なぜ、家を買うと子どもが泣いてしまうのか?

前回のページでは、先のことをよく考えておかないと顔を合わせるたびに夫婦喧嘩するような生活になると、お伝えしました。

そして、あなたが大切に思っているお子さんの将来を変えてしまいます。

今回は、私の両親が住宅ローンを支払えなくなって家を売った時に子どもだった私や弟にどんな影響があったのかをお伝えします。

この話を読んで理解していただくことであなたの大切なお子さんが同じ目に遭わずに済みます。

私の両親は住宅ローンを払えなくなって家を売って離婚しました

両親は住宅ローンを支払えずに家を手放しました。
最終的な原因は離婚でしたが、それに至る過程が壮絶でした。

家を買ってから数年は何の問題もありませんでした。
毎年2回は旅行に行き、父親は義理の父親でしたが明るく楽しい家族でした。

しかし、不景気で給料が下がってきて支払いが苦しくなってきました。
そのため、母親が働きに出るようになりました。
それでも、支払いは厳しかったようです。

借入金額は3,500万円だったと聞いています。
今から思うと、給料が減る前でも借りすぎの金額です。

お金に困ってくると夫婦の会話はドンドン少なくなり、常に家の中の雰囲気は殺伐としていました。
父親を交えて食べる食事は常にお通夜です。

両親は夫婦げんかを子どもに見せまいと、寝室でケンカをしていました。
しかし、声が大きいので筒抜けなんです。
大きい声で怒鳴り、母親が父親を思いっきりビンタする音が聞こえてきました。

その頃私は12~14歳くらいでしたが、やはり怖かったです。
2つ年下の弟はうつむき、8つ年下の弟は泣いてました。
これが休みの度あるんです。

父親の「お前が家なんか買うからこんなことになったんだろう?」
という言葉も聞きました。

母親は常にイライラしていました。
些細な事、特にお金がらみのことでよく子どもに怒っていました。

家の中がおもしろくなく、非行に走りかけたこともあります

私もよく怒られました。
でも、当時思春期の私はよく反発しました。
友達の家に入り浸り、毎日夜8時くらいに帰宅していた時も怒られました。
その時とっさに「こんな家にいたって何も楽しくないわ!」と叫んでしまいました。
今思えばひどい一言だったと反省しています。

しかし、当時の私はいっぱいいっぱいでした。
相談するところもありません。
「親がお金のことで悩んでいて家の雰囲気が悪い」なんて、中学生の子どもが相談できるところはありません。

非行に走りかけたこともあります。
お酒を飲んでみたり、たばこを吸ってみたり。
それは続きませんでしたが、気持ちのやり場がなかったことは確かです。

こんな状況になってから離婚までに2年かかりました。
最終的には父親が「こんな生活はもう耐えられない!」と給料の振込口座を自分しかわからない口座に変更し、生活費を入れなくなりました。

「子どものことを考えたら離婚できない」と母親はそれまで粘っていましたが、これが離婚への決め手になったようです。

男の子8つ下の弟は義理の父親の子どもです。離婚が決まったときは5歳でした。
父親との別れ際「パパ、今までありがとう。」と泣きながら言っていました。
父親は「ごめんな。」と言っていましたが、もう手遅れです。

旅行に行き、休みの日は父親とキャッチボールをし、ギターを教えて貰い、高校の入学や進学、成人や就職、結婚や出産を祝ってもらえたと思います。
でも、それはできませんでした。
お金の問題さえなければこんなことにはならなかったはずです。

それ以来、私は父親とは会っていません。

学校、アルバイトに忙しく、死にかけたこともあります

私は高校入学前から専門学校への進学を考えていましたが、離婚をした親にお金を頼れないことはわかっていたので高校時代はアルバイトに明け暮れ、自分で進学費用を貯めました。

県外へ進学しましたが、自分で貯めたお金だけでは足りなかったので奨学金を借り、さらに学校が終わってから朝3時や5時まで居酒屋でアルバイトの生活です。

学校周辺は家賃が高かったので、入学から1年は原付バイクで1時間かかる距離のところに住んでいました。

朝3時や5時に仕事が終わって眠い目をこすりながら1時間かけて家まで帰ります。
途中居眠り運転をしていて、もう少しのところでトラックに轢かれて死にかけたという経験もあります。

弟も進学を希望していましたが、部活に忙しくバイトでお金を貯めることができなかったので、進学を断念しました。

家の購入はあなたのこどもの将来も変えてしまいます

お金の問題で頭を抱える、つらい思いをするのは夫婦だけではありません。
私は一番つらい思いをするのは子どもだと思います。

親が作った住宅ローンで支払いに困り、家の雰囲気が悪くなり、夫婦喧嘩し、子どもに八つ当たりし、離婚する。

子どもはなにか悪いことをしたでしょうか?
していませんし、子どもが原因を作ることはできません。
子どもの心には傷が残ってしまいます。

こんな状況になれば、
あなたは「家なんて買わなければよかった・・・」と思いますよね。

人生で最大の買い物が人生で最大の後悔になってしまうかもしれません。

多額の住宅ローンを借りて家を買うことが、どれだけあなたやあなたの子どもの将来への危険性があるかおわかりいただけたと思います。

それでは、暗い話はここまでにしてあなたが「この家を買って本当に良かった」と思える買い物にするためにどうすればいいのかを次回からお伝えしていきます。

次回お伝えすることは、「マイホーム購入は予算決めからすべき2つの理由」です。

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