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「パパ、今までありがとう・・・」
男の子は5年間という時間を一緒に過ごした父親に別れを告げ、父親は涙を浮かべながら男の子に「ごめんな。」と言いました。
幸せな生活を歩むはずだったとある夫婦は、男の子が生まれてから5年後に離婚し、その男の子は母親と暮らすことになったのです。
男の子が悪いわけではありません。男の子にはなんの原因もありません。もちろん、男の子がお父さんを嫌いになったわけでもありません。それなのになぜ、男の子はその小さい身体で大きな悲しみを受け止めなければならなかったのでしょうか?
「もう我慢できない!」
3年前、夫婦は家を買いました。「子どもに財産を残してあげたい。」しきりにそう言っていた母親が家を買うことを決め、土地を買い、注文住宅の家を建てました。「これで、私に何かあっても子どもに残してあげられる。」と母親は幸せそうに言っていました。しかし、その幸せも長くは続きませんでした。
しっかりとした計画を立てて買わなかったのでしょう。住宅ローンの返済金額は、その男の子と家庭にとって負担が最初から負担が大きいものでした。さらに給料ダウンや、子供が大きくなるとともに出費が増えることが重なり、家計はどんどん厳しくなっていきました。
それまでは専業主婦だった母親も働きに出ましたが、それだけでは賄うことができなかったようです。
金銭的に苦しくなると、互いの気持ちに余裕がなくなります。だんだんと、家の中の雰囲気が悪くなってきました。父親が休みの日には、子どもの前で大げんかすることもしばしば。男の子には兄が二人いましたが、3人で目を見合わせ、息を殺してその場をしのいでいました。
そんなある日のこと、父親も限界がきたのでしょう。「こんな生活はもう耐えられない!」と給料の振込口座を自分しかわからない口座に変更し、生活費を入れなくなりました。今まで、「子どものことを考えたら離婚はしたくない。」と踏ん張ってきた母親でしたが、このことをきっかけに離婚をするに至りました。
お金の問題さえなければ・・・
金銭的な問題がなければ、きっとその家族はみんなで旅行に行き、休みの日は父親とキャッチボールをし、ギターを教えて貰い、高校の入学や進学、成人や就職、結婚や出産を祝ってもらえたと思います。でも、それはできませんでした。
お金の問題さえなければこんなことにはならなかったはずです。
間違った家の購入はあなたのこどもの将来も変えてしまいます
お金の問題で頭を抱える、つらい思いをするのは夫婦だけではありません。私は一番つらい思いをするのは子どもだと思います。親が作った住宅ローンで支払いに困り、家の雰囲気が悪くなり、夫婦喧嘩し、子どもに八つ当たりし、離婚する。子どもはなにか悪いことをしたでしょうか?していませんし、子どもが原因を作ることはできません。子どもの心には傷が残ってしまいます。
こんな状況になれば、あなたは「家なんて買わなければよかった・・・」と思いますよね。人生で最大の買い物が人生で最大の後悔になってしまうかもしれません。間違った家の購入が、どれだけあなたやあなたの子どもの将来への危険性があるかおわかりいただけたと思います。
マイホームを買うのは家族の笑顔を手に入れるため
暗い話をしましたが、私はあなたに「マイホームを買うな」と言っているのではありません。多くの人が冒してしまう過ちを犯さずに、マイホームは家族との笑顔がある生活を手に入れるために買ってもらいたいのです。
あなたは家を買ったあとのことまで考えて情報を集めていますか?
マイホームは一生に一度の買物。人生で最大の買い物と言われます。それゆえ、買うにあたっては不安や悩みが多いかもしれません。あなたはマイホーム購入にあたってこんな不安や悩みはありませんか?
- マイホーム購入を考えているけど、どうしたら良いかわからない。
- 頭金を貯めたほうがいいって聞くけど、その間の家賃ももったいないし…
- 良さそうな物件があるけど、何か落とし穴はないかな
- 諸費用はどれくらいかかるの? 諸費用を安くする方法があるって聞いたけど本当?
