます。本審査に通過していればおそらく問題無いと思いますが、念の為に引き渡しが終わってきちんと融資を受け終わるまでは新しいローンは借りないほうがいいでしょう。

住宅ローンを賢く利用して車のローンの問題を解決する、もしくはマイホームも欲しい車も両方手に入れて下さい

読んでいただいたように、住宅ローンをうまく利用することで毎月負担になっている車のローンの問題を解決することができます。車のローンを住宅ローンに混ぜることができれば、住宅ローンを借りてもそれまでより家計が楽になるということを実現することができます。

また、住宅ローンを余分に借りることで月々の負担も少なく欲しかった車を購入するということもできるでしょう。

欲しいものは全部手に入れて下さい。