なぜ、家を買うと子どもが泣いてしまうのか?
住宅ローン、新築住宅・マイホーム購入のプロFP集団
徳島発!日本マイホームアドバイザー協会代表の中川です。
『住宅ローンの金利は消費税アップよりも怖い』
今日は「消費税アップよりも住宅ローンの金利アップを気にしたほうがいい理由」についてお伝えしていきます。
今年の4月から、消費税が8%に上がります。そして、さらにその先は10%に上がる予定です。そのため、消費税が8%になるのは仕方ないけれども、10%になる前には家を買いたいと思って急いでいる方もいるかもしれません。
ですが、消費税がアップをするからということ以外にも、住宅の購入を急いだほうがいい理由があります。それは住宅ローンの金利アップです。
実は消費税のアップというのは、それほど気にしなくてもよいかもしれません。というよりも、気にする必要はないと思います。なぜなら、消費税が上がることで家を買う人が減り、住宅の需要が減るということで、住宅の価格が下がる可能性があるからです。
ということは、消費税が5%のときよりも8%になったときほうが、家の値段が下がるということが考えられるのです。8%から10%に上がるときにもそうなるかもしれません。
ただし、住宅ローンの金利が上がれば、住宅ローンの返済額というのは間違いなく上がってしまいます。消費税アップではあまり影響がないかもしれませんが、住宅ローンの金利が上がると、トータルの返済額は確実に上がってしまいます。
どれぐらい上がるかというと、例えば2013年の4月から7月にかけて、フラット35の金利が0.25%上がりました。では、0.25%上がったことでどれだけトータルの返済額に影響が出るかというと、35年の返済で計算した場合、返済額が130万円上がってしまうことになります。130万円余分に返さなければいけなくなったということです。
この130万円という金額は、頭金で言えば300万円分に相当してしまうのです。つまり、300万円の頭金を一生懸命貯めている間に金利が0.25%上がってしまった場合、頭金を貯める意味が全くなかったということになってしまうのです。
ですから、消費税が上がることよりも、住宅ローンの金利が上がるリスクを気にしてマイホーム購入を考えることをおすすめします。そのために、まず何をしなければいけないのかを考えてください。