あなたはどれだけ正解できますか?

インターネットで公開されている住宅ローン金利一覧表を使って、一番有利な住宅ローンを見つける方法をわかりやすく説明します。

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マイホーム購入をする時、ほとんどの場合で住宅ローンを利用することになるでしょう。どの住宅ローンにするか選ばないといけません。しかし、住宅ローンをどれにするかなんて考えたこともないですし、学校でも教えてくれないのでどれを選んでいいのかわからなくて当然です。

そこで、あなたにとって一番有利な住宅ローンをネットで公開されている住宅ローン金利一覧表を使って簡単に見つける方法を紹介します。

その前に、

住宅ローン金利一覧表を見る前にやるべき5つのこと

住宅ローン選びで失敗してしまう大きな原因は、いきなり金利の比較から初めてしまうことです。金利の比較から初めてしまうと自然と金利の数字が低いだけの住宅ローンを選んでしまいます。しかし、その住宅ローンは金利が低いのは最初の何年間かだけでその後は高い金利になる住宅ローンの可能性もあります。そういう住宅ローン選びに失敗しないため、住宅ローン金利一覧表を見る前にやっておくべき5つのことを紹介します。

その1:借り入れする住宅ローンの金利タイプを決める

まず、あなたが借りる住宅ローンの金利タイプを決めます。

住宅ローンの金利タイプとは、変動金利、固定金利期間選択型、全期間固定金利、預金連動型という住宅ローンの金利タイプのうち、どれを選ぶのか決めるということです。

住宅ローンを選ぶ正しい方法は

  1. 住宅ローンの金利タイプを選ぶ
  2. その金利タイプの住宅ローンの中で金利や手数料などを比較して一番有利なものを選ぶ

という手順です。

変動金利や固定金利期間、全期間固定金利などの金利タイプの中から1番有利なものを選ぶのは不可能です。特徴が全然違いますし、変動金利や固定金利期間選択型に至っては借りるときに総額でいくら住宅ローンに支払うのかがわかりません。

これは奥さんに「私と仕事とどっちが大事なのよ!」を選ばされるようなものです。全く違うものを比較して選べと言われても選びようがありません。

でも、浮気がバレて奥さんに「私とあの女とどっちが大事なのよ!」と言われると選べられるはずです。なので、これと同じように、同じもの同士で比較をするためにまずは住宅ローンのタイプから決めましょうということです。

その2:借りても大丈夫な住宅ローンの金額を計算する

住宅ローンの選び方をしっかり勉強してベストな住宅ローンを選んだとしても、そもそもの借りても大丈夫な住宅ローンの金額を超えていると意味がありません。
そこで、住宅ローンを選んだりする前にあなたがいくらの住宅ローンなら借りても大丈夫かを計算しておく必要があります。

住宅ローンをいくら借りても大丈夫かを計算するためにはキャッシュフロー表を作成する以外に方法はありません。

こちらの記事にキャッシュフロー表を作成する方法を詳しく書いてあるので読みながら作成して下さい。

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年収の5倍以内や返済負担率25%以内なら大丈夫というのはウソ

住宅ローンをいくらまで借りても大丈夫かについては大きく悩むポイントだと思います。これについてよく見かけるいい加減なアドバイスとして「年収の5倍以内なら大丈夫」とか「返済負担率を25%以内にしていれば問題ない」というものがあります。

この2つの目安はいい加減なウソなのであてにしないで下さい。

なぜ、住宅ローンの借入額が年収の5倍以内なら大丈夫とか返済負担率25%以内なら問題ないというのがいい加減なウソなのかということについてはこちらの記事に詳しく書いてあります。

住宅ローンの借入額、年収の5倍・返済負担率25%なら大丈夫はウソ
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その3:実際にいくら住宅ローンを借りなければいけないのか計算する

