こんにちは。中川です。今日お伝えするのは、家具代や車のローンなどを住宅ローンに混ぜて借りられるのかどうか、ということについてお伝えします。
頭金がうまく貯められていないとか、家を買うときに車のローンが残っているので、車のローンの返済と住宅ローンの返済を別々にするのは厳しいということで、住宅ローンに混ぜて借りられないかどうか、という悩みを持たれている方もいらっしゃいます。
あなたももしかしたら、同じ悩みを持たれているかもしれません。
ではその、家具や車のローンなどを住宅ローンに入れられるかどうかということなのですが、結論から言えば、できます。
やり方とすれば、だいたいの工務店やハウスメーカーがしていることだとは思うのですが、物件の価格を水増しするわけですね。例えば、本当は1,500万円の建物であったとしても、2,000万円というふうに見積もりや契約書を作って、余分に住宅ローンを借りる。
こういう方法で、家具代や車のローンを住宅ローンに混ぜて借りることはできます。
ただ、できればやめておいたほうがよいと言えます。
なぜなら、金利、利息がかかるからです。
家具代は、現金で買ってしまえば利息かかりません。
車のローンですが、車のローンの金利というのは結構高いです。
2.9%とか3.9%とか、4%、5%と、高い金利が多いです。
対して住宅ローンは、今現在で1%とか2%ですから、住宅ローンのほうが車のローンよりも金利が低いと。
そのため、車のローンを払うよりも、住宅ローンに混ぜて借りたほうがお得なのでは、と思われている方もいらっしゃいます。
でもじつは、これは違うんです。車のローンというのは、期間が短いです。
3年~5年、長くて7年とか8年ぐらいだと思います。
それに対して、住宅ローンは期間が長いです。
20年、30年、35年とかかります。
住宅ローンのほうが金利は低いのですが期間が長いので、車のローンをそのまま返済するよりも、じつは多くの利息を払うことが多いのです。
計算してみると、ほとんどの場合で、住宅ローンに入れたほうが余分な利息を払うことになってしまうのです。
ですから、結局余分なお金を払うことになってしまうので、家具代や車のローンを住宅ローンに混ぜて借りる、ということはあまりお勧めしません。