- 住宅ローンを組んでも、きちんと返していけるかどうかわからない。
- 今提案されている住宅ローンより良い条件の住宅ローンがないか知りたい。
あなたはもちろん、マイホーム購入で失敗、すなわち住宅ローン支払に追われる人生になりたいとは思いませんよね?住宅ローン支払に追われる生活とは、例えばこんな生活です。想像してみてください。
- 給料の多くが住宅ローン支払いに消え、残ったわずかなお金で生活しなければならない。
- 食事はご飯とおかずが1品だけ。
- こどもに「ママ、僕もみんなみたいに可愛いお弁当つくってもらいたい。」と言われて「ごめんね、お金がなくて」とは言えずごまかす。
- 旅行なんてもってのほか。思い出作りもままならない。
- 友達から送られてくる年賀状の「ディズニーランドに行ってきました。」をみてうらやましく思う。
- 月に1度、家族で吉野家に行くのが唯一の息抜き。
- 美容院になんて何年も行っていないから髪もボサボサ。
- 服も何年も同じもの着ている。
- 我慢我慢の生活。
- すべては住宅ローンの返済のため。収入は増えない。
- お金がないとストレスがたまり、夫婦げんかが絶えない。
- 家の中の雰囲気はピリピリしていて、子どもがいつも夫婦の顔色をうかがっている。
- 今の生活をしていくのがぎりぎり、将来のことなんて考えられない。
- 「こどもが大学に行きたいなんて言ってきたら・・・」
- 「自分たちの老後は・・・」
これではマイホームを実現しても幸せな人生だとは言えませんよね?あなたがマイホーム購入しても住宅ローン返済に困らない、充実した生活を送るためにはマイホーム購入に関する知識、充分な情報が必要になります。ここで必要な知識や情報を得ず、マイホーム購入して失敗した方の話をしましょう。
何を知っておけばよかったのか?
なぜ、私はマイホーム購入に失敗したのでしょうか?それは、マイホーム購入に失敗しないための知識、情報を十分に集めなかったからです。私が、今持っている知識をマイホーム購入した当時持っていたならば、今、「失敗した」と思うことはなかったでしょう。
私がマイホーム購入する前に知っておきたかった情報として、このようなものがあります。
・マイホーム購入は土地探しからだと思っていませんか?または、いきなり住宅展示場に足を運んだりしていませんか?残念ながらどちらも間違いです。なぜなら、それこそが予算オーバー、一家離散の原因だからです。
・ほとんどの人が知らない、予算の過小評価とは?月々いくら支払えるか?だけで予算を計算していると、しなくてもいい我慢、後悔を招くことになります。
・ハウスメーカーや工務店に資金計画を相談してはいけない3つの理由とは?彼らがあなたの立場に立ってお金のアドバイスができない真の理由。
では一つ、具体的な数字を見ていただきましょう。あなたも大きな興味があるかもしれません。住宅ローンについてです。
住宅ローンはどこで借りても同じだと思っていませんか?実は、選ぶ金融機関によって金利や住宅ローンを借りるためにかかる手数料がぜんぜん違うのです。
下の表は、全く同じ条件で住宅ローンを借りた場合で、金融機関を比較したものです
全く同じ条件なのに、地方銀行で借りた場合は116万円も余分に支払う必要があります。(地方銀行が必ず金利が高いというわけではありません。一例です)
私が、マイホーム購入する前にこの情報だけ知っていたとしましょう。ハウスメーカーから提案された住宅ローン、フラット35の金利は3.32%でした。私が住宅ローンを比較する術を知っていたら、金利2.92%のフラット35を見つけられたでしょう。そして、返済額がどれくらい違ったかを見てください。
差額は282万円です。282万円お金を稼ごうと思ったら、どれくらいの時間と労力がかかるでしょうか?それが、少し住宅ローンを比較するだけで失わずに済むのです。
少しでも金利が低い住宅ローンを探す意識を持つ
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。
auじぶん銀行は今月も非常に魅力的な低金利で住宅ローンを提供しています。また、auじぶん銀行の住宅ローンの魅力は金利だけでなく、充実した疾病保障です。疾病保障の内容についても事前にこちらのページなどで確認しておくようにしてください。