住宅ローンをいくら借りなければいけないのかがわからなければ比較しようがありません。住宅ローンをいくら借りなければいけないのかについては下の計算式で計算します。

  • 建物の金額 + 土地の金額 + 諸費用(土地+建物の15%が目安) – 用意できる頭金(贈与など含む) = 必要な住宅ローン

つまり、住宅ローンがいくら必要かは建てたい建物の金額がいくらで、土地の金額がいくらなのかまでわかっている必要があります。

たまに、マイホームを考えたといってまず住宅ローンのことを調べだす人がいますが、住宅ローンは後です。先に建物の金額や土地の金額、諸費用の金額を出さなければ比較することも出来ません。できるのは、自分はどの金利タイプの住宅ローンを借りるのか決めるところと、借りても大丈夫な住宅ローンの金額を計算するところまでです。

住宅ローンの金利一覧表などを使って一番有利なものを選ぶのは建物や土地の金額がわかってからです。

これは、初対面の相手にいきなり結婚してくれと言うくらい無理があります。相手からすれば、その人がどんな人かもよくわからないので断るしかありません。それと同じで住宅ローン選びもきちんと段階を踏む必要があるということです。

その4:住宅ローンを何年で返済するか決める

ここまでで住宅ローンの金利タイプと必要な借入額についてはわかります。続いては住宅ローンを何年で返済するかを決めます。

住宅ローンの返済年数次第では有利な住宅ローンが変わってくることもあります。例えば、返済年数35年では住宅ローンAが有利なのに、返済年数を25年にすれば住宅ローンBの方が有利になるということもあるのです。

なので、きちんと住宅ローンを比較するために何年で返済するのかを金利一覧表を見て比較する前に決めます。

ちなみに、住宅ローンの返済年数は長ければ長いほどいいです。35年までいけるなら何歳であっても35年。いけるんであれば50年でも70年でもいいと思います。
その理由について詳しくは下の記事に書いてあります。

本当に賢い住宅ローン返済方法は、繰上げしない、長く借りる、なぜ?
住宅ローンはこう返済するのが賢いと言われるけど・・・住宅ローンを決めるときに悩むポイントとして、返済期間を何年に設定するかという点があるかと思います。一般的...

その5:住宅ローンの返済方法を元利均等か元金均等か決める

住宅ローンの返済方法には2種類あります。元利均等返済と元金均等返済です。それぞれ特徴があり、選ぶ返済方法によって月々の住宅ローン返済額も総返済額も変わってきます。

元利均等返済と元金均等返済についての詳しい説明は下の記事に書いてあります。

住宅ローンの返済方法、元利均等返済と元金均等返済、どちらが有利か?
なぜ、家を買うと子どもが泣いてしまうのか? 住宅ローン、新築住宅・マイホーム購入のプロFP集団 徳島発!日本マ…

住宅ローン金利一覧表を見て比較する前にやっておくべきことまとめ

ここでおさらいです。住宅ローン金利一覧表を見たりする前に下の5つのことをやって下さい。

  1. 借り入れする住宅ローンのタイプを決める
  2. 借りても大丈夫な住宅ローンの金額を計算する
  3. 実際にいくら住宅ローンを借りる必要が有るか計算する
  4. 住宅ローンを何年で返済するのかを決める
  5. 元利均等返済か元金均等返済かを決める

ここまで出来たら次に進んでください。

住宅ローンを金利一覧表から比較する上で頭に入れておきたい2つのこと

ここからいよいよ住宅ローンを金利一覧表を使って比較していきます。しかし、その前に頭に入れておいてもらいたいことがあるので3つ紹介します。

その1:金利の数字ではなく、手数料や住宅ローンの利息を含めた総支払額も比較する

住宅ローン選びで失敗している人の多くは目先の金利や手数料、返済額のことしか見ていません。というか、こういう人は住宅ローン選びだけじゃなくて買い物する度に失敗しているのですが・・・

しかし、トータルでいくら支払うのかも重要な選択基準になってきます。なので、金利や手数料なども含めて「その住宅ローンを借りるといったい幾らのムダなお金を支払うのか?」の総支払額も計算しましょう。

1番支払額が少ない住宅ローンがいいという人は、総支払額を基準に選ぶといいですね。

変動金利型の住宅ローンは総支払額を計算できないが…

上にも書いた通り、変動金利や固定金利期間選択型などの変動金利型の住宅ローンに関しては先々の金利が確定していないので、正確に総支払額を計算することはできません。

そこで、総支払額を計算するためには予測を立てる必要があります。予測の仕方や変動金利型の住宅ローンについて詳しくは下の記事に書いてあります。

変動金利住宅ローンの計算、メリットデメリットが猿でもわかる記事
9割以上の人が変動金利住宅ローンを選んでいる!?メガバンク(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)で住宅ローンを新規に借りている人の9割が変動金利住宅...

