借りられる額と借りてもいい額は違う

前回は、予算を決めることでマイホームの実現が半年くらい早くなりムダな家賃も節約できるとお伝えしました。

今回は「借りられる金額と借りても良い金額は違う」ことについてお伝えします。

家を買うのに住宅ローンの審査が通るかどうかや、いくらまで借りられるかということはよく考えられる方は多いです。

しかし、いくらまで借りて大丈夫かということを考える方が重要です。

もちろん住宅ローンを借りることは大事です。
借りられないと多くの場合でマイホームも手に入りません。

しかし、家を建てたとしても住宅ローンを返していけないのは最悪ですよね。

マイホームが手にはいらないことよりも最悪です。
多くの場合で家を手放しても二束三文にしかならず、家を手放したあげく借入だけが残るという状況になってしまうからです。

家を処分し、新たに賃貸マンションの家賃を支払いながら、返しきれなかった住宅ローンを支払っていくのです。

では、具体的に「借りられる金額と借りてもいい金額」の違いを見て下さい。

住宅ローンを返せなさそうでも審査には通る

仮に、あなたが30歳で年収300万円だったとします。

あなたが借りられる金額は2,260万円です。
(金利2.01%、フラット35での試算)

では、2,260万円を返済するとなると、毎月の返済額は約75,000円です。

年収300万円というと、毎月の収入は25万円。

25万円から社会保険料や厚生年金。
所得税や住民税を支払ったら手取りは21万円くらいになるでしょう。

21万円から75,000円支払ったら残るお金は145,000円です。

このお金で生活費はもちろん、子供の学費や保険料、車の税金などを支払った上で将来への貯蓄をしていかなければなりません。

この借入は問題無さそうか、あなたはどう思いますか?

おそらく住宅ローンはなんとか返済できても生活はボロボロ、貯蓄は全くできないという状況になると思います。

でも、住宅ローン審査には通るのです。

この借りられる金額と借りてもいい金額の違いをハウスメーカーや銀行などがきちんと伝えないので年間で5万件以上の人が住宅ローン返済できなくなって家を手放している現状があるのです。

「返済していける」というのは、ただ住宅ローンを払えるという状態ではありません。

住宅ローンを支払いながら、日々の生活費も支払い、子どもがいればこどもの学費も支払い、車の買い替えがあれば車を買い換えたり、老後の蓄えをしていかなければなりません。

住宅ローンを支払いながら、生活を満足に送ることができるかどうかで判断する必要があります。

大事なことなのでもう一度言います。

住宅ローンを支払いながら、生活を満足に送ることができるかどうかで判断する必要があります。

これが出来ていないと、住宅ローン地獄まっしぐらです。

家計の出費の大半が住宅ローンに消えます。

生活費は限界まで切り詰め、趣味や旅行なんてもってのほか。
老後への貯蓄もできずに、だんだん古くなってくる家に住みながら、ただただ将来への不安を感じるだけの生活です。

あなたはこんな生活を送りたいでしょうか?もちろんそうではないと思います。

住宅ローンの返済額は家賃と同じにしておけば問題ないのか?

この住宅ローン返済額についてハウスメーカーや工務店から「今の家賃と同じくらいの支払いなら大丈夫ですよ。」と提案されることがあります。

確かに、今の家賃と同じくらいの支払いなら返済できそうだと思いますよね。

しかし、これも将来住宅ローン返済できなくなる大きな原因になるのです。

なぜ、住宅ローン返済額が家賃と同じくらいだから大丈夫だと判断してはいけないかについては次回お伝えします。

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