こんにちは~!
徳島の住宅購入相談専門ファイナンシャルプランナー中川です。
「早く買うVS老後に買う、家を買うのにお得なのはどっち?」
さて、「家を買うなら早い方がお得よ~」と張り切っている雪下千紗子(せっかちさこ)さんと、「家は子育てが終わってからゆっくり買おう」と決めた待田里幾三(まったりいくぞう)さんの物語です。
雪下千紗子さんの言い分はこうです。
「家賃を払い続けるなんてもったいない!同じ払うのなら自分の資産になる住宅ローンのほうがお得よ」
これはよくあるパターンですね。
待田里幾三さんの言い分はこうです。
「いや~、家は欲しいけどこれから子どもの出費とかも増えるから、まだいいんじゃないの?」
これは奥さんにせっつかれそうな意見ですね。
では、二人の将来がどうなるのか見ていきましょう。
家を今すぐ買うと、子どもが独立してから買う以外の条件はすべて同じにします。
共通条件は以下のとおりです。

現在の預金は500万円
住宅購入金額は2,500万円(諸費用込み)
現在の家賃は6万円
毎月貯蓄は10万円しています(目的は分けていない)

雪下千紗子さんはすぐに家を買って住宅ローンを組みました。
預金の中から300万円出して、2,200万円の住宅ローンを25年返済、金利3%の全期間固定住宅ローンです。
毎月の返済額は104,326円で、総返済額は31,297,804円です。
住宅ローン以外の固定資産税などの住居維持費が毎年10万円かかるとして、60歳までに払う住居維持費は250万円。
合わせて、総支払額は33,797,804円です。
毎月10万円の貯蓄をしていましたが、住宅ローンの金額が45,000円、住居維持費が月あたり8,000円増えたので毎月貯蓄できる額が47,000円に減りました。
雪下千紗子さんの60歳時の預金残高は16,100,000円です。
対する待田里幾三さん、60歳の時に家を買います。
60歳までに貯まっているお金は3,500万円です。
60歳までに支払う家賃の総額は1,800万円で、家の購入金額は2,500万円、合計は4,300万円です。
家購入後の預金残高は1,000万円です。
このケースだとさっさと家を買った雪下千紗子さんのほうが得だった計算になりますね。
ただし、ここには条件に出てきませんでしたが、雪下千紗子さんの場合、家賃に比べて住宅ローンの金額が大きくなっているので、子どもが大きくなってきたときの生活費増や進学に伴う学費の捻出に苦労するかもしれません。
また、不測の事態に備える体力も少なくなるので生命保険に加入したりなど、不要な出費が増えてしまうかもしれませんね。
このケースでは先に家を買ったほうが得になりましたが、色んなケースでどちらがいいかどうかは変わってきます。
「早く買わないと!」という考えだけにとらわれるのではなく、どういう家の買い方が自分の人生をより豊かにしてくれるのかをしっかり考えておきましょう。