マイホーム購入前にやってはいけない2つのこと
それは、他のローンを組むことです。
クルマのローンを組んだりショッピングローンを組んだり、消費者金融を利用する。
これらは住宅ローン審査に悪影響を及ぼします。
現金一括で購入する場合は関係ありませんが。
では、どうして他のローンを組むとよくないのか。
それは借り入れ可能額が減るので、審査が通りにくくなるからです。
住宅ローン審査は、「どれくらい返せるか」を重点的に見ます。
そのため、他の借り入れがあると返済能力が少し低くみられます。
例えば、クルマのローンに月3万支払っている場合とそうでない場合ではどうなるかを見てみましょう。
【条件】
・年収300万
・金利2.23%
・フラット35
・元利均等返済
<クルマのローンがない場合>
借り入れ可能額は2,185万円です。
<クルマのローンがある場合>
借り入れ可能額は1,311万円です。
月3万円のクルマのローンを組んでいると借り入れ可能額が約900万円も少なくなります。
住宅ローン審査を出す前に、クルマのローンや他のローンを早く返済しきってしまう計画を立てましょう。
また、貯蓄目的の保険に加入することもオススメできません。
保険ショップや、ライフプランナーと呼ばれる方からよく提案されるが「◯◯終身保険」とか「◯◯養老保険」という貯蓄性の保険です。
提案のされ方としては、「老後、年金がもらえるかどうか不安ですよね?貯蓄代わりだと思って、年金の積立をしましょう。」的なことを言われます。
天引きになるので強制的に貯蓄してくれるし、支払った金額よりも増えて返ってくるし、保障はついているし、銀行に積立するよりいいかなぁと思って加入しがちです。
こういう生命保険自体は悪いものだとは思いません。
でも、これは超長期間基本的に引き出せないお金になってしまいます。
例えば、25歳の時に60歳まで貯蓄する目的で◯◯終身保険、毎月1万円の契約をしたとします。
その契約を残したまま10年経ち「結婚もして子どももできたから、そろそろ家でも買おうかしら」となったときに2つ問題が発生します。
1つめは、毎月1万円の掛金が邪魔になる恐れがあります。
家賃6万円のところに住んでいるが、希望の借入をすると住宅ローン返済額が7万円になるといったとき。
「この1万円ずつ貯めている保険に入っていなかったらすんなり7万円出せたのになぁ」と思うかもしれません。
こう思って、思い切ってこの保険を解約すると損をします。
返ってくる金額は払った金額の7割とか、場合によっては半分以下という場合もあります。
支払ったお金は120万円です。7割になって返ってきたら84万円です。
36万円損したということになりますね。
2つめは、「現金で貯めていて、頭金に回せばよかったなぁ」と思う恐れがあります。
上の例だと、毎月1万円ずつ10年間支払っているので120万円支払っています。
仮にこの120万円を頭金に回せた場合、少なくなる住宅ローンの支払額は177万円です。(金利2.4%計算)
保険に入らずに積立をきちんと出来ていたら57万円プラスになったことになります。
これらの理由からあなたが、これからマイホーム購入する予定がある、もしくは可能性があるなら貯蓄目的の生命保険への加入は見送ったほうがいいでしょう。
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