その2:総支払額が一番少ない=あなたにとって一番有利な住宅ローンとは限らない

住宅ローンの比較というと、全部でいくら支払うのか?という金額面に目が行きがちです。確かにそれは大事です。しかし、住宅ローンによってはいろんな特徴を持った住宅ローンがあります。

例えば、団体信用生命保険の保障範囲が広いというのもひとつの特徴です。住信SBIネット銀行の住宅ローンであれば、通常の団体信用生命保険の保障範囲である死亡と高度障害の保障だけではなくて8大疾病の保障がついています。該当する疾病に対して心配をしているということであれば、少し高くてもこちらの住宅ローンを選んだほうがその人にとっては有利かもしれません。

他にも、つなぎ融資ができるできないという項目もあります。土地を買って注文住宅を建てる場合はほとんどの場合で着工金や中間金の支払いが必要になります。土地代、着工金や中間金の支払いが手持ちの現金で出来ないとつなぎ融資が必要になります。ということは、つなぎ融資ができる住宅ローンを選んだほうが便利になります。

団体信用生命保険の保障範囲にしても、つなぎ融資の可否にしても、その特徴を選ぶことで総支払額がいくら変わるのか?変わる金額でその特徴を買えるのかという判断基準に使えるので、住宅ローンの総支払額を計算しておくことは非常に重要です。

以上、2つのことを頭にいれることができたら住宅ローン金利一覧表から一番有利な住宅ローンを選んでいきましょう。

住宅ローン金利一覧表から一番有利な住宅ローンを見つける手順

それではお待ちかね、一番有利な住宅ローンを見つけていきましょう。

その1:住宅ローン金利一覧表サイトへアクセスする

まずは住宅ローンの金利一覧表を公開しているサイトへアクセスしましょう。住宅ローンの金利一覧表を公開しているサイトはいくつかあるので使えるサイトとそうでないサイトを紹介します。

一般財団法人 住宅金融普及協会の住宅ローン金利一覧表サイト

私がよく利用するサイトの1つです。サイトが見やすく、並び替えもできるので便利です。
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住宅ローン商品金利情報 | 金利情報チャンネル | Sumai-web.TV
全国の金融機関の住宅ローン金利の情報を毎月更新しています。住宅ローンを金利の低い順に並べ替えて比較・検討することができ、また、都道府県やキーワード等により絞...

ただ、住宅ローン金利情報の更新はだいたいその月の8日前後になっています。つまり、12月8日までにサイトを開くと住宅ローン金利情報は11月の金利が表示されていることがあります。

金利情報がいつ更新されたのかを確認しましょう。先月の情報の場合は金融機関のサイトを直接見て金利を確認するといいでしょう。

住宅ローン 金利一覧表

銀行商品コムの住宅ローン金利一覧表

続いて、銀行商品コムというサイトの住宅ローン金利一覧表です。こちらのサイトは住宅ローンだけじゃなくて定期預金などの金利比較表もあるようです。

住宅ローン 金利一覧表

トップページの住宅購入アイコンをクリックすると住宅ローン金利一覧表ページヘ行けます。

住宅ローン 金利一覧表

ここでも、住宅ローン金利の最終更新日がいつなのかを確認しておいたほうがいいでしょう。古い場合は金融機関のサイトを直接見て金利を確認して下さい。

住宅ローン 金利一覧表

フラット35サイトの金利一覧表ページ

借り入れする住宅ローンがフラット35もしくはフラット35Sと決まっている場合はフラット35サイトでかんたんに金利や手数料が低い順に並び替えすることが出来ます。

フラット35の総支払額が一番低い金融機関を見つける方法のほか、フラット35について詳しく書いた記事があるので読んでみてください。

フラット35の金利を一瞬で比較する方法とメリットデメリット
住宅ローンフラット35の特徴、メリット、デメリットについて金利の比較方法について徹底解説最近はテレビCMもしているフラット35について特徴ごとにメリット、デメリッ...

