分譲マンションを購入するときの値段には土地の値段が含まれています。
しかし、この土地は自由に売ったり買ったりできる所有権ではなく、敷地を自由に使うことができるという敷地利用権です。
敷地利用権は原則それだけを売ったりすることが出来ません。
つまり、「ちょっとお金困ったから土地売ろうか~」みたいなことは出来ません。
また、地震などの災害にあって建物が倒壊した場合、単独で処分できない敷地利用権は売れません。
売れた所で、建物なしで、敷地を自由に利用できる権利だけなんて誰も買いませんよね?
所有権のマンションはこういう問題もあるんですが、もっと大きな問題もあります。
それは、建替や大規模修繕になった時です。
40年も50年もしたら建物も痛んできます。
そこで建替や大規模修繕をしようという話になります。
しかし、30歳でマンションを購入したならば、もう70歳や80歳になっています。
もうちょっとしか住まないのに、そこへまた大きなお金を出して建替や大規模修繕をしたいと思うでしょうか。
現実に建替や大規模修繕の時はかなりもめるようです。
これらが必要なマンション数万戸のうち、建替などが完了しているのはわずか1,000戸くらいと聞きます。
建替に反対するものに対しては、売渡請求ができ、建替推進派は反対している人の部屋を売ってくれと請求することができます。
しかし、部屋を買うということはそこにまた費用がかかるわけです。
こんな理由で、マンションの建替や大規模修繕はかなりもめるようです。
定期借地権のマンションにするとこの建替の問題は解消されます。
予め50年なら50年と住める期間が決まっているので、その期間がすぎれば取り壊して終わりです。
さらに、売れないような土地の値段も安くて済みます。
マンションの購入を考えている人は、敷地利用権のマンションではなく安く買えて将来揉め事のリスクも少ない定期借地権のマンションがおすすめです。