このページでは新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言やまん延防止重点措置が、住宅ローンの金利などにどのように影響するかを検討していきたいと思います。

ご存じの通り、現時点では新型コロナウイルスの感染者は急激に減少したまま低位で安定して推移していることから、緊急事態宣言の発令が必要な状態にはありません。

住宅ローン金利への影響は?

新型コロナウイルスの感染拡大と感染拡大を抑えるために経済活動を自粛したことで、日本経済は大きなダメージを受けました。それに対応すべく、緊急事態宣言が終わった今でも、大規模な財政支出(給付金など)が続いている状況です。

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、引き続き特殊な環境下にあると共に、このまま経済活動の停滞が続くと、税収も大きく減る可能性があります。少なくとも見かけ上、国のお金が足りなくなって、大規模かつ継続的に日本国債が増発されるのは確実な状況です。

また、日本では、2016年に開始したのマイナス金利政策を代表的な政策として、など、日銀が大規模な金融緩和をしており、長期金利を0.1%程度までに抑える金融政策が取られています。

金利上昇は、新型コロナウイルス対策のための活動自粛で足腰が弱った経済には大きなマイナスの影響がありますので、政府・日銀は金利上昇をなんとしても食い止める動きをとることが予想されます。

今後の景気後退に対する圧力を考えると、金融緩和の拡大で「マイナス金利政策をさらに強化する可能性」もあり、長期金利が右肩上がりで上昇する状態にはならないでしょう。

そう考えると、今後の住宅ローン金利は今月(2021年12月)の金利水準程度で推移するか、もしくは若干低下していくかのどちらかになる可能性が高いでしょう。

住宅ローン審査への影響

冒頭で説明した通り、「生活インフラを支える業態である銀行は緊急事態宣言下でもまん延防止重点措置適用中でも通常通りに営業が継続」されましたので審査にはほとんど影響はありませんでした。

一方で、オンライン相談や非対面手続きが一気に浸透し、ネット銀行だけでなく、店舗を構える銀行も住宅ローンの審査手続きのオンライン化が進んでいます。

また、中長期的な景気後退と貸し倒れリスクへの対策として銀行が全体的に住宅ローン審査を厳しくする可能性は否定できません。

銀行の支店は営業の方針

緊急事態宣言やまん延防止重点措置が発出されていたころ、銀行は「営業規模を縮小する店舗」「営業を取りやめる店舗」を決める作業を進めていました。

住宅ローンの相談を業務から外す対応も目立っていて時間もかかるので、現状であればインターネットから申し込むことをおすすめします。

ネット銀行のAI審査や電子契約に注目

新型コロナウイルスの影響をあまり受けずに申し込めるのがインターネット銀行の住宅ローンです。

仮審査にAIを導入しているソニー銀行の仮審査は引き続きすぐに審査結果を教えてもらうことができます。(最短60分)

また、住宅ローン契約手続きは電子契約に対応していますので、銀行窓口を訪問することなく契約を完了することができます。(司法書士との抵当権の設定面談は必要)

ソニー銀行の仮審査(AI審査)はこちらから

ソニー銀行のAI審査

他にも電子契約に対応しているネット銀行でオススメなのがauじぶん銀行です。

auじぶん銀行はネットからの申し込みにも関わらず住宅ローン仮審査申込から契約完了までスピード感のある審査を実現しているだけでなく、金利もかなり低く、変動金利、10年固定金利、35年固定金利、どれをとっても国内最低水準で提供されていますので、どんな人にも1度はチェックしておいて欲しい住宅ローンです。

auじぶん銀行の審査申込はこちらから

不動産価格への影響は?

世界的には日本はまだ「マシ」な方で、新型コロナウイルスは世界中の経済に大きな影響を与えています。不景気で不動産価格が上昇するというのは基本的にはありませんので、この数年つついていた日本の不動産の上昇局面は終わり、下落局面に転じる可能性が高いでしょう。

中長期的には、住宅ローンの借り換え時の物件価値が厳しく見られたりする可能性もありますので、借り換えを検討している人は早めに申し込んだほうが無難です。

各金融機関では住宅ローン支払い猶予相談を開始

各金融機関では新型コロナの影響で経済的な影響を大きく受けた方向けに住宅ローンの返済相談窓口の設定を開始しています。突然の返済遅延は信用情報にも傷がつき、支払い遅延が続くと最終的にはマイホームの競売手続きとなるため、経済的に問題が出た際にはできるだけ早く、金融機関に相談をしましょう。きっと真摯に相談に乗ってくれることでしょう。

まとめ

新しい株への変異しながら世界中に感染者を増やし続けている新型コロナウイルスは、最初に話題になってから2年程度経過しました。

この未知のウイルスの感染をできるだけ防ぎながら、経済活動も両立し、日本国民・世界各国が協力してこの難局を乗り切っていくことが今の世界・日本の最重要課題です。

できるだけ、インターネットや電話を活用しながら、ご自身や家族の命を守りながら、住宅ローンの申し込みや手続きをすすめることをおすすめしておきたいので、ネット銀行の住宅ローンの中でおすすめしたい商品をいくつか紹介しておきたいと思います。

今、注目すべき住宅ローンの条件は?
記事の中でも解説しましたが、「今後の日本の金利が簡単に上昇していく感じじゃないよね・・・」という立場に立った場合、有力な選択肢になるのは変動金利タイプの住宅ローンです。

ここでは、とにかく金利の低さにこだわった低金利の住宅ローンを紹介しておきたいと思います。最新金利は以下のリンクから確認してもらえればと思いますが、いずれも「年0.4%前後の低金利を提示している」ので確認しておいて損はない住宅ローンです。