こんにちは。中川です。

 

今日は「住宅ローン返済額が家賃並みであれば問題ないのかということについてお伝えしていきます。

住宅ローンの返済額が、今支払っている家賃の金額と変わらなければ、なんとなく大丈夫かなという気がしますね。でも、ここで三つ問題があります。

まず一つ目が、今支払っている家賃が適切かどうかという問題です。今は家賃の支払いに問題がなかったとしても、将来的に今払っている家賃の額というのは問題ないのでしょうか。

これから子どもが生まれるとか、子どもが増えて出費が増えたときにも、今支払っている家賃の額が問題ないのかどうか。そして今後の収入です。今後の収入は増えたり減ったりする可能性がありますが、将来的に今支払っている家賃の額が問題ないのかどうか、という問題が一つ目です。

二つ目は、提示されている家賃並み支払いの住宅ローンの金額が、ずっと変わらないのかどうかという問題です。

よくある「家賃並みの支払いで家が買える」というチラシは、ほとんど間違いなく、将来返済額が上がる住宅ローンで提案されています。

ですから、最初の返済額が家賃並みなので大丈夫だと思っていたとしても、将来的にその金額が変わる可能性がないのかどうか、という問題が二つ目です。

そして三つ目が、今支払っている家賃以上は支払えないのかどうか、という問題です。

例えば、今支払っている家賃は6万円だけれども、収入やその他を考慮すると、月々8万円までであれば支払えるという計算になるとします。でもその計算をせずに、家賃と同じ月々6万円の支払いであれば大丈夫だろう、ということで家の購入を進めてしまうと、本来買えていたもの、土地や建物を買えなくなってしまうというわけです。

本当は、住宅ローンの返済で月々8万円まで出せていたとすれば、6万円のときよりも何百万円か余分な予算ができるため、そのぶんいい土地であったり、いい建物を手に入れることができますが、最初から家賃並に抑えておこうと考えてしまうと、少なく予算を見積もってしまい、本当は買えていたものが手に入らなくなってしまいます。

このように、住宅ローンの支払いが家賃並みだから大丈夫、と安易に考えてしまうことは危険です。ですから、あなたにとっての適切な予算というものを、きちんと計算する必要があるのです。