今回は「銀行住宅ローンを借りるときに金利を値切る裏技」を紹介します。

住宅ローンも値切ることができる

住宅ローンの金利を値切る方法

銀行店頭の表示やホームページでは、例えば10年固定で1.5%や1.3%というふうに書かれています。実はこれは値切ることが可能です。ではどう値切るのかというと、車を買うときと全く同じやり方で大丈夫です。

車を買うときにどのように代金を値切るかというと、例えばホンダでFITという車を買うとします。その際にはまずAというディーラーで見積もりを取ります。その次にBというディーラーに行って、Aではこれだけの金額の提示を受けたけれども、ここではいくらになりますか、というように相見積もりを取ります。これと全く同じやり方が使えるということです。

徳島県であれば、例えばまず阿波銀行の10年固定の金利で住宅ローンのシミュレーションをして、今度はほかの銀行に行って、ここなら何%になりますかというふうに相見積もりを取って回るということをすれば、住宅ローンの金利というのは値切ることが可能です。

住宅ローンを値切って0.5%金利を下げてもらうと…

では、住宅ローンを値切って金利を0.5%下げてもらうことに成功したとします。これを支払う住宅ローン利息をシミュレーションすると、どれくらい変わってくるでしょうか?

  • 住宅ローンA:10年固定1.5%→11年後から3.5%
  • 住宅ローンB:10年固定1.0%→11年後から3.5%

この2つのローンで支払う利息がどれくらい変わってくるのか計算したのが下の表です。

住宅ローンA 住宅ローンB
総支払額 37,930,548円 36,591,692円

AとBの差額は1,338,856円になります。車1台分くらいの差額が発生してしまいます。

住宅ローンの借換時にも使える!

これは新しく家を買って新規の申し込みで住宅ローンを借りるときだけではなく、実は住宅ローンの借り換えの際にも使える技なのです。

例えば現在住宅ローンを組んでいる銀行の金利が2%だったとします。このときほかの銀行で借り換えのシミュレーションを行ってみて、もう少し金利が下がるということがわかれば、借りている銀行にその結果を持っていき、こちらで借り換えたらこの金利でこれぐらい得する計算になるけれども、ここではどうですかというふうに相談をすることで、簡単に金利を下げることができる場合があります。

住宅ローンを言われたままの金利で借りてしまうことは損だということです。金利が下がらないのかどうかということを考えてみて、値切りの交渉をしてみるとよいと思います。ほかの銀行でもシミュレーションを行ってみて、ではここではいくらになりますかというふうに相談を持ちかけてみるとよいと思います。

あなたは住宅ローンを借りていない?!

ここで大きな障害になりやすいのが、銀行に住宅ローンを貸してもらうという意識で話をすることです。こちらが住宅ローンを借りてやっているのだというぐらいの意識でよいと思います。なぜなら、実際には銀行はあなたにお金を貸していないからです。

このあたりの話は少し長くなりますので今回はお話ししませんが、あなたが銀行から住宅ローンを借りたといっても、実は銀行はあなたにお金を貸していないのです。ですから住宅ローンを借りる際には、こちらが借りてやっているのだという意識で銀行と話をされるとよいと思います。