マイホーム購入後、職を失った場合の住宅ローン支払いが心配・・・

A:住宅ローン借入額を極力少なくし、体力をつけ、自分で稼ぐ力を身につけましょう。

住宅ローン支払が始まった後に職を失うこと。

これはマイホーム購入するうえでは最大のリスクになります。

死亡、がんや三大疾病であれば団体信用生命保険や民間の生命保険で対処できます。

リストラや倒産などに対応している保険もありますが、失業してから半年分の返済を保障してくれるのみです。

失業保険の支給はあると思いますが、一生涯くれるわけではありませんし金額も満足なものではありません。

これに対処する方法ですが、根本的にこの不安を解消してくれる対象方法はありません。

今の時代はどんなに大きな企業に勤めていても突然会社が倒産するような時代です。

この不安を完全になくしてしまうのは無理だと思います。

ただ、そうならないように、そうなった場合でも被害を少なくする方法はあります。

まずは、体力をつけておくことです。

なにも毎日ランニングをしろといっているわけではありません(笑)

蓄えをたくさん作っておくということですね。

次に、住宅ローンの借入額を極力少なくしておくことです。

住宅ローンの借入額が多いと、家を売ってもローンを完済できないという状況になりかねません。

職を失って収入が激減した上残った住宅ローンと新たな家賃を支払うという最悪の状況になります。

先に「職を失ったら」という不安が強いのであれば借入額は極力少なくしておくといいです。

最後に、自分で生きていく力を身につけておくことがあると思います。

どういうことかというと、誰かに雇われなくても自分でお金を稼いでこれるようになることです。

安定収入があるうちに、自己投資をして能力を高めておく。

するとリストラに遭う可能性も減るでしょうし、もし会社が倒産しても自分で起業して生きていくこともできるかもしれません。

私は、最後の「自己投資」はかなり重要だと思います。

どれだけ節約しても、いい投資信託に投資して10%の運用利回りを得たとしても収入が増えることには敵わないからです。

収入が増えると人生の選択肢が増えます。

節約すること、上手な貯蓄術を身につけることももちろん大事ですが、収入が増えるように時間とお金を遣うことも大事だと思います。

ただし、その時は強い意志が必要です。

今回取り上げた「職を失う」という不安ですが、これは何もマイホーム購入の時にかぎらず常にある不安だと思います。

不安なのはわかりますが、あまり考えすぎると何も行動できなくなってしまうと思います。

不安だから行動しないのではなくて、もし不安なことが現実になったことを想定して、被害を最小限にできるよう対策を立てておくという選択肢もありじゃないのかなと思います。