家を買うと子どもが泣いてしまう7つの原因とは?

住宅ローン、マイホーム購入のプロFP集団
マイホームアドバイザー協会代表の中川です。

『住宅ローンの返済負担率25%以内ならOKがデタラメな理由その1』

住宅ローンの借入額はいくらまでなら大丈夫か?
ということは家を買う時に大きく悩むポイントの一つです。

そのアドバイスとしてよく
「住宅ローンの返済負担率を25%以内にする」
というものがあります。

返済負担率とは年収に占める住宅ローン返済額の割合です。

例えば、年収が600万円で住宅ローンの返済額が年間120万円なら、
返済負担率20%ということになります。

計算式は120万円÷600万円×100です。

この通り計算すると、年収が600万円であれば
住宅ローンの返済額は年間150万円まで大丈夫という計算になります。

しかし、年収600万円の人が年間150万円も
住宅ローンの支払をすることは危険です。

なぜなら、返済負担率の計算が間違っているからです。
一般的な住宅ローン返済負担率の計算は
年収で計算されます。

しかし、この年収は税込み、
つまり所得税や住民税、健康保険料など
使えないお金も入ってしまっているからです。

使えないお金を考慮してもしかないので
返済負担率は手取りで計算すべきです。

先程の例で、年収600万円の人の手取りを480万円とします。
150万円÷480万円×100=31.25%になります。

25%以内にすべきだとしても、完全に超えています。

年間120万円になって、ようやく返済負担率は25%になります。
しかし、年収600万円で毎月10万円の住宅ローンを払っていくのは
ちょっと厳しいと思います。

なぜなら、私が以前その状況だったからです。

しっかりと将来のために貯蓄ができるかというと
ちょっと怪しいですね。

あなたは、住宅ローンの返済負担率が25%以内だから
今考えている借入額で大丈夫だと思っていませんか?

住宅ローンの返済負担率が25%以内なら大丈夫という
アドバイスがデタラメな理由はもうひとつあります。

それは次回お伝えします。