アフィリエイトが目的のニセ住宅ローン比較サイトには要注意!!

「住宅ローン金利比較」とか「住宅ローン金利一覧表」などで検索すると上位に表示されるサイトが有ります。そのページには金融機関ごとに住宅ローンの金利や手数料、保証料について書いてあり、「住宅ローンおすすめランキング」とか「実際に借りた人の口コミ」などが掲載されています。

しかし、このランキングはおそらく借りてにとって有利なランキングではなく、アフィリエイト報酬(クリックやそのサイト経由で住宅ローンの申込をした人がいれば銀行などからサイト運営者に支払われる報酬)が多い順に並べているだけでしょう。

ランキングの対象もアフィリエイト報酬が支払われる住宅ローンの中から選んでいるだけだと思います。

他にも、銀行に住宅ローンについてインタビューをして掲載しているようなサイトもあります。銀行が借り主に対して有利な住宅ローンを勧めることはほとんどありません。やることは住宅ローンの売り込みです。

住宅ローンのおすすめランキングとか、銀行へのインタビューなどは見る意味がありません。自分自身で一番有利な住宅ローンを選べられるようになって下さい。

余談ですが、こういうのを見抜けるようになるとお金で損することが大幅に減ります。

その2:住宅ローンの商品情報を利用できる地域のものに絞る

※ここからは住宅金融普及協会の住宅ローン金利一覧表サイトを使って説明していきます。銀行商品コムのサイトは広告が貼られまくりで見づらいので。

住宅ローン金利一覧表サイトにアクセスした直後は全国の住宅ローン金利が表示されています。しかし、そのままではお住いの地域や新たに住む地域では利用できない住宅ローンもたくさん表示されてしまっています。例えば、徳島県で住んでいるのに武蔵野信用金庫の住宅ローンは借りられません。なので、表示されても意味が無いということです。

利用できる住宅ローンの金利一覧表に変更しましょう。

ページ上の方にある「絞り込み検索」にあるリストから住宅ローンを利用する地域を選ぶか、右にある日本地図から選ぶことも出来ます。

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都道府県まで絞れば、利用できる住宅ローンの金利一覧表が表示されます。

その3:借り入れしたい住宅ローンの金利タイプで金利が低い順に並び替えをする

事前に借り入れしたい住宅ローンの金利タイプは決めてあるはずなので、その金利タイプの金利が低い順に並び替えをします。

変動金利の金利が低い順に並び替えるなら、下の画像の赤丸部分をクリックします。

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そうすると、徳島県で利用可能な変動金利住宅ローンの金利が低い順に並び替わります。

その4:住宅ローンの金利が低い順に住宅ローンの利用条件などをチェックする

住宅ローンの金利が低い順に並び替えができたら、次はあなたが利用できる住宅ローンかどうかをチェックしましょう。いくら住宅ローンの金利が低くてもあなたが利用できないものであれば比較する意味はありません。比較する手間を減らすためにも事前に利用可能な住宅ローンかどうかをチェックしておきます。

また、金利だけではなく融資手数料や保証料についてもチェックしておきましょう。住宅ローンの総支払額は比較をする上で重要な項目です。

最低限チェックすべき住宅ローン9つの条件

それでは、どんなところをチェックしておけばいいのかを9つ紹介します。

9つチェックするというと結構めんどくさそうですが、住宅ローン商品説明書に殆ど書いてあります。なので、各金融機関の住宅ローン商品説明書が書いてあるページを見つけるだけで大丈夫です。

ソニー銀行の住宅ローン商品説明書を例に説明していきます。

住宅ローン 金利一覧表
チェック項目その1:住宅ローンの融資手数料はいくらか?

住宅ローンの装氏は来学を軽参する上で重要な項目です。ほとんどの場合で住宅ローン商品説明書に書いてあります。

住宅ローン 金利一覧表

ちなみに、ソニー銀行の変動金利セレクトプランの場合、融資手数料は住宅ローン借入額の2.16%です。

チェック項目その2:住宅ローンの保証料はいくらか?

