前回は、借りられる金額と借りてもいい金額の違いについてお伝えしました。

住宅ローン審査に通るからといってその後の返済を含めて生活費や学費将来への貯蓄ができると判断されたわけではありません。

今回は、なぜ、住宅ローン返済額が家賃と同じくらいだから大丈夫だと判断してはいけないかについてお伝えします。

住宅ローン返済額が家賃と同じだからといって今後の返済も大丈夫だと簡単に判断してはいけません。

家を買った後に増えるのは住宅ローン返済だけではない

なぜなら、その他の出費が今後も今と同じではないからです。

子どもが小さくてあまりお金がかかっていない今であれば家賃と同じ返済額なら問題ないかもしれません。
しっかり貯蓄もできているかもしれません。
しかし、子どもがもう一人、二人と増えるかもしれません。
そうなれば出費も増えるでしょうし、産休に入れば収入減もあります。

また、子どもが大きくなるに連れて学費も高くなりますし、生活費も増えるでしょう。

その時に、あなたの収入はどうなっていますか?
今後増える生活費や学費よりも収入が増えていますか?

もし、今後増える収入よりも今後増える出費が多ければ、十分な貯蓄ができなくなる、生活を切り詰める、住宅ローン返済ができなくなる、、、という状況になるかもしれません。

なので、家賃と同じだから大丈夫といって簡単に判断するのではなく、将来の収入や出費も考えた上で、
本当にその金額を返済していけるかどうかを考える必要があります。

さて、あなたにとって最適な住宅ローン返済額がいくらかを考える時にもう1つ気をつけることがあります。

これを忘れていると、せっかく将来まで考えて問題ない月々の返済額を計算したのに結局返済に困ったり全然貯蓄できないということになります。

次回は、家を買った後に増えるいろんな出費についてお伝えします。