ネット銀行の場合、保証料はかからない場合がほとんどですが、都市銀行や地方銀行などでは保証料がかかる場合がほとんどです。

保証料については一律で決まっている場合もありますし、審査によって変わる場合もありますので事前に確認しておきましょう。

住宅ローン 金利一覧表

住宅ローンの保証料について詳しくはこちらの記事で書いてあります。

住宅ローンの保証料とは?一括、分割どっちが得?返還は?全部わかります
住宅ローンを借りる際も色んな諸費用がかかります。融資手数料や登記費用など。中でも一番高額になりやすいものが住宅ローンの保証料です。金額は高額だけれど、一体何...
チェック項目その3:住宅ローン審査に必要な年収はいくらからか?

金融機関によって、住宅ローン審査の土台に乗るための年収の数字が決められています。つまり、その年収以下なら申し込むだけムダで審査もしてもらえないということです。年収の要件に引っかからないかどうか事前に確認しておきましょう。

住宅ローン 金利一覧表
チェック項目その4:建設予定地でも住宅ローンを利用できるか?

市街化調整区域に指定されている土地であれば住宅ローンを利用できないなどの条件がある場合があります。あなたが購入した、もしくは購入予定の土地で住宅ローンを利用できるかどうかをチェックしておきましょう。

住宅ローン 金利一覧表
チェック項目その5:つなぎ融資は可能か?その場合の金利や手数料はいくらか?

土地を買って注文住宅を建てる場合で、土地代、着工金や中間金について融資が必要な場合はつなぎ融資を受ける必要があります。比較対象の住宅ローンがつなぎ融資をしてもらえるのかどうか、その場合の金利や手数料はいくら掛かるのかを確認しておきましょう。

つなぎ融資の可否については住宅ローン商品説明書に書いていない場合があります。その場合はよくある質問ページにないかどうか確認しましょう。

住宅ローン 金利一覧表

じゃあ、つなぎ融資が使えないと注文住宅は建てられないの?という心配の声が聞こえそうですが、それに対してはこちらの記事で詳しく書いてあります。

フラット35でつなぎ融資を利用する3つの方法と30万円得する裏ワザ
フラット35の融資は引き渡しの時なので、つなぎ融資が必要になる住宅ローンをフラット35にする場合、融資は建物が引き渡しになる時に行われます。建売住宅や中古住宅の...
チェック項目その6:口座開設、給与振替や公共料金引き落としなどの条件はあるか?

住宅ローンを利用するために、その銀行の口座を開設する必要があったり、給与振替や公共料金の引き落としをその銀行に指定する必要が有るかどうかもチェックしておきます。勤務先などの都合で給与振替を指定することが出来ないと、給与振替を指定することを条件に住宅ローンを貸し出すとしている銀行では住宅ローンを借りることは出来ません。事前に確認しておきましょう。

住宅ローンの利用にあたって口座開設などの必要が有るかどうかは住宅ローン商品説明書に書いていない場合があります。その場合は、住宅ローン金利が書かれているページに書かれていることが多いです。

住宅ローン 金利一覧表
チェック項目その7:団体信用生命保険の保障範囲はどこまでか?

団体信用生命保険の保障範囲については、住宅ローン商品説明書に書かれていることはありません。多くは住宅ローンの商品紹介のページに書かれています。特に書かれていない場合の保障範囲は一般的な死亡と高度障害のみだと思って間違いないでしょう。

チェック項目その8:住宅ローン金利優遇条件はなにか?

チェック項目6の住宅ローンの利用条件と似ていますが、住宅ローンの金利優遇を受けるためにその銀行で口座開設をしたり、公共料金引き落としやクレジットカード作成の条件がないかどうかを確認しておきましょう。

地方銀行や信用金庫、ろうきんなどで多いですが、給与振替の指定で住宅ローン金利を0.3%下げます。公共料金引き落としの設定で0.1%下げますとされていることがあります。

この条件を満たさないと住宅ローンの金利は高くなってしまいますので、きちんと確認しておきましょう。

チェック項目その9:住宅ローンの繰上返済の最低金額や手数料はいくらか?

住宅ローンの繰上返済を考えている人は、幾らから繰り上げ返済できるのか?その場合に手数料はかかるのかどうかも確認しておきましょう。ほとんどの場合で住宅ローン商品説明書に書いてあると思います。

住宅ローン 金利一覧表

余談ですが、住宅ローンの繰上返済は損なのでやるべきではありません。その理由の1つはこちらです。

本当に賢い住宅ローン返済方法は、繰上げしない、長く借りる、なぜ?
住宅ローンはこう返済するのが賢いと言われるけど・・・住宅ローンを決めるときに悩むポイントとして、返済期間を何年に設定するかという点があるかと思います。一般的...

住宅ローン利用条件等チェック項目まとめ

住宅ローンの利用条件などでチェックしておくべき項目をまとめます。

  1. 住宅ローンの融資手数料はいくらか?
  2. 住宅ローンの保証料はいくらか?
  3. 住宅ローン審査に必要な年収はいくらからか?
  4. 建設予定地でも住宅ローンを借りられるか?
  5. つなぎ融資は可能か?その場合の金利や手数料はいくらか?
  6. 口座開設、給与振替や公共料金引き落としなどの条件はあるか?
  7. 団体信用生命保険の保障範囲はどこまでか?
  8. 住宅ローン金利優遇の条件
  9. 繰上返済の最低金額や手数料はいくらか?

以上、9つの項目をチェックできて、あなたが利用できない住宅ローンを選択肢から除いておきましょう。

その5:住宅ローンごとに借りなければいけない金額を計算する

借り入れする住宅ローンによって融資手数料の金額や保証料が違います。ということはかかる諸費用の金額が変わるので必要な住宅ローンの借入金額も変わってくるということです。

上にも挙げましたが、必要な住宅ローンの借入金額は以下の計算式で計算されます。

  • 建物の金額 + 土地の金額 + 諸費用(土地+建物の15%が目安) – 用意できる頭金(贈与など含む) = 必要な住宅ローン

この計算式の中の諸費用の金額が借り入れする住宅ローンによって変わるので、住宅ローンによって必要な借入額が変わるということです。

具体例を出すと融資手数料が80万円の住宅ローンと5万円の住宅ローンでは諸費用が75万円違います。ということは、融資手数料5万円の住宅ローンのほうが必要な住宅ローンの借入額は75万円少なくなるということです。

そのため、住宅ローンごとに幾らの住宅ローンを借りなければいけないのかを計算する必要があります。

住宅ローンごとに必要な借入額を計算する方法

それでは、住宅ローンごとに必要な借入額を計算する方法をお伝えします。

まず、利用できる住宅ローンの中から候補を3つから5つくらい選びます。金利の低い順で構いません。

その中で、1番融資手数料や保証料がかかる住宅ローンを選びます。融資手数料の場合は借入金額の2.16%が今のところ一番高額です。保証料については審査後にはっきりするところが多いですが、ほとんどの場合で住宅ローンの金利+0.2%、審査結果によっては+0.4%という場合が多いと思います。

1番融資手数料や保証料が高くなる住宅ローンを基準にして、そこから他の住宅ローンで係る費用を差し引いて必要な借入額を計算します。

具体例で説明します。

必要な住宅ローンを計算する式に数字を当てはめると

  • 建物の金額2,000万 + 土地の金額1,000万 + 諸費用450万 – 用意できる頭金300万 = 3,150万円

この計算式の諸費用の金額は1番融資手数料や保証料がかかる住宅ローンの金額を入れて計算します。上の計算式で住宅ローンの融資手数料が借入額3150万円の2.16%である680,400円が計上されているとします。

比較対象の住宅ローンの中に融資手数料54,000円の住宅ローンを入れるとすると、必要な住宅ローンの借入額は以下の通りになります。

  • 建物の金額2,000万 + 土地の金額1,000万 + 諸費用387万 – 用意できる頭金300万 = 3,087万円

となり、融資手数料が54,000円の住宅ローンの借入額は3,087万円で計算します。

融資手数料や保証料の差で産まれる諸費用の金額の差額分を貯金しないなら住宅ローンの借入額は統一して比較する

上で説明した借り入れする住宅ローンによって借入額を変える必要があるのは、融資手数料や保証料の差を貯金しておく場合です。差額を運用などに回すということであれば、住宅ローンの借入額は全て統一して計算しても問題ありません。

実際の例で住宅ローンごとに必要な借入額を計算

ちょっと読んだだけではわかりにくいと思いますので、実際にある住宅ローンの例を出して説明します。

住宅ローンの比較は次の3つで行います。

  • ソニー銀行(変動金利セレクト):融資手数料=住宅ローン借入額の2.16%
  • 楽天銀行(変動金利):融資手数料=住宅ローン借入額の2.16%
  • 新生銀行:融資手数料=54,000円(安心パックなし)

建物は2,000万円、土地代は1,000万円、住宅ローンの融資手数料以外の諸費用が400万円、頭金として出す金額は300万円として計算します。

  • ソニー銀行:2,000万+1,000万円+400万+融資手数料約68万円-300万 = 3,168万円
  • 楽天銀行:2,000万+1,000万円+400万+融資手数料約32万円-300万 = 3,132万円
  • 新生銀行:2,000万+1,000万円+400万+融資手数料約5万円-300万 = 3,105万円

となります。

住宅ローンの保証料を計算する方法

住宅ローンの融資手数料は明記されている場合がほとんどですが、保証料の場合は明記されている場合と審査結果によって変わる場合があります。

保証料については各金融機関の住宅ローンの手数料や金利について説明しているページにだいたい書かれています。

保証料が明記されている場合

保証料が明記されている場合はこんな感じで書かれています。

画像は三井住友信託銀行のページです。

住宅ローン 金利一覧表

こんなふうに書かれているといくら掛かるのか計算しやすいですね。

例えば、元利均等返済で3,000万円借りて35年で返済する場合は表から返済年数35年の163,660円を3倍すれば保証料を計算できます。

保証料が明記されていない場合

保証料が明記されておらず、住宅ローンの審査結果によって変わる場合はこんなふうに書かれています。

画像は徳島銀行の住宅ローン商品説明書のものです。

住宅ローン 金利一覧表

この場合は数字の間くらいで計算しておくといいと思います。

候補に挙がってきている住宅ローンのそれぞれに必要な借入額を計算できたら住宅ローンごとに総支払額を計算しましょう。

その6:候補に挙がってきている住宅ローンの総支払額を計算する。

それでは、あなたが利用できる住宅ローンの中から総支払額が一番少なくなる住宅ローンを見つけていきましょう。

住宅ローンの返済額を計算できるサイトへアクセスする

まずは、住宅ローンの返済額を計算できるサイトへアクセスしましょう。私がよく使っていて使いたいサイトはこちらです。

返済プランに比較へ進む

ここで使うのは返済プランの比較です。

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こちらのボタンをクリックして下さい。

住宅ローンの総支払額を計算するために必要な情報を入力していく

それでは、1つずつ必要な情報を入力していきましょう。

金融機関や住宅ローンの名前

まずは、金融機関や住宅ローンの名前を入力しておきましょう。計算した後で「あれ、これどこの住宅ローンだったっけ?」というミスを防ぐためです。

住宅ローン 金利一覧表
住宅ローンの金利タイプを入力

固定金利か変動金利か金利期間選択かを選びます。固定金利はフラット35のような全期間固定のことです。

住宅ローン 金利一覧表
住宅ローンごとに必要な借入額を入力

一つ前の手順で計算した住宅ローンごとに必要になる住宅ローンの借入額を入力します。

住宅ローン 金利一覧表
返済方法を入力する

元利均等返済か、元金均等返済かを選びます

住宅ローン 金利一覧表
返済年数を入力する

あらかじめ決めておいた住宅ローンの返済年数を選びます

住宅ローン 金利一覧表
住宅ローンの金利を入力する

住宅ローンの金利を入力していきます。フラット35などの固定金利であればあらかじめ決まっているのでその金利を入力します。

変動金利型の住宅ローンについては金利の予測を立てる必要があります。

ここではざっくり5年後から+1%、その10年後から+1.5%の水準で推移するとして入力します。詳しい金利上昇の予測などについてはこちらの記事を読んで下さい。

変動金利住宅ローンの計算、メリットデメリットが猿でもわかる記事
9割以上の人が変動金利住宅ローンを選んでいる!?メガバンク(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)で住宅ローンを新規に借りている人の9割が変動金利住宅...
住宅ローン 金利一覧表
融資手数料を入力する

住宅ローンを借りるために必要な融資手数料を入力します。

住宅ローン 金利一覧表
保証料を入力する

保証会社に支払い保証料を入力します。

住宅ローン 金利一覧表
フラット35の総支払額を計算する場合

フラット35の場合は団体信用生命保険への加入が任意であり、加入する場合は保険料がかかります。また、団体信用生命保険へ加入せずに収入保障保険で代用する場合でも保険料がかかります。しかし、このサイトでは団体信用生命保険の保険料について入力するところがありません。

そこで、私は通常団体信用生命保険や収入保障保険の保険料は保証料の欄に入力しています。

あと、フラット35を借りるためにかかる適合証明書の取得費用については融資手数料に追加する形で計算しています。

全ての情報を入力できたら試算実行ボタンをクリックする

全ての情報を入力できたら試算実行ボタンをクリックしましょう。そうすると、毎月の住宅ローン返済額と総支払額が表示されます。

住宅ローン 金利一覧表
試算結果から支払う住宅ローンの利息を計算する

試算実行ボタンを押して計算される差額は住宅ローンの利息の差額ではなく支払総額の差額です。住宅ローンの借入額の違いについては考慮されていません。そのため、住宅ローンごとにいくらムダな住宅ローン利息を支払うのかを計算する必要があります。

計算の仕方はかんたんで、表示されている総返済額から住宅ローンの借入額を引けば大丈夫です。

ソニー銀行の例で計算すると

  • 総返済額:40,769,323円 – 借入額:31,680,000円 = 9,089,323円

となり、住宅ローンの利息として9,089,323円かかっていることがわかります。

住宅ローン利息の金額と手数料や保証料を足して総支払額を計算する

住宅ローンの利息を計算できたら、融資手数料や保証料、つなぎ融資にかかる手数料や利息、フラット35の場合は団体信用生命保険料や適合証明書の取得費用を足して、その住宅ローンを借りるといくらムダなお金を支払うのかを計算します。

ソニー銀行の例で計算すると(つなぎ融資は300,000円かかるとします)

  • 住宅ローン利息:9,089,323円 + 融資手数料:684,288円 + つなぎ融資:300,000円 = 10,073,611円

となり、ソニー銀行の住宅ローンを選んだ場合10,073,611円のムダなお金を払うということがわかります。

その7:計算した結果をメモしていく

計算結果をメモしていきましょう。メモについてはメモ用紙でもいいでしょうし、自作でエクセルシートにまとめてもいいでしょう。

計算結果で分かった数字だけではなく、事前に調べた条件についても備考欄などを作ってメモしておくといいですね。

住宅ローン 金利一覧表

え?エクセルシートが欲しい?仕方ないですね〜。こちらのページにアドレスを入力してもらうことでダウンロードできるようにしておきましたので使いたい方はどうぞ

その8:メモした結果を見比べてあなたにとって一番有利なものを選ぶ

ここまでできれば後はその中から選ぶだけです。もちろん、住宅ローン審査に通るかどうかはやってみないとわからないところではあるので、候補に出ている金融機関の住宅ローン全てに申し込んでみるというのもOKです。

その前に、住宅ローンの審査について知っておくべきことをまとめた記事があるので興味があれば読んでみてください。

住宅ローンの審査、基準、期間、事前に確認しておくべき3つの項目
住宅ローンを借りられるかどうかを不安に感じる人もいると思います。現金一括で家を買わない場合、住宅ローンの審査に通らなければマイホームを買うことができません。...

住宅ローンの選択1つでも数万〜数百万円と支払う金額が変わってくる

住宅ローンのことなんてよくわからないから、ハウスメーカーや銀行任せでいいや!という人は多いですが、お金を損したくないのであれば自分できちんと調べて計算して有利なものを選びましょう。

自分でやる時間が無かったり、手間を掛けるのが面倒だということであればお金を払ってでもプロにアドバイスを受けた方がいいです。結果的にそのほうが時間もお金も節約できるようになります。お金をケチるのをやめない限りお金で損し続けることになります。

住宅ローンの選択1つで大きな違いが出ます。あなたにとって一番有利な住宅ローンを